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“母乳育児”事情調査

Weekly ゴーゴーリサーチ(第1072回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ

●分析

赤ちゃんの命と成長の源であるミルク。母乳の場合、出やすい・出にくいの個人差が大きく、どうすればいいのか、悩まれたママもいらっしゃると思います。
そこで、今回は“母乳育児”をテーマに、ママたちが赤ちゃんが生まれてからの授乳をどのようにされたのか、教えていただきました。

Q1.授乳期間中、母乳はよく出ましたか?

授乳中の母乳の出具合は、
「出た(56.2%)」
「あまり出なかった(32.6%)」
「どちらともいえない(11.2%)」
という順になりました。

今回のリサーチでは半数以上が「出た」とお答えになられましたが、「あまり出なかった」という方もいらっしゃいました。やはり個人差が大きいのですね。

Q2.新生児の頃(生後1~3か月)は、母乳を与える時間を決めていましたか?

母乳を与える時間は、「特に決めていなかった」という方が6割以上の63.5%。母乳はさっと与えることができますし、ママのおっぱいが張ってきたりするタイミングで与えられていたのかもしれませんね。

「決めていた」というママは36.5%でした。

Q3.新生児の頃は、一日に何回くらい母乳を与えていましたか?(差がある場合は多い時)

新生児の頃に与える1日の母乳の回数は、
「10回~15回(41.7%)」
「覚えていない(24.8%)」
「9回以下(24.5%)」
「16回以上(9.0%)」
という順になりました。

トップは「10回~15回」で回数は多め。Q2で母乳を与えるタイミングを「特に決めていなかった」とお答えのママが多かったこともあるのか、お腹を空かせたタイミングはもちろん、泣いたり寝かしつけたりする度に与えられていたのでしょう。そのため、「16回以上」とかなり多く与えられているママも。

赤ちゃんの飲み具合やママの体調、生活のリズムなどによって、回数にも個人差があるのかもしれません。

Q4.母乳が出なくて(出ているか分からなくて)不安に思った時期はありますか?

母乳に対しての不安について、45.0%の方が「誕生~1か月」に不安を感じていたとお答えに。母乳は赤ちゃんに栄養を与える・免疫力をつける役割も果たすため、「母乳を与えたい」という気持ちが強い反面、不安が大きかったのかもしれませんね。
しかし、赤ちゃんが成長し、ママとしての時間を重ねるうちに「ミルクでも大丈夫」という不安が解消されていったようで、割合も少なくなっていました。

不安を感じることは「特にない」というママも33.0%いらっしゃいました。

Q5-1.母乳育児で困ったことはありますか?(複数可)

母乳育児で困ったことは
「おっぱいの張り・しこり(52.3%)」
「あまり母乳が出ない(33.9%)」
「上手に吸ってくれない(31.9%)」
「左右の出方が違う(28.3%)」
「歯で噛まれて痛い(28.3%)」
というお困り事が上位にランクインしました。

トップは「おっぱいの張り・しこり」。おっぱいの張りは母乳がたくさん作られているサインなのですが、とても痛いですよね。しこりも発見すると「乳腺炎かもしれない」と不安になられたのかも。

続いては、「あまり母乳が出ない」。母乳で育てたいけれども、十分な量が出ていないと悩みますよね。「左右の出方が違う」ことで困ったというママも。

母乳を飲む赤ちゃんについては「上手に吸ってくれない」「歯で噛まれて痛い」に多くのママのチェックが入りました。

Q5-2.その他の場合は?

