Weekly ゴーゴーリサーチ(第996回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
妊娠、出産と女性にとって大きな喜びを経て、いよいよ育児がスタート。お子さまは本当にかわいいですよね。ただ、どうしてもお子さま最優先となり、社会との接点が遠のくことで、「私だけひとりぼっち」「世間から置いていかれている?」と感じてしまうママも多いようです。そこで、今回はママの孤独感についてリサーチを行いました。
子育てをしていて孤独感を感じるかうかがうと、63.8%の方が「ある」とお答えに。かなり多くのママが孤独感を感じていらっしゃいます。
一方、孤独感は「ない」とお答えの方は26.5%。お仕事をされていたり、パパが在宅で一緒に子育てをする時間が増えたり、じ~じ・ば~ばと同居や近居されていたりなど、一人になりにくい環境にいらっしゃるのかも。
ママはどんな時に孤独感を感じるかうかがうと、「子どもと自分だけで家にいる時」とお答えの方が7割以上で71.5%。パパがお仕事に出かけてしまうと、ママとお子さまだけに。どうしてもお家の中に閉じこもりがちにもなるので、孤独感を感じてしまいますよね。
以下は、
「公園などで話し相手がいない(24.9%)」
「パパが協力的でない(22.5%)」
「子育てで同じ考えの人がいない(14.2%)」
「近所に子育てをしている人がいない(12.3%)」
「パパ方の両親や親戚といる時(12.3%)」
という順になりました。
育児への協力者、理解者がいないことが孤独感につながっているようです。
・ワンオペの日が続くとき
・夫が仕事で遅い時
・パパが一人で外出し自分の時間を持っている時(趣味や病院など)
・特に夕方以降、外が暗くなると気分も暗くなりがち
・コロナ禍で出かけられない、誰にも会えない
・家族がコロナの濃厚接触者となり外出できず24時間育児をしながら在宅勤務をする時
・子どもが病気の時
・夜泣きや癇癪などの最中
・泣きわめいて何をしても泣き止まない時
・スーパー等で子どもが騒いだり泣いたり愚図ってしまって周りに迷惑をかけてしまっている時
・相談する人がいない
・独身の友達と会えなくなったこと
孤独感を解消するための方法ですが、「「今は仕方ない」とあきらめる」という方が半数近くで48.2%。パッと気持ちを切り替えて前向きに進んでいけるのでしょう。
続いては、「メールやLINE、電話などで話を聞いてもらう」という方で35.1%。人に話すとなんだかすっきりしますし、ちょっとした励ましやねぎらいの言葉がうれしいのでは。
「つらい気持ちをパパにぶつける」という方もほぼ同数で34.8%。育児はママだけでなく、パパも行うものですから、ツラさや大変さはしっかり理解してほしいですよね。
・意気投合できるタイミングで、本音をぶつけ合う。(ママ友、職場の人など、話の流れで、今!と感じたとき。)
・子どものいる友達と遊ぶ約束をする
・子育て支援などのふれあいの場に行く
・子供の広場や子育て支援センターで保育士など専門の人と話をする
・近所の木製の歩行者用橋に行って川面を眺めながら泣く。公園でいつも散歩にくるおばあちゃんと仲良くなって、お話するようになった
・子どもを抱きしめる
・子育て以外の話題で話できる人と雑談する
・外出し気分転換をはかる
・スーパーへお買い得品を買いに行って値引きした食材が買えた時にストレス発散できます
・1人や家でも楽しめることを見つけて実践する
・ストレスを溜めないよう、好きな食べ物を腹一杯食べる
・育児漫画を読む、YouTubeの子育て系をみる
・音楽を聞く
・書き込みはしませんがSNSで検索をして見ることはしています
・同じ気持ちの書き込みやブログ、インスタなど探す
育児での孤独感を感じていないママに理由をうかがうと、
「パパが協力的で話を聞いてくれる(43.5%)」
「親が支えてくれる(40.9%)」
「仕事をしている、自分の時間がある(28.7%)」
「保育所や幼稚園に通っている、自分の時間がある(20.0%)」
「育児が性にあっている(20.0%)」
という順になりました。
トップはやはりパパの協力があること。また、じ~じ・ば~ばのサポートも大きな力となり、一人で育児をしているのではないと思えるのでしょう。
育児から離れる時間、ママではない自分を持てることも孤独感を感じない理由のよう。
一人でもなんでも育児が性にあっているので孤独感は感じないというママもいらっしゃいました。
子供とお出かけしたり、一緒にすごしてると楽しいです
赤ちゃんの頃は、夫が在宅勤務で家にいるにも関わらず、一人で子育てする時間はいつも孤独を感じていました。子どもが2歳に近付くにつれ、言葉が増えて意思疎通が少しずつ取れるようになると、子どもとも会話ができるようになり孤独を感じなくなりました。(ぽこた/北海道札幌市)出産後があんなにツライものだとは思わなかった。今はお互いに協力し合うが、初めからもっとパパを頼ればよかったと思う。不安に思う時は、新聞やマンガなど、子育てに関係のない物を読むと気分転換になった。(ひとちゃん君/愛知県名古屋市)寂しいと思ったら、実家にいくとか友達に会うとか、人に頼りましょう!どんどん誰かに頼る。これに尽きると思います。あとは、子育てのイベントやサークルに入るのもよいと思います。赤ちゃん以外の大人と触れ合う時間が必要なんだと思います。子育てのサークルなら、月齢が同じ子を持つママさんとも仲良くなれて情報交換もできるので一歩何かをしてみるとまた新たな世界が広がります。(ひろりん/静岡県富士市)自然と接する。自然は心やからだをいやしてくれる。土地があれば耕して花や野菜の種を植えることもいいと思います。