Weekly ゴーゴーリサーチ(第1096回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
いつ発生するか、誰もわからない自然災害。いざという時に慌てず、命を守るための備えと行動が大切ですよね。とくに小さなお子さまがいるご家庭はスムーズに避難できる、お子さまが安心できるための対策も必要ではないでしょうか。
そこで、今回は子育てファミリーの防災対策についてリサーチしました。
皆さんが不安に思っている自然災害は「地震」で、95.4%とほとんどの方がチェック。能登半島地震が記憶に新しく、南海トラフ地震をはじめ大きな地震が起きることも予測されているので、不安に感じている方がたくさんいらっしゃいました。
以下は
「台風・竜巻(46.8%)」
「豪雨・河川氾濫(35.3%)」
「山火事・火災(21.0%)」
という順になりました。
台風や豪雨など水の災害は毎年のように全国各地で発生しているので不安なのでは。
また、最近、アメリカ・ロサンゼルスで起きた山火事を見ると、山の近くに住んでいる子育てファミリーは「大丈夫かな?」と思っておられるのではないでしょうか。
・雨漏れ
・強風
・橋の崩落や道路の崩落
・水道管破裂などし道路が陥没
・大きな雹
・落雷
災害が発生した時の避難経路や、命を守るための行動については、「家族全員で把握」という方が多く、41.9%。普段から意識し、家族で共有していると、スムーズに避難したり、離ればなれになった時も連絡を取り合ったりできますよね。
一方、「特にしていない」という方は34.8%。「ママ・パパのどちらかが把握している」という方は23.3%でした。
災害や避難の際の備蓄、防災グッズは、季節やお子さまの成長によって入れ替えが望ましいと言われています。
「特に入れ替えていない」という方は57.6%。
「入れ替えている」という方は21.5%。防寒着を備えたり、暑さ対策のグッズを加えたりされているのでしょう。
入れ替え自体を「考えもしなかった」という方も20.9%いらっしゃいました。
自宅で準備している防災グッズは
「水(77.6%)」
「懐中電灯・ローソク(76.7%)」
「マスク(64.7%)」
「ビニール袋(56.0%)」
「軍手・靴下(53.4%)」
「除菌グッズ(46.1%)」
「トイレットペーパー(ティッシュペーパー)(46.1%)」
「ラジオ(45.2%)」
「非常食(ミルク・離乳食)(40.8%)」
「救急用品(40.2%)」
という順になりました。
トップは「水」。人間は水なしで生きられないことから、災害時にもっとも必要なものを言っても過言ではない水。飲料用、調理用、手洗い用などいろいろな用途でも欠かせませんよね。
続いては「懐中電灯・ローソク」。電気が止まった場合、真っ暗では行動できない、お子さまが怖がるので必要です。
「マスク」は、災害で発生するホコリやゴミ、ニオイなどを防ぐ、感染症などを予防するために備えておられるのでは。「除菌グッズ」「トイレットペーパー」といった衛生用品も欠かせないようですね。
「ビニール袋」はゴミ捨てだけでなく、調理に使ったり、雨をしのいだり、水を汲んだりするために、大小さまざまなサイズをご用意されているのでしょう。
「軍手・靴下」は、例えば崩れたガレキや、割れたガラスなどから手足を守る、寒さを防ぐために必要。「救急用品」もあれば安心ですよね。
「ラジオ」は電池で動くため、停電でも大切な情報をキャッチできるはず。
お子さまの防災対策として、「非常食」と一緒にミルク・離乳食を備えている方もいらっしゃいました。
・エンジン発電機
・おかし
・カセットコンロ
・コンタクトレンズ
・ソーラ・蓄電池
・ブルーシート こどものおもちゃ ガムテープとマジック ガスボンベ 紙皿 アルミ箔 ラップ 水の要らないシャンプー 電池 ウェットティッシュ ボディシート
・ペット用品
・ホイッスル
・ラップ、紙コップ、割り箸、スポンジ、スカート、父母連絡先と子供の生年月日、名前を書いたシール
・基本普段から使っているものを多めに置いているローリングストックです
・現金、停電で電子決済できなくなっても、店や公衆電話などで使えるから
・硬貨
・子どもが安心できるようおもちゃ
・新聞紙、鍋、使い捨ての皿やスプーンや箸、コンロ
・石油ストーブ
・大容量バッテリー、発動発電機、発煙筒、笛、自動車の燃料は半分になったら満タンに給油する
・発電機
・防災リュック
災害は自宅にいる時に発生するとは限りません。外出中に発生した場合を考えての行動や習慣は、
「出かけるときは家族に行先を伝える(44.6%)」
「飲料水を持ち歩く(34.2%)」
「携帯電話の充電器を持ち歩く(31.1%)」
「感染対策グッズ(マスクや除菌グッズなど)を持ち歩く(28.6%)」
「小銭やテレホンカード(公衆電話用)を持ち歩く(27.4%)」
「お菓子などを多めに持ち歩く(24.6%)」
「車のガソリンはいつも満タンにしておく(20.6%)」
という順になりました。
トップは「出かけるときは家族に行先を伝える」。どこにいるかわからない、連絡が取れないと不安ですよね。
続いては、「飲料水を持ち歩く」。いざという時も水があれば、何とかしのぐことができます。
