Weekly ゴーゴーリサーチ(第947回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
地震や台風など、自然災害が多い日本。家族の命を守るためには、明日にでも自分の住む町、地域で災害が発生するかもしれないという心構えと準備が大切です。そこで、今回は皆さんがどのような防災対策を行っておられるか、教えていただきました。
皆さんが不安に思っていらっしゃる自然災害は、「地震」が92.6%と大多数に。地震大国ともいわれる日本。近年、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震と大きな地震に何度も見舞われており、「また大きな地震が起きるかも」と不安に感じていらっしゃるのでしょう。
続いては、「台風」とお答えの方で、55.8%。毎年のように甚大な被害を出しているため、台風が接近してくると大丈夫かな?と不安になりますよね。
「豪雨」を不安とお答えの方も多く、45.0%。もともと日本は降水量が多いうえ、地球規模での気象変動の影響もあるのか、 昨今の雨の降り方は尋常ではないですよね。
以下は
「津波(20.3%)」
「竜巻(18.4%)」
「豪雪(14.8%)」
「土砂崩れ(11.4%)」
という順になりました。
・新型コロナウイルスのようなパンデミック
・火災
・洪水
・落雷
・大規模停電
・猛暑
万一の災害で非難する際のルートや非常時の行動をご家族で確認していらっしゃるか伺うと、「ママ・パパのどちらかが把握している」とお答えの方が29.1%、「家族全員で把握している」とお答えの方が29.3%と、6割近くの方が確認済に。まずはママ・パパが把握、お子さまが大きくなってくれば、家族全員での確認が必要ですよね。
一方、確認を「特にしていない」とお答えの方が41.6%。わかっているものの、ついつい後回しになっているのかも。
季節ごとに備蓄・防災グッズを入れ替えておられるか伺うと、「入れ替えている」とお答えの方が20.2%。一方、「特に入れ替えていない」とお答えの方が半数以上で、51.3%。「考えたことがなかった」という方も28.5%いらっしゃいました。
災害はいつ発生するかわからず、季節によって備えるものも変わってきますが、そこまで準備するのは大変。また、そもそも「考えたことがなかった」という声も多く、入れ替える必要性を知らなかった方も。これを機会に見直してみても良いかもしれません。
災害に備えて準備されているものは
「懐中電灯・ローソク(77.1%)」
「水(69.6%)」
「マスク(65.2%)」
「ビニール袋(50.8%)」
「トイレットペーパー(ティッシュペーパー)(46.2%)」
「軍手・靴下(45.6%)」
「除菌グッズ(44.8%)」
「非常食(ミルク・離乳食)(43.1%)」
「救急用品(39.0%)」
「オムツ・生理用品(39.0%)」
「ラジオ(37.5%)」
「レジャーシート(31.2%)」
という順になりました。
トップは「懐中電灯・ローソク」。停電になると、お家の中も、あたりも真っ暗。避難のための行動もできなくなってしまいますよね。
続いては、「水」。命をつなぐためにはこれも必須。一緒に「非常食」も備ええておられるのでは? 赤ちゃんや小さなお子さまがいらっしゃるママ・パパは、ミルク・離乳食も欠かせないのでしょう。
新型コロナウイルス感染症のこともあり、「マスク」も上位にランクイン。「除菌グッズ」も備えておられますね。
「ビニール袋」は、防水や防寒、料理など多彩に使えることから備えておられるよう。「レジャーシート」も必要ですよね。
「トイレットペーパー(ティッシュペーパー)」や「オムツ・生理用品」といった衛生用品も災害時には不足するので欠かせないよう。
「軍手・靴下」は倒壊したり、破損したものを片付ける時や避難する時に手足を保護するために必要。ケガをしたり、体調が悪くなった時のために「救急用品」も備えておられますね。
災害時は、素早く情報を得ることも大切。とはいえ、テレビやスマホが使えなくなることも多く、「ラジオ」を備えている方もいらっしゃいました。
・防寒グッズ
・アルミホイル
・ラップ
・紙皿
・割り箸
・カセットコンロ、カセットボンベ
・ダンボール
・消毒済みの哺乳瓶
・普段飲んでいる薬を多めに貰っている
・給水バッグ
・乾電池
・授乳ケープ
・水なしで使えるシャンプー
・反射式ストーブ
・新聞
・ホイッスル
・簡易ベッド
・通帳の口座番号、保険証、運転免許証のコピー、印鑑、小銭
家族がそれぞれ違う場所にいる時の災害に対しての心構え、対策を伺うと、「出かけるときは家族に行先を伝える」という方が多く、49.2%。どこにいるか不明だと連絡できませんものね。
続いては、「感染対策グッズ(マスクや除菌グッズなど)を持ち歩く」という方で39.6%。自宅だけでなく、外出時の備えにも新型コロナウイルス感染症が影響していますね。
「携帯電話の充電器を持ち歩く」という方は23.2%。家族と連絡を取る際、充電切れ!なんてことになると大変ですよね。
最近は台数が少なくなりましたが、災害時には公衆電話が頼りになるようで、「小銭やテレホンカード(公衆電話用)を持ち歩く」という方も。
「飲料水を持ち歩く」という方も21.8%いらっしゃいました。
・GPSをオンにしている
・メガネ
・母子手帳、子どもの保険証や診察券
・車にテント
・何かあった時の集合場所を決めておく
