Weekly ゴーゴーリサーチ(第1050回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
ここ3年間ほどは、コロナ禍による行動・移動制限などもあって、ママ・パパのふるさとに帰省することを控えておられたのではないでしょうか。しかし、さまざまな制限が緩和されたことで、「今年のゴールデンウィークは帰省する(した)」という方も多いと思います。そこで、今回は子育てファミリーの“帰省”についてリサーチを行いました。
行動や移動に関する制限・自粛が何度も発令されていたこの3年間で、ママ側の実家に帰省する(した)回数を伺うと、
「月に1回以上(25.3%)」
「2~3ヵ月に1回(17.8%)」
「4年以上帰っていない(17.8%)」
「半年に1回(13.5%)」
という順になりました。
トップは「月1回以上」。自宅とママ側の実家が近い場合は帰りやすいですよね。また、車移動など3密を避けて、帰省されていたのかも。
ただ、「4年以上帰っていない」「半年に1回」と、帰省できていない、回数が少ない方もいらっしゃいました。
この3年間でパパ側の実家に帰省した回数は、
「4年以上帰っていない(23.7%)」
「月に1回以上(16.0%)」
「半年に1回(15.5%)」
「2~3ヵ月に1回(15.2%)」
「1年に1回(11.5%)」
という順になりました。
トップは「4年以上帰っていない」。パパ側の実家が遠いだけでなく、嫁姑をはじめ人間関係によっては、「行動・移動制限を帰省しなくていい理由にしていた」という方もいらっしゃるかも。
もちろん、「月1回以上」と頻繁に帰省されている(いた)ファミリーもいらっしゃいました。
帰省をする際、ママ・パパの実家に宿泊するのではなく、ホテルを利用されるかうかがうと、「ない」というファミリーが大半で85.4%。せっかく帰省したのですから、実家でのんびり過ごしたい、宿泊費をかける必要はないのでしょう。 「ある(11.1%)」「検討している(3.5%)」とお答えのファミリーは少なめでした。
ママ・パパ自身の実家に帰省して良いこと、楽しみなことは、
「祖父母が喜ぶ(63.8%)」
「子どもが喜ぶ(40.1%)」
「美味しいものが食べられる(38.3%)」
「落ち着く(35.2%)」
「家事をしなくて良い(29.0%)」
という順になりました。
トップは、「祖父母が喜ぶ」。かわいい孫と接することができて大喜びのじ〜じ・ば〜ばを見ると、ママ・パパとしてもうれしく、「親孝行しているな」と実感するのでは。
もちろん、じ〜じ・ば〜ばと過ごせて、子どもが喜んでくれることもママ・パパは「よかった」「楽しみ」と思われるよう。
また、普段は口にできない美味しい実家の味、地元の特産品などを食べることも帰省の楽しみですよね。
久しぶりに実家で過ごし、ママ・パパにとってはお父さん、お母さんの顔を見ると、気持ちが「落ち着く」という方も。
いつもは忙しいママにとっては「家事をしなくていい」こともうれしいのでは。
・近況を報告して安心してもらえる、アドバイスをもらえる
・私を一番に心配してくれる
・実家をトランク代わりとしている点
・昔ながらの遊び、料理などを子どもに教えてもらえる
・昔を思い出し、初心に帰れる
・畑や田んぼなどの自然にたくさん触れられる
あまり負担をかけないよう(行くだけでかけているので)家事や買い物や普段できない大掛かりな家の片付けなど手伝うようにしている。(Hanahana/広島県東広島市)両親は高齢なので、疲れさせないようにしています。家事や料理を積極的にしています。特に換気扇の掃除や畑仕事など声をかけて滞在中に手伝っています。(mao/北海道札幌市)祖父母の家とはいえ子どもの躾をちゃんとする。挨拶をきちんとする、靴を揃える、冷蔵庫を勝手に開けないなど。お仏壇に線香をあげたり、お墓の手入れをしたり、自宅では教えられないことを教えるようにしている。