感動がありますよ。(ハッピー/福岡県糸島市)外が暗くて気分が落ち込むことが続いたので、家に照明を増やして、物理的に明るくしてみました。そうしたら、幾分か気分が良くなりました!!!(ここちゃん/神奈川県川崎市)妊娠中はコロナ禍で人に会うのも気がかりだったが、感染したくなかったので、人も町も感染対策を強化していたのは有り難かった。産後の授乳が最初は上手くいかず、子供も泣くので辛かった。病院の助産師さんが、退院後も何度か連絡をくれ、話を聞いたりアドバイスしてくれたので、なんとか心折れずに乗り越えられた。子供が少し動けるようになると、目が離せなくてその大変さを誰かに話しても、毎日二人きりの環境は変わらないので孤独に感じていた。出来る限り支援センターに通って色々話しかけたり、帰省してじーじやばーばと一緒に遊んでもらったりした。(みん/北海道苫小牧市)同級生の友人は私が初めて出産をした頃、子どもはもちろん、結婚すらまだという子が多かったので、共通の話題がなく孤独を感じたことがありました。今ではその子たちも子どもができ、ようやくまた繋がれた感じがあります。今はスマホがあれば何でもできるので、不安なことは調べたり、書き込んだり、うまく活用した方が良いと思います。(おみ/東京都杉並区)転勤族のため、我が家は毎回一からのスタートです。周りに身内や知人がいなければ、孤独を感じるときもありますが、児童館や小児科主催のイベントなどに勇気を出して行ってみると、気が合うママさんが一人くらいはいるものです。今は自粛しなければいけない世の中ですが、慣れてくると孤独を孤独とは感じなくもなったり、ある種の諦めも大切に思いました。それよりも、できるだけストレスをためずに、自分なりに必要な情報を得ながら家族が健康的に日々を暮らすことが一番幸せに繋がるのではと感じています。(ももはな/兵庫県芦屋市)誰もが子育てで経験しています。幸せそうにしている近くの人だって。辛いときも、子供の笑顔、寝顔で癒やされます。ひとまず、深呼吸して、子育てサロンに行ったり、電話でもいいから言葉にして話してみると楽になれます。(ちゃーむ/鹿児島県出水市)他の人の子育て話や写真などを見ると自分と比べてしまい、時には孤独感が増すこともあるのでSNS等のネット情報はあえて見ないようにしている。趣味ややりたいことを見つけて、小さな目標をもってコツコツがんばり、プチご褒美を自分と子供に与える。また、不安に思うことは親や友達、専門の人に直接聞くようにしている。(ゆったん/石川県金沢市)子供を授かりたいと決めたのは自分自身。みんな、子育てが大変なことだと分かってて産んでいるのだと思う。自分の想像以上の大変さだったのなら、考えが未熟だったと開き直るしかない。大変な中にも楽しいことや幸せなことが沢山あると期待していたのだから、楽しいことや幸せなことをしっかり受け取るべき。不安はわからないから不安なのだと思う。定期検診や育児相談など利用できるものは全て利用して、納得するまで徹底的に調べたり聞いたりして不安を解消すれば良い。(ねぼすけ/東京都江東区)去年2人目を出産するとき、コロナ禍ということもあり、面会や立ち会いが禁止されてしまっていたため、とても不安に感じました。また、夫は朝から夜までお仕事なので、ワンオペの日が続くと、なんでわたしだけとマイナスな気持ちになることもありますが、子供は何も悪くないので、子供と対等に遊んだりすることで少し気持ちが楽になります。また、子供と一緒に美味しいご飯を食べているときがとても幸せです。気の持ちようなので、マイナスに何事も考えずプラスに考えていくことが大事だと思います。(しおり/埼玉県八潮市)
「孤独感を感じることありますか?」と題したリサーチはいかがでしたか。
「ワンオペ育児」という言葉がありますが、結果を見ると、多くのママが育児での孤独感を感じていらっしゃいます。しかも、ここ数年はコロナ禍で外に出られない、外部の育児サポートが受けられないこともあり、孤独感を感じるママがいっそう増えてしまったよう。
解消法としては、育児から一旦離れたり、おいしいものを食べたりして気分転換するのが一つ。また、悩みや不安といったマイナスの気持ちを誰かに打ち明け、励まし・ねぎらいの言葉をかけてもらうと、プラスの気持ちに変わるようですね。もちろん、パパの協力と理解、じ~じ・ば~ばや親戚、お友だちなどに甘えるのもポイント。お住いの地域の育児サポートも遠慮なしにどんどん利用しましょう。
また、ママの声では「子どもが話せるようになると孤独感が減った」というコメントがいくつかありました。お子さまはあっという間に大きくなるので、今しか味わえない貴重な時間!と前向きにとらえていきたいですね。今回もたくさんのご投票をいただき、ありがとうございました。
第997回の投票テーマは「ベビーカーの使い勝手は?」です。
今週もぜひご投票ください。
ほんの少しママを離れてスッキリ・ほっこり。またママ・スイッチをオンできそう!・・・ (byミキハウス子育て総研)
Q1.育児をしていて孤独感を感じることはありますか?
Q2-1.Q1で「ある」と答えた方にお伺いします。どんな時に孤独感を感じますか?(複数可)
Q2-2.その他の場合はどんな時ですか?
Q3-1.孤独感を感じるときはどうしていますか?(複数可)
Q3-2.その他の場合はどうしていますか?
Q4-1.Q1で「ない」と答えた方にお伺いします。その理由は?(複数可)
Q4-2.その他の場合はどんな理由ですか?
Q5.妊娠・出産・子育てを通じて不安に思ったことや、孤独感や不安を解消するアドバイスがあれば教えてください。
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