・おっぱいに水ぶくれができたときはどんなトラブルよりも痛かった
・カフェインがとれない
・副乳が痛すぎて眠れず夜中に搾乳したり24時間脇の下を冷やしていた
・抱っこの形がわからない
・外出先で授乳室が少ない
・母乳をしっかり飲めてるか飲めてないのかわからない
・夜間の授乳を夫や他の家族に任せることが出来ず、寝不足が辛かった
・寝る体制が悪いと服とシーツが母乳でびしょびしょに濡れてしまうこと
・母乳性黄疸
・赤ちゃんの便秘
・授乳時間が長かったこと(1回30分以上かかっていました)
・胸が張って外出ができない
・乳腺炎になるので甘いお菓子を控えなければならない
・腱鞘炎になってしまった

Q6-1.困ったときに相談したり、頼りにしたのは?(複数可)

母乳について困ったときの相談先や頼りにしたのは、
「出産した産院(44.4%)」
「パパ(42.8%)」
「ママ・パパの母(38.5%)」
「ネットで調べた(35.9%)」
という順になりました。

トップは、「出産した産院」。担当の先生や看護師さんに指導してもらえる、助産師さんのマッサージが受けられる、場合によっては検査・治療してもらえるので安心ですよね。

「パパ」という方も上位に。夜中の授乳で寝不足など体調面、家事などの分担を相談されたのでは。

「ママ・パパの母」はもっとも身近な経験者であり、頼りになったのかも。

「ネット」は、夜中でもママ一人の時でもすぐに調べられるので、何かと助かったのではないでしょうか。

Q6-2.その他の場合は?

・義妹
・助産師の妹
・子どもがいる姉
・義理の姉
・職場の先輩
・通っていたベビークラブの元保育士さんなど
・ママリという育児アプリの中で似たような悩みを持つ方々に相談した
・エンゼル110番、たまひよのルーム(同月出産ママたちの掲示板)
・YouTubeの助産師ひさこさん

Q7.搾乳器は使っていましたか?

母乳を搾って哺乳瓶などに入れる搾乳器。おっぱいが張ってきて母乳が染み出てきたりした時や、母乳を保存しておいて外出時に飲ませたりと、母乳育児を継続しやすくなりますね。

