Weekly ゴーゴーリサーチ(第1028回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
ママ・パパにとって子育ての先輩でもある、じ〜じ・ば〜ば。豊富な経験をお持ちですが、育児の方法は日々アップデートされていくもの。時代や環境の変化もあって、じ〜じ・ば〜ばがママ・パパを育てていた頃とは異なることがたくさんあります。そのため、ギャップを感じたり、意見が食い違ってしまうこともあるのではないでしょうか。そこで、今回は祖父母との育児ギャップについてリサーチを行いました。
ママ・パパがじ~じ・ば~ばに感じている育児ギャップを伺うと、
「夫婦観・家族観(32.5%)」
「食生活・おやつ(31.1%)」
「金銭感覚(27.8%)」
「男・女の子らしさ(21.5%)」
「食べ物の口移し(20.1%)」
の5項目が上位に上がりました。
トップは、「夫婦観・家族観」。今は出産後すぐに社会復帰されるママが多いのですが、一昔前は、女性は育児や家事に専念することが当たり前とされていました。
そのため、働くママ、反対に家に入るパパに対して、理解できないじ~じ・ば~ばも少なくなく、ギャップを感じられるのでしょう。夫婦や家族の在り方、ライフスタイルの変化も変化していますものね。
続いては、「食生活・おやつ」。乳幼児が食べていいもの、いけないものも昔と今では変化。離乳食やおやつも今は質の高い市販品がたくさんあるのですが、「手作りでないと」「手抜きしている」と見られてしまうのでは。
一方で、孫可愛さにお金に糸目をつけずあれこれ買い与えてしまう、じ~じ・ば~ばの「金銭感覚」にギャップを感じている方も。
「男・女らしさ」については、意識や概念が変わりつつあり、理解も進んでいます。ただ、祖父母世代には浸透していない、理解しがたいのかもしれませんね。
「食べ物の口移し」は、かなり前から大人の口腔内の虫歯菌が移るので禁止といわれているのですが、未だじ~じ・ば~ばの口移しに困っておられるようです。
・おしゃぶりを薦められる
・あやし方や、子どもが泣いていてもあまり気にしない
・四六時中、子どもから目を離さない。子どもの持ち物、子どもの服装の乱れに注意する事
・発達の遅れを認めない
・失敗した時の伝え方
・自分の事はなるべく自分でやらせたいのに、何でも祖父母がやってあげてしまう
私の父は、私の小さい時は朝から晩まで仕事をしていて、ほとんど育児をしてこなかったので、夫が進んで育児のサポートをしてくれている姿をみて、「俺は一度もオムツを変えたことがない!」と自慢気に言ってきます。なんのプライドを見せつけているのか分かりませんが笑。いま、私の娘と息子とコミュニケーションを取ることでいままさに、子育てに真剣に取り組んでいるようで、母と私は微笑ましい気持ちで見ています笑。(なつはる/埼玉県八潮市)おばあちゃん世代は、自分の食べ残しなどを子どもに与えようとしてしまうので、焦りました。虫歯がうつるということを知らないみたい。傷つけないように断るのが大変でした。(マカロン/北海道旭川市)アレルギーに対する意識が希薄だなと強く感じます。論より証拠なので、アレルギーに関する解説書を読むように勧めました。(がっちゃんまん/神奈川県茅ヶ崎市)専業主婦家庭だったうちの両親は、私が働いていることについて「子どもが小さいうちは親が見たほうがいい。そんなに働かないとやっていけないのか?」といいます。共働きだった義両親は「いつになったら働くのか」「働くなら正社員で」と赤ちゃんのときから言われ続けました。どちらも育児サポートしてくれるわけではないのだから黙っておいてほしいです。(ぴよこたろう/兵庫県小野市)男の子は体が弱いとか、女の子だからピンクの服を着せなきゃとか、オムツは一歳過ぎたら早くトイトレ完了させないとという圧がすごい。(たくわん/愛知県名古屋市)祖父母には七五三など伝統行事について、こうすべき、というべき論がしっかりとあり、夫婦間とのギャップを感じる。(ダディあ/埼玉県川口市)すぐ靴下を履かせたがる。