水だけでなく、「お菓子などを多めに持ち歩く」という方も。「感染対策グッズ(マスクや除菌グッズなど)を持ち歩く」もあれば安心ですよね。
連絡手段や情報収集に欠かせない携帯電話。万一の充電切れでは大変なので、「携帯電話の充電器を持ち歩く」という方も。
携帯電話が使えないことも想定して「小銭やテレホンカード(公衆電話用)を持ち歩く」という方もいらっしゃいました。
自動車をお持ちの方は、避難に使うために、「車のガソリンはいつも満タンにしておく」も習慣にされているようです。
・エレベーターに乗らない
・ガラスを割る物入れている
・ドッグタグを購入
・なるべく運動靴やヒールの低い靴で出かける
・外出前に必ずトイレを済ませている
・使い捨てのレインコート・エマージェンシーシートを持ち歩く(どれも100円ショップ購入)。家族の写真と、連絡先一覧を持ち歩く
・鎮痛薬と下痢止めを持ち歩く
水を入れるための蛇口付き袋ポリ容器(水は入れていない)の保管や、家具の転倒防止のために天井と家具の空間に「つっかえ」をしています。(小吉/岡山県井原市)普段から簡易防災グッズを持ち歩くようにしています。災害とはあまり関係ありませんが、子どもには「マンホールの上は歩かない」ように伝えているのと、連絡先と家族の写真が入ったカードを持たせています。(もも太/広島県広島市)我が家は地震が起きたら荷物をすぐまとめて逃げられるように、3.11の日に防災グッズの点検をしています。地震が起きても生きていけるように子供達にも災害の備えは大事だと伝えています。(ももか/埼玉県狭山市)日常車を運転中でもここは避難経路になっているけど、川が氾濫したら通れないから避難場所へは遠回りしないとならないとかあれこれ想定しています。(Daimler/香川県坂出市)大人がそばにいない状況にて被災した場合にどうするか話し合っている。(ゆのん/東京都府中市)避難場所を、災害の種類に分けて2カ所設けています。川の氾濫なら、小学校の校庭、地震なら、川沿いの公園という風に。(ぶぬだん/東京都八王子市)ローリングストックしている。キャンプ用品やアウトドア用品を購入し、趣味でも災害時でも使えるようにしている。寝室には家具や家電を置かない。野菜を育てている。パックご飯などの購入。(はっちゃんママ/神奈川県横浜市)NHKの「キキとカンリ」というテレビを見たり、防災の絵本を読んだりしています。(やえはるあいママ/愛知県大府市)それぞれ子ども用のセット(リュック)を自分で持てるサイズで寝室に準備しています。園で起きた時は先生の言うことを守り、家で起きた時はパパ・ママの側を離れないことを約束させています。いつどこで体験するか分からないことなので不安はありますが、日頃からの備えと意識しておくことは大事だと思っています。(36りぼん/鹿児島県南さつま市)もし災害が起きた際、子どもの気持ちを落ち着かせる為に子どもが好きなシールブックも防災グッズに入れています。(ほにゃこ/愛知県豊田市)阪神淡路大震災で避難所生活も経験しているので、その話を毎年必ずしています。(WAKAっ子/奈良県奈良市)東日本大震災の時に、車の給油で苦労した記憶があるので、ガソリンは週末毎に満タンにしている。(いわし雲 /栃木県宇都宮市)
「防災対策してますか?」と題した今回のリサーチにも皆さんご協力をいただき、ありがとうございます。
毎年のように起こる災害に、多くのママ・パパが不安とお答えに。とくに地震を心配されている方が9割を超えていました。もちろん、不安に思っているだけでなく、万一の際の備えはしっかりされているよう。水や食料品、衛生用品、医薬品をはじめ、携帯電話の充電器、お子さまのための食べ物、怖い思いを和らげるためのオモチャや絵本を用意されている方もいらっしゃいました。
また、お子さまがある程度大きくなってくれば、どこに逃げるのか、何をするのか、教えている方がたくさん。ママ・パパがそばにいない時も考えられますものね。
災害は起きないことが一番ですが、備えておくことは大切。「今回のリサーチを機にしっかり対策したい」という声もいただきました。皆さんのフリーコメントも参考に、家族揃って災害対策をしてみましょう!
第1097回の投票テーマは「どうする、どうした保育所・幼稚園選び」です。
今週もぜひご投票ください。
頭を抱えてまんまるに。子どもと遊びながら楽しく覚えることも災害の備えになるね・・・ (byミキハウス子育て総研)
Q1-1.不安に思っている「自然災害」は何ですか?(複数可)
Q1-2.その他の場合はどのような災害ですか?
Q2.ご家族で避難所までのルートや、非常時の行動を確認していますか?
Q3.季節によって備蓄・防災グッズの入れ替えをしていますか?
Q4-1.災害に備えて自宅で準備しているものは何ですか?(複数可)
Q4-2.その他の場合はどんなものですか?
Q5-1.外出中の被災に備えて日頃から意識していることや、 携帯を心がけているものはありますか?(複数可)
Q5-2.その他の場合はどんなことですか?
Q6.災害への備えや、お子さまを守るために工夫していることがあれば教えてください。
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