あと1週間もすれば『啓蟄』。そろそろ春の到来を感じる頃ですね。
春先は、身体の新陳代謝が活発になりホルモンの分泌も盛んになります。
また、冬に比べて皮脂や汗の量も増えますし、冬の間の寒さで体の中に溜め込んでいた物が体外に出ようとするため、皮膚のトラブル、アレルギー症状が出やすくなる時期でもあります。
また、そうした体調の変化やお肌のトラブルに加え、花粉症の症状で悩まれる方も年々増えています。
春にはあたたかい日も増え、木の芽が芽吹き緑豊かになり過ごしやすくもなりますが、自然の変化が私たちの心身へ様々な影響を与えトラブルがおこりやすい時期でもあるということになります。
ひどい症状の場合はお薬を飲まざるを得ないこともありますが、日常的にハーブティーを飲むことで、薬の量を少しでも減らしたり、あるいは薬を飲まなくても良いほどに体質を改善していくことができます。
ぜひとも毎日いただくお茶としてハーブティーを加えてあげてください。
アレルギー症状に有効なハーブティーは、主に「エルダーフラワー」、「ネトル」などです。
エルダーフラワーは、インフルエンザの特効薬と言われているハーブです。
フラボノイドを豊富に含むハーブの代表で、発汗、利尿作用にすぐれています。その他にも、抗カタル作用といって粘膜の炎症を鎮める働きがあるので、花粉症による喉や鼻の粘膜の炎症にも有効です。
ハーブティーとしていただく以外に、欧米では家庭の薬箱として自宅のお庭に咲いたエルダーフラワーをシロップに漬け込んだコーディアルという飲料を常備している家庭も多いそうですよ。
コーディアルは日本でも売られていますので、そちらを利用されるのもお手軽でよいですね。
ネトルはクロロフィルを豊富に含むハーブで、昔から、血液を綺麗にするハーブとして利用されてきました。
浄血の目的ではアトピーや花粉症、リウマチなどのアレルギー疾患に用いられ、春になる前の2月くらいから飲むとよいと言われています。ハーブティーは身体に対する作用が穏やかで優しいので即効性はあまりありませんが、長期的に飲んでいくことで身体の中からキレイに、そして体調を整えていくことができるのです。
ネトルのティーは緑茶のようなお味でとても飲みやすくなっていますので、毎日の1杯に取り入れやすいかとも思います。
(できれば1日3杯程度飲まれることをおすすめします)
我が家ではハーブティーとしていただく以外にネトルの自家製チンキ剤をお水やお味噌汁に混ぜて飲用しています。
こちらの利用法もおすすめですのでご紹介しますね。
•薄めて飲む
•湿布やローションとして外用
一般財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:松尾道彦)によりますと、
濃い青紫色の花色がとてもきれいなブルーマロウは、粘液を豊富に含むハーブとしてよく知られています。
そのため、昔から風邪からくるのどの痛みや腫れ、胃炎、膀胱炎などに、粘膜を守る目的で用いられてきました。
粘膜保護の役割から、咳、気管支炎など呼吸器に対する働きも目を見張るものがありますので、花粉症症状を和らげる目的でも使うことが出来ます。
レモンを加えるとピンクに変わることでも有名なお茶で、我が家ではハーブティーとしていただく他にもある工夫で子供たちも楽しめる飲み物に変化させています。
その名も『ブルーカルピス』
レシピという程のものでもありませんが、カルピスを作る時に加える水を、ブルーマローのハーブティーに変えるだけの簡単レシピです。
ぶどうミルクのような優しい紫色のカルピスは、見ているだけでもワクワクするようです。
お子さんがハーブティーに苦手意識をもたないためのはじめの一歩として、カルピスに限らず紅茶やオレンジジュースなどに割ってみるといいですよ。
いろいろなフルーツジュースとブレンドしてどの味がお気に入りかを探すのも楽しみですね。
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山下 美紀 【Kahua~relaxing on earth~主宰】
記事テーマ
香りがあると心に余裕ができたり当たり前の日常がキラキラと特別なものになります。お気に入りの香りを部屋に芳香したり、お掃除や日々のセルフケアにアロマやハーブを用いたり。ほんの一滴が心の栄養になることってあるんですよ。植物の力で外側からも内側からも美しく健康でいられる、暮らしが楽しくなるそんな方法をお伝えします♪