保育園でも滑って転倒しないよう脱がせているし、意外と真冬も裸足で過ごして大丈夫みたいです、と保育園を盾に正当化して伝えています。(こじまむ/岩手県盛岡市)今は便利な育児グッズがたくさんある。おしりふきウォーマー、赤ちゃん用爪切りなど。何かを買おうと思うと昔は使わなかったと言われ、ストレスを感じている。子育て経験者だから、初めは相談していたが、今はSNSやママさんコミュニティで相談することが多い。コミュニケーションを積極的に取るとは趣旨が違うが、祖父母の子育て経験はあくまで聞き流す程度が精神的に良いと思う。(ぴょん/東京都大田区)私はミニマリズム的な考えで、あまり物を増やしたくないのですが、やはり祖父母から洋服や絵本、おもちゃなどを頂きます。一応、物は誕生日をはじめとしたお祝いの日だけにしてもらいたい旨を伝えていますが、日常的に買ってきてしまう時もあります。(おみ/東京都杉並区)共働きなので、たまに市販のベビーフードを使っていましたが添加物や栄養価を気にしてベビーフード使用に不満があったようです。しかし、味見や栄養価を確認してもらい偏見がなくなってからはベビーフードの受け入れもよくなりました。(ゆあママ/大分県中津市)祖父母はとにかく孫に厚着させたがる。もうちょっと丈の長い服を…と会うたびに言われる。「外では抱っこ紐してるから、暑いと思います、このくらいでちょうどいいと先生にも言われましたー」と、理由と「先生にも言われた」を強調します。(みみみ/高知県高知市)家族観について、ライフスタイルで共働きの理解はありつつも、長男の嫁だからの感覚が嫁として重荷に感じます。コミュニケーションの取り方としては聞くところは聞いて、スルースキルを身に付けることと距離感が大事かと思います。(たいまま/愛知県名古屋市)ギャップを感じることがほとんどありません。やはり長く生きてきた方の教えは納得できることが多々あります。(ゆっけい/東京都世田谷区)運動会で1等になった子どもだけにご褒美におやつをあげたこと。結果、1等になれなかった子どもが泣くことになったので、今の時代は平等だから平等におやつをあげてほしいと現状の世の中の話しをするなどコミュニケーションを取りました。(まこっちゃん/鹿児島県霧島市)あまり干渉しないので特に困ったことはありません。また、実母は保育士だったので、現代の子育てについても詳しかったので、色々と教えてもらっていました。(SONE/神奈川県 横浜市)
「祖父母世代との育児常識のギャップ」と題したリサーチはいかがでしたか?
結果を見ると、ママ・パパの大半がじ〜じ・ば〜ばとの育児ギャップを感じていらっしゃいますね。内容も実にさまざまでしたが、じ〜じ・ば〜ばの子育ての方法、子ども、親に対する考えを「常識」「正解」といわれることが大変なようです。
じ〜じ・ば〜ばにはママ・パパを育て上げた自信があり、何かやりたくなってしまうのでしょう。何十年も小さな子どもの育児から離れているじ〜じ・ば〜ばの知識や情報が更新されていないのは当たり前のこと。ギャップが発生した際には、今の育児について、冷静に説明するのがイチバン。いい距離感を保ち、昔ながらの方法でも良いことは取り入れていけば、じ〜じ・ば〜ばも満足なのではないでしょうか。
今回も皆さんのご協力をいただき、ありがとうございました。
第1029回の投票テーマは「我が家の一押し、おにぎり!」です。
今週もぜひご投票ください。
子どもが可愛いから、じ〜じ・ば〜ばはかまいたくなっちゃう。微笑ましく見守ってあげたいな♪・・・ (byミキハウス子育て総研)
Q1−1.祖父母世代(子どものおじいちゃん・おばあちゃん)と接していて感じる、育児についての違い・ギャップはどんなことですか?(5つまで)
Q1-2.その他の場合はどんなことですか?
Q2.具体的に感じているギャップはどのようなことですか?また、ギャップをうめる祖父母との良いコミュニケーションの取り方があれば教えてください。
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