今回のリサーチでは、搾乳器は「使っていない」という方が49.6%でトップ。

使っていた方は全体では48.1%と、使っていない方とほぼ同じ割合で、「手動を使っていた」という方が28.8%、「電動を使っていた」という方が19.3%でした。

Q8.母乳を出すために気をつけた(工夫した)ことや、これから出産を迎える方へのアドバイスがあれば教えてください。

個人差があるし、出産してみないとわからないことだから、出産前からこだわりをつくらないで出る場合はこうする、出なければこうしようくらいに考えておけば良いと思います!子育てと同じで予想通り理想通りにはいかないもんだと思っておいたらいいと思います♪(ゆのん/東京都府中市)出産前は、母乳育児で育てると意気込んでいたものの、実際は母乳の出が悪くミルクとの混合になりました。母乳で育てるということに、こだわりすぎるとかえってそれがストレスとなる場合もあるので、ミルクに頼ってもいいというリラックスした気持ちで育児に励んでいいと思います!(なつはる/埼玉県八潮市)身体が休まらないと出るものも出ないので、心配になりますがあまり気にせず、授乳と赤ちゃんのお世話以外は寝ることを優先してました。(里帰りだったので)(もえぎ/東京都板橋区)とにかく体力勝負なところがあるので、なるべくバランスよくしっかりご飯を食べること。特に鉄分不足に陥りやすいため、補うための薬剤を処方してもらったり、食品で気にして摂るようにすること。(miya/兵庫県神戸市)授乳する前にマッサージ。ミルクと混合にしてた時は、授乳時間が長くなり、オッパイが岩のように固くなり痛くなることがあったので温めてマッサージしたり、搾乳したりしていました。(ここママ/北海道北広島市)ご飯やお餅が母乳の出が良くなると聞いていたので、しっかり白米を食べていました。母乳が勝手に出てくることがあるので、お気に入りの下着を着るのは避けていた方がいいです!退院すると気軽に助産師さんへ相談できないので、入院中に小さなこともたくさん聞いていたほかがいいですよ♪(ぽるさー/大阪府和泉市)たんぽぽ茶を飲むといいと聞き毎朝たんぽぽ茶を飲んでいました!後我が子の顔を見ると母乳がよくでる?という噂を聞いて顔を見ながら授乳してました!(まにゃ/愛知県名古屋市)母乳=血液と知り、なるべく自身が栄養のある食事を摂り、ストレスフリーでいることを意識していました。また身体をあたため、水分をたくさん取っていました。(おみ/東京都杉並区)温かい飲み物を沢山飲んだり、頻回に授乳するようにしていました。また、私自身や赤ちゃんの授乳の姿勢も見直して自分が楽に授乳出来る姿勢をとるようにしていました。(ほなこ/愛知県豊田市)食べ物には気を使いました。栄養も考えバランスの良い食事にし、母乳を出すとお腹も空くので、カロリーオフのゼリーなどにしました。また、ホルモンの関係なのか、歯も弱るみたいなので、歯医者には、行きにくい時期ですが、気をつけて行ってほしいと思います。(かー/愛知県名古屋市)乳製品やケーキ類を食べると母乳の詰まりを実感するので驚きました!母乳育児は泣き止ませる手数が増えるから良い、ミルク育児は他の人の手が借りやすい(お酒も飲める!)し、乳頭への負担も少なくて良い、どっちも最高の親孝行だと当時言われたのを覚えています。気負わずに過ごすのが1番だと思います。(あい/千葉県市川市)出産後すぐは母乳があまり出ず家の近くにあった母乳・助産院で母乳マッサージをしてもらったらそこから軌道に乗って出るようになりました。(ほのちゃん/京都府宇治市)

●感想

「“母乳育児”事情調査」と題したリサーチはいかがでしたか。
母乳育児は、経済的だったりラクというだけでなく、赤ちゃんにとってもママにとっても気持ちをリラックスさせたり、免疫力が高まったりと良いことがたくさん。一方、ママはおっぱいが張る、体力を消耗する、食べ物・飲み物に気を遣うなど、なかなか大変。出過ぎてしまうことも、出にくいことも、悩みとして挙げられました。個人差が大きく、デリケートですよね。
母乳がよく出るための工夫としては、マッサージやバランスの良い食事、睡眠、カラダを温めるなどが挙げられましたが、何よりもママのリラックスがポイントに。
「赤ちゃんを育てるためには絶対に母乳でなければ」ということはありませんが、母乳育児を続けていくためには、周りのサポートも大切です。赤ちゃんはあっという間に大きくなるので、ただいま授乳期間中のママは、赤ちゃんとのスキンシップをたっぷり味わってくださいね。
今回も皆さんにご協力をいただき、ありがとうございました。


第1073回の投票テーマは「お花見しませんか!?」です。
今週もぜひご投票ください。

ミルクをゴクゴク。ニコニコの後はスヤスヤ♡ 赤ちゃんとママのとっておきの時間だね♪・・・ (byミキハウス子育て総研)

投票テーマ
“母乳育児”事情調査
投票期間
2024.03.07~2024.03.20
有効回答数
501
質問内容

Q1.授乳期間中、母乳はよく出ましたか?
Q2.新生児の頃(生後1~3か月)は、母乳を与える時間を決めていましたか?
Q3.新生児の頃は、一日に何回くらい母乳を与えていましたか?(差がある場合は多い時)
Q4.母乳が出なくて(出ているか分からなくて)不安に思った時期はありますか?
Q5-1.母乳育児で困ったことはありますか?(複数可)
Q5-2.その他の場合は?
Q6-1.困ったときに相談したり、頼りにしたのは?(複数可)
Q6-2.その他の場合は?
Q7.搾乳機は使っていましたか?
Q8.母乳を出すために気をつけた(工夫した)ことや、これから出産を迎える方へのアドバイスがあれば教えてください。

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