Weekly ゴーゴーリサーチ(第1052回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
大雨や地震など、日本各地で起こっている災害。万一の時、お子さまをはじめ家族の命を守るために災害に備えていらっしゃると思います。一方で、我が家は大丈夫と、どこか他人事に捉えていらっしゃる方も。そこで、今回は、子育てファミリーの防災対策についてリサーチを行いました。
今回、投票いただいたママ・パパが不安に思っていらっしゃる自然災害は、「地震」という方が94.1%。周期的に大地震が発生している日本。近い将来、南海トラフ地震が高い確率で起こるともいわれ、大多数のママ・パパが不安に思っていらっしゃいます。
続いては、「台風」とお答えの方で48.0%。毎年、台風が上陸して被害が出ているので、不安ですよね。台風に伴う雨はもちろん、地球温暖化の影響もあるのか、最近頻発する「豪雨」を心配されているママ・パパも41.0%いらっしゃいました。
・家が崩れる
・家具の固定
・河川の氾濫
・火災
・洪水、越水
・侵入
災害が発生した時は、安全を確保する、危険が迫る前に避難場所へ逃げることが大切。ママ・パパ、お子さまが別の場所で災害に遭遇する可能性もあるので、その時、どうするか家族で決めておくことも必要です。では、避難所へのルートや非常時の行動確認を行っておられるかうかがうと、「特にしていない」という方が48.0%。実際に起こってみないとわからない、家に居れば大丈夫とお考えなのかもしれませんね。
もちろん、「家族全員で把握している」とお答えの方も33.0%。いざという時にパニックにならないよう、家族みんなでルートや行動をインプットされているのでしょう。
暑い時か、寒い時か、季節を問わず発生するのが災害。備蓄・防災グッズは、夏用と冬用で入れ替えるのが理想ですが、「特に入れ替えたことがない」とお答えの方が半数以上で53.9%。備蓄・防災グッズを備えると、安心感もあって、ずっとそのままになってしまうのでは。「入れ替えを考えたことがなかった」という方も24.5%いらっしゃいました。
ただし、入れ替えるのではなく、オールシーズン対応できるように、寒さ対策用品と暑さ対策用品を一緒に防災グッズとして備えていらっしゃるのかもしれませんね。
季節ごとに備蓄・防災グッズを「入れ替えている」とお答えの方は21.6%でした。
災害時は電気やガス、水道、通信などのライフラインが止まってしまう可能性も。そのために、子育てファミリーはどのような防災グッズを備えておられるのか伺うと、
「懐中電灯・ローソク(75.0%)
「水(66.5%)」
「マスク(56.4%)」
「軍手・靴下(47.7%)」
「ビニール袋(46.8%)」
「トイレットペーパー(ティッシュペーパー)(44.3%)」
「除菌グッズ(39.0%)」
「ラジオ(38.8%)」
「非常食(ミルク・離乳食)(37.4%)」
「救急用品(36.2%)」
「着替え・タオル(31.0%)」
「マッチ・ライター(30.5%)」
という順になりました。
トップは、「懐中電灯・ローソク」。停電になり、真っ暗になると避難などの行動が取れない、お子さまが怖がってしまいますよね。一緒に「マッチ・ライター」を用意されている方も。
続いては、命をつなぐために必須の「水」。また、「非常食(ミルク・離乳食)」も用意されている方もいらっしゃいますね。
「マスク」は、例えば地震で木々や建物などが倒れると粉塵が舞うので、これを吸い込まないために必須。避難所での感染症対策にも役立ちますよね。「除菌グッズ」、さらに「救急用品」もあると安心で用意されている方も。
ケガ防止、防寒対策にもなる「軍手・靴下」も防災グッズの定番。合わせて「着替え・タオル」も準備しておきたいですよね。
「ビニール袋」はゴミを入れるだけでなく、雨風を遮ったり、耐熱ビニールであれば調理などにも使えるよう。
衛生という点で、「トイレットペーパー」、最新の災害情報を得るために「ラジオ」を備えている方もたくさんいらっしゃいました。
・アルミシート(保温用)
・アルミホイル、ラップ、縄、防犯ブザー、笛
・カセットコンロ、ガスボンベ、携帯バッテリー、大型蓄電バッテリー、バッテリー用ソーラーパネル
・サランラップと乾電池
・懐中電灯、非常食は大切だと思います。停電の備えとしてランタンも2個用意してあります。ランタンは電池だけで光を出せるので便利です。
・簡易コンロ
・吸水ショーツ
・寝袋、袋があいて居ない割りばし、スップン、使い捨のお弁当箱
・水タンク(袋)
・防災グッズ鞄は用意していてその中にある程度必要なものはある
外出中に被災した時の備えをうかがうと、 「出かけるときは家族に行先を伝える(39.8%)」 「飲料水を持ち歩く(31.3%)」 「感染対策グッズ(マスクや除菌グッズなど)を持ち歩く(31.0%)」 「小銭やテレホンカード(公衆電話用)を持ち歩く(26.0%)」 「携帯電話の充電器を持ち歩く(24.0%)」 という順になりました。 トップは、「出かけるときは家族に行先を伝える」。家族それぞれがどこにいるかわからないと安否の確認ができないですよね。その連絡のために「小銭やテレホンカード(公衆電話用)を持ち歩く」という方も。携帯電話が使えなくなることを想定されているのでしょう。また、「携帯電話の充電器を持ち歩く」方もいらっしゃいました。 続いては、「飲料水を持ち歩く」。防災グッズ同様、命をつなぐために水は必須なのでしょう。 新型コロナウイルス感染症の影響もあり、「感染対策グッズ(マスクや除菌グッズなど)を持ち歩く」という方もいらっしゃいました。
・ヒールで出歩くときは走れる靴を持つ
・簡易トイレ、カイロなど
・使い捨ての簡易レインコート、ビニール袋
・遊びに出かけた先や場所では、子どもに災害や何かあった時、家族と離れた時は「ここに集合ね」と伝えている
・連絡が取れなくなったら○○公園に集まると決めています!