避難所にいたとき、まだ子どもが小さくてじっとしてないので、いろんなあそべるものや食べ物が必要だとおもった。(さおまん。/富山県富山市)子どもたちの精神安定を第一に考えて、大好きなキャラクターのおやつやジュースを備えている。(みっち/東京都文京区)子どもを一人にさせないことと子どもの服装を覚えておくこと。そのために、何曜日は何色の服を着せるといったルールを作り、服装を選んでいる。(やまお/福岡県久留米市)津波の時はこっちの方向に行く事と、ここにくれば誰かに必ず会えるからね。人の事は気にせず、とにかく待ち合わせ場所へ行ってねと5歳の娘に伝えてます。(しーな/東京都板橋区)昨年家を新築しましたが、収納は全て折れ戸付きで収納系の家具を置いていません。また、今この時に地震が来たらという想定を時折、家族で話し合っています。例えば子どもの手が届かないような高さにある電気ケトルにも近づかせない。毛布でテントのように覆って子どもを守るなど、少し意識するだけでケガを防ぐことができると考えています。(いじゅパパ/神奈川県平塚市)住んでいる地域の緊急速報メールや防災メールを登録し災害があった場合にすぐ動けるように情報収集をしている。(アリエル/岡山県倉敷市)首都直下地震に備えて、食料は保存食(パウチの離乳食含む)を多めに買い、同時にローリングストックもしています。紙類や洗剤といった日用品・消耗品は無くなる前に余裕を持って買い足しています。結果、2020年4月に緊急事態宣言が出て不要不急の外出が呼びかけられた時も最悪これらがあると思い、落ち着いて行動できました。また、家具は必要最低限にして、寝室にあった本棚などは固定ではなく潔く処分。コロナ禍で家にいる時間が増えているため、余計な心配をせずに済んでいます。(おみ/香川県高松市)非常持ち出し袋に母子手帳や保険証などを収納している。家族一人一人の写真を持ち出し袋にいれてある。(ゆのこ/愛知県豊橋市)子ども達にアレルギーがあるので、食べられる物を常にストックするようにしています。(ぷりん/三重県津市)ローリングストックをしています。食べ慣れた物がやはり良いかなと。あとビタミンが取りにくくなると、聞いたのでサプリを買い足したいなと思います。(れい高原/埼玉県上尾市)家族それぞれ3日分の食料や水分を備蓄している。食料は長期保存可能なものにし、飽きないようにごはん・パン・パスタ・お菓子と揃えてある。水分も、単なる水だけではなく長期間保存可能な野菜ジュースも準備している。賞味期限を把握し、期限が切れる前に通常の食事として食べ、食べた分をまたその都度新しく買い足す。(koneko-mama/広島県広島市)中越地震で家が歪み引き戸やドアが開かなくなった経験があまりにも怖かったので、開けていても良い所は常に少しだけ開けておくようにしている。(メガネ熊/大阪府箕面市)北海道厚真の地震をきっかけに、本格的に防災リュックを用意し、ヘルメットや災害用の食料などを備蓄するようになった。子どもが生まれてからは缶のミルクを用意したり、どんなに近場のお散歩でも着替えやオムツは必ず持ち歩くようにしている。(ぽこた/香川県坂出市)今の時期は寒いですが、地震で閉じ込められないよう夜間部屋のドアは少し開けて寝ています。暖房を入れている時も薄く開けています。着なくなった洋服などをコンパクトに畳んだり圧縮して、着替え・医療・防寒などで使えるよう防災用具の中に入れてあります。小さくなったオムツも、止血などで使えるため捨てずに数枚は置いてあります。オムツに水を吸わせて冷凍庫で凍らせると、アイスノンの代わりになるそうです。(ふりちゃん/岐阜県多治見市)
「防災対策してますか?」と題したリサーチはいかがでしたか。連休を挟んだにも関わらず、たくさんのご投票をいただき、ありがとうございます。
結果をみると、万一の災害に備えて、いろいろな防災グッズを用意したり、子ども部屋や寝室に大きな家具を置かないといった対策をされていますね。
また、いつ、どこで起こるかわからない災害に対して、避難経路や場所、連絡方法などを家族で確認している方も6割近くに。お子さまが小さくても、いざというときにどうすればいいのか、何度も言い聞かせている方もいらっしゃいました。
何度も取り上げているテーマなのですが、今回は新型コロナウイルス感染症の影響で、防災袋にマスクや除菌グッズを加えるといった感染防止対策を行う方が目立ちました。
災害は発生しないことが一番なのですが、家族と自分の命を守るためには準備が大切。筆者を含め、今回のリサーチを機に、「防災対策をしないと!」という声もたくさんいただきました。さっそく備えを始めましょう!
第948回の投票テーマは「お手紙出していますか?」です。
今週もぜひご投票ください。
今日は子どもと防災のお勉強。ママ・パパの確認にもなって一石二鳥だね・・・ (byミキハウス子育て総研)
Q1-1.不安に思っている「自然災害」は何ですか?(複数可)
Q1-2.その他の場合はどのような災害ですか?
Q2.ご家族で避難所までのルートや、非常時の行動を確認していますか?
Q3.季節によって備蓄・防災グッズの入れ替えをしていますか?
Q4-1.災害に備えて自宅で準備しているものは何ですか?(複数可)
Q4-2.その他の場合はどんなものですか?
Q5-1.外出中の被災に備えて日頃から意識していることや、 携帯を心がけているものはありますか?(複数可)
Q5-2.その他を選択された方の持ち物を教えてください。
Q6.災害への備えや、子どもを守るために工夫していることがあれば教えてください。
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