(さく/群馬県北群馬郡)できるたけ人が混んでいない交通手段を選ぶようにしている。新幹線ならのぞみではなくこだまにするなど。(ひろ/大阪府阪市)なるべく荷物を減らすため、子どもが赤ちゃんの時は帰省前・後に宅急便で荷物を送っていました。今は子どもが大きくなったので、ごはんを外食にしたり、実家で洗濯乾燥機を借りて着替えを1セットにするなど、荷物を減らす予定です。公共交通での移動は飽きないように幼児雑誌やおやつを用意しておきます。(おみ/東京都杉並区)子どものお昼寝があるので、移動時間にそれをさせて、祖父母に遊んでもらえる時間をなるべくとっています。(はなびし/埼玉県朝霞市)やりたいことを伝えるようにしています。子どもが遊園地に行きたがっていると伝えれば、スケジュールを合わせたり、おすすめの場所を探してくれたりします。夫の実家には犬がいるので、犬も一緒に行けるところを調べておいてくれるので、お互いの考えの行き違いがなくて良いと思っています。(るるママ/埼玉県朝霞市)お土産は余分に購入する。主人のほうの実家に行くときには、実家からのお土産、実家に行くときには主人のほうからのお土産を渡す。(実家からは母が主人の実家へのお土産を用意してくれるが、主人のほうからは用意されない時もあるので)(けいこっく/東京都 練馬区)パパ側の実家に帰る時はパパの兄2人の奥様と会うので、派手な服ではいかないようにしている。なるべく地味に。(あきこっこ/栃木県鹿沼市)旦那の実家に行くときは『嫁』であることを自分に言い聞かせて、時間を過ごす。自分の実家に帰っても、甘えたりはするが、居心地が良い…とはあまり思えないので、両親に気を使うことは忘れない様に心がける。(玻月/宮城県塩竈市)遠方のためコロナ渦もあり、費用も掛かるため、数年間帰っていません。自分の実家に帰省したくても、夫が、居心地が悪いようなので気を使います。(さと/山形県鶴岡市)移動手段や出来るだけ人と接触しない車を最優先とし、移動時間に一番気を使っています。混雑しない時間且つ子どもの昼寝の時間も加味したうえで移動します。(めん/東京都板橋区)混雑時期、時間帯を避けている。帰宅後1日は休養日を設けている、そうでないと体力がなくなって出勤がしんどい。(だいたくん/京都府京都市)
「我が家の“帰省”事情調査!」と題したリサーチはいかがでしたか。
結果を見ると、この3年間、ママ側の実家には帰省されていたようですが、パパ側の実家には帰省できていない、していないというファミリーが多くいらっしゃいました。行動や移動の制限があったことはもちろん、とくにママがパパ側の実家に帰省する場合は、気を遣うことが多く、足が遠のいてしまったのかもしれませんね。
ただ、帰省には楽しみもいっぱい。じ〜じ・ば〜ばはもちろん、お子さまも喜んでくれると、ママ・パパとしては、「帰ってよかったな」と思われるのでは。移動に関しては、子連れに加えて、感染への注意といった気をつけることがまだまだ多いと思いますが、これから帰省するファミリーは実家での時間を満喫してくださいね。
今回も皆さんにご協力いただき、ありがとうございました。
第1051回の投票テーマは「満1歳の誕生日の祝い方」です。
今週もぜひご投票ください。
今日はママ・パパをおやすみして甘えモードで。たまの帰省だからいいよね♪・・・ (byミキハウス子育て総研)
Q1.ママ側の実家に帰省する(した)のは、どれくらい?(この3年間で)
Q2.パパ側の実家に帰省する(した)のは、どれくらい?(この3年間で)
Q3.実家近くのホテルに泊まることはありますか?
Q4-1.ご自身の実家に帰省して、良いと思うことや、楽しみなことは?(複数可)
Q4-2.「その他」の場合は、どんなことですか?
Q5.帰省する時に気をつけていることはありますか?(移動手段、生活習慣、人間関係など何でも)
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