お散歩しながら、雨の日も、晴れの日も、側溝の上は歩かないなど、こまめに何度も伝えています。(やえちゃんはるくんママ/愛知県大府市)まだ子どもが小さいので、一緒に避難する場所を見たり、非常食を食べてみたりしています。(子どもは何だか遠足気分なんですが・・・ね)(りんご娘/青森県弘前市)子どもにどういう災害があるか、それが起こるとどうなるか、どんな行動をすべきかをYouTubeや写真を見せたりしています。そしてお出かけついでに避難所の前まで一緒に行ったり、警察署の場所を教えています。非常食のローリングストックをする際に子どもも呼んで一緒に確認するようにもしています。(めるしー/兵庫県神戸市)缶詰などのストックは多く、普段使いしています。電気が止まっても食べるものはなんとか・・・なのですが、そのような状態のときに家が無事なのか疑問です。子どもにはことあるごとに「こういうときはこうする」と災害時の行動を教えてます。実際に起きてニュースになっているようなことをわかりやすく説明すると、子ども想像力が働くようです。(にゃか/岡山県岡山市)オムツや服、下着がサイズアップした時は、買い替えたタイミングで防災バッグの中の同じグッズも入れ替える。缶詰や水は、賞味期限忘れ防止のためにローリングストックにしている。(オン眉ママ /宮城県仙台市)まだ子どもが小さいので、出かけるよりは自宅にいる時間が最も長いので、もしもの地震などに備え倒れてきそうなものは寝室には置かない、リビングダイニングなども物などが落ちてきても危なくないような工夫をしています。(なつはる/埼玉県八潮市)高い棚などは取り付けないようにしています。高い場所には物を置かないようにしています。玄関先や出入口付近は、広めにして出入りしやすいようにしています。(ごまたま。/愛媛県新居浜市)出来るだけモノを決まった場所に置くようにしています。万一災害が起こった際、すぐに取り出したり、その場で探すことが無いように、置き場に関しては重要と思っています。(まん/東京都板橋区)備蓄食品と使い捨て紙製食器を多めに置いてあります。寝室の場所やベッドの向きは避難経路を考えて設置して、背の高い家具は置いていません。ラジオ懐中電灯をそばに置いています。夜は寝る前におもちゃなどを片付けて、避難経路を塞がないようにしています。(さんりこ/東京都江東区) 最近地震が多くて備えを始めたばかりです。一番必要なのが簡易トイレと聞いたので、まずはそれを購入しました。(ももみー/神奈川県横浜市)夫の車に防災避難グッズを積んでいます。出産後はミルク缶や折りたたみができる哺乳瓶も買いたそうと思っています。(やっぴ/三重県津市)地域で避難優先者の登録ができるのでやっています。被災時は近所に住んでいる民生委員の方やボランティアの方が来てくださるシステムです。(まめのこ/東京都国立市)いざという時にお互い助け合えるように。なるべく近所の方と仲良くなれるよう、挨拶を欠かさないようにしています。(73_t/福岡県那珂川市)
「防災対策してますか?」と題したリサーチにも皆さんのご協力をいただき、ありがとうございます。
結果を見ると、多くの方が、防災グッズを用意されたり、避難場所や被災時の行動を家族で決めていたり、災害への備えっをしっかり行っておられました。お子さまには、散歩の時に避難場所を伝えたり、ニュースを見ながら災害について教えたりされている方も。災害は起こってからでは遅い、準備と日頃からの意識が大切ですものね。
一方、なかなか備えができていない、特に何もしていないという方も。いつ起きるかわまかないから、後回しになる気持ちもよくわかります。ただ、毎年のようにさまざまな自然災害が発生する日本は備えが不可欠。今回のリサーチと皆さんの声をきっかけに、災害に備えましょう。
第1053回の投票テーマは「ヨーグルト、食べてますか?」です。
今週もぜひご投票ください。
防災対策はばっちり! どんな時も家族で力を合わせていこう!・・・ (byミキハウス子育て総研)
Q1-1.不安に思っている「自然災害」は何ですか?(複数可)
Q1-2.その他の場合はどのような災害ですか?
Q2.ご家族で避難所までのルートや、非常時の行動を確認していますか?
Q3.季節によって備蓄・防災グッズの入れ替えをしていますか?
Q4-1.災害に備えて自宅で準備しているものは何ですか?(複数可)
Q4-2.その他の場合はどんなものですか?
Q5-1.外出中の被災に備えて日頃から意識していることや、 携帯を心がけているものはありますか?(複数可)
Q5-2.その他を選択された方の持ち物を教えてください。
Q6.災害への備えや、お子さまを守るために工夫していることがあれば教えてください。
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