ベビーサインは「親子で会話するもの。」と思われがちですが、兄弟(姉妹)・ペット・お友だちとだってサインで会話ができます。
今回は、我が家の子どもたちの様子をご紹介します。
よく上の子どもは赤ちゃんがえりすると聞きますよね。おなかに赤ちゃんがいると知って喜んでいた我が家の長女も、産後は赤ちゃんがえりをするのかなぁと思っていましたが、なんと「ベビーサインの先生」に変身!
生まれたばかりの妹に【おしっこ?】【うんち?】【おっぱい?】【お水?】など、たくさん話し掛けていました。ベビーサイン育児をしてきたのでサインはお手のもの、お母さんと同じようにサインを教えられることで自尊心をくすぐられたのでしょうか、赤ちゃんがえりをしませんでした。
サインを卒業しても役に立つことがあるようです。
かわいいなぁと思ったのは、おやつの時間になると2人で【おやつ】のサインを見せにきてくれた事です。食いしん坊な下の子が、お姉ちゃんのお皿のお菓子も欲しくて【もっと】のサインをしたのには苦笑いでした。
またある時には、下の子が絵本をもってきてお姉ちゃんに【絵本】(読んで)のサイン。
お姉ちゃんも「いいよ」と返事をして絵本を読んであげたり、下の子がお姉ちゃんのお気に入りのおもちゃを触っている時に、お姉ちゃんが【大切】のサインをしてあっさり返してくれたこともありました。
サインで普通に会話をしている2人がとても微笑ましかったです。
下の子は実家の愛犬ともサインで会話をしていました。
1歳過ぎた頃になると、愛犬にごはんやおやつをあげるのを積極的にやりたがったのですが、お話がまだ上手ではないので、ベビーサインで「待て!」「よし!」をやりとりしていました。
【ねんね】のサインをして一緒にごろんと寝る孫と愛犬に、おじいちゃん、おばあちゃんもビックリ!
相手がペットでもサインで通じ合うことができるんですね。
ベビーサインを覚えると、お母さんとだけでなく周りとのコミュニケーションも自然に取れる様になります。赤ちゃんも伝えたいことを周りが理解してくれるので、伝わらないストレスから来るぐずぐず、いやいやが減ります。
三上 千賀 【「ベビーサイン教室」きらり主宰 】
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ベビーサインとは、まだ話せない赤ちゃんとおててを使ってコミュニケーションをする育児法です。 育児ストレスが軽減したり、幼児期の言語能力が高くなったりと沢山のメリットがあります。 そんなベビーサインのお話やベビーサインを中心とした我が家の育児の様子をご紹介していきます。