前回はお花を長く楽しむためのコツをご紹介しました。夏にお花が持たないのは水温があがり、バクテリアが繁殖しやすいことが原因の一つです。なるべくこまめに水を換えてあげると長持ちします。またこの時期、お花を長く楽しむためにはお花選びも重要になってきます。今回は夏の暑さにも強い、日持ちのよいお花をご紹介したいと思います。
通年、日持ちするお花として代表的なのが菊(マム)、オーニソガラム、アルストロメリア、トルコキキョウ、アンスリューム、デンファレやシンビジューム、ファレノ等の蘭類です。グロリオサ、ユリ等も次々と咲くので比較的長く楽しめます。カーネーションは非常に日持ちが良いお花ではありますが、暑さに弱いので夏場は避けた方が良いでしょう。
枝物、葉物も日持ちするものが多いので、グリーンだけで活けても涼しげな空間を演出することが出来ます。
また、夏は延命剤(花持ち剤)を入れる事によってかなり日持ちが変わって来ますので、ぜひ一緒に購入しましょう。
上手にお花を選び、夏でもお花を楽しんでくださいね。
内田屋 薫子 【花空間プロデューサー】
記事テーマ
幼児期の頃から花に触れることにより、色、香り、感触等の五感を刺激し、季節感や生命の限りを実感しながら子供の心を育てます。その時期の旬の花材を使用し、四季折々の季節を感じながら子供でも簡単に作れるアレンジを連載していきます。親子で気軽にお花を楽しみましょう♪