Weekly ゴーゴーリサーチ(第932回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
昨今、キャンプやグランピングがブームに。各地でアウトドア宿泊施設が続々とオープンしています。さらに、新型コロナウイルス(COVID-19)感染防止に必須の「3密」を避けながら、家族だけでレジャーを楽しめるとあって、人気が一段と高まっているとか。そこで、今回はアウトドアレジャーや宿泊、施設について、リサーチを行いました。
お子さまを連れて、アウトドア宿泊施設を体験したことは、「ない」とお答えの方が多く、67.4%。お子さまが小さいうちは、屋外で泊まることが心配なのかもしれませんね。
「ある」とお答えの方は32.6%。お子さまがある程度大きくなった、このコロナ禍を受けて利用してみたという方もいらっしゃるのでは。
お子さまがアウトドア宿泊施設を初めて体験した年齢は、「3歳以上」とお答えの方が半数以上で、52.2%。自分のことはある程度1人でできる3歳くらいからがお子さまも楽しく、ママ・パパも安心なのかも。
3歳未満で体験したお子さまは、
「2~3歳未満(18.2%)」
「6ヵ月~1歳未満(11.8%)」
「1~2歳未満(11.4%)」
「0~6ヵ月未満(6.4%)」
と、少なめでした。
お子さま連れでアウトドア宿泊施設を体験したことが「ない」とお答えの方に、興味があるか伺うと、「興味があり、行ってみたい(気持ちが強い)」という方が半数で50.5%。「3密」を避けられるのはもちろん、お子さまに自然を体験させたい、のびのび遊ばせたいと思っていらっしゃるのでしょう。
一方、「興味はあるが準備が大変なので特に予定はない」とお答えの方が35.0%。最近はグランピングをはじめ、手ぶらで行けるアウトドア宿泊施設が増えていますが、アウトドア宿泊と聞くと、普通の宿泊施設と違って用意することが多く、躊躇されるのかも。
「今のところ興味はない」という方は14.5%でした。
お子さまとアウトドア宿泊するうえで重視することは、
「お風呂やシャワールームが充実している(55.0%)」
「子ども連れを積極的に受け入れている(53.3%)」
「初心者にも親切(51.0%)」
「冷暖房が完備されている(37.7%)」
「貸出備品が充実している(34.9%)」
「手ぶらで行ける(32.7%)」
「宿泊者同士の接触が少ない仕様になっている(30.4%)」
「宿泊者同士のルールやマナーが明記されている(24.6%)」
という順になりました。
トップは、「お風呂やシャワールームが充実している」。たっぷり遊んだ後にはお風呂に入りたいですよね。アウトドアでも快適に過ごしたいと、「冷暖房が完備されている」を重視される方も。
続いては、「子ども連れを積極的に受け入れている」。アウトドア宿泊施設はもちろん、どんな施設でもお子さま大歓迎!だと、ママ・パパは気を遣わず、安心ですよね。
また、アウトドアでの過ごし方、遊び方がわからない方も少なくないので、「初心者にも親切」にチェックされた方が半数以上。キャンプ用品を揃えるのは大変なので、「貸出備品が充実している」「手ぶらで行ける」もポイントに。
コロナ禍の影響もあり、「宿泊者同士の接触が少ない仕様になっている」「宿泊者同士のルールやマナーが明記されている」も重視されるようです。
・医療関係者が常駐している、防犯カメラが全方位に設置されている
・病院などの医療施設がある程度の車移動で行けるところにあるかどうか、買い物ポイントも近くにあるかどうか
・街灯があり、熊などの危険な動物が出ない
・安全、迷子にならない
・ゴミ捨て場がある
・食事が充実していること
・哺乳びんを洗浄するため、飲用可能な水道水があること
・虫が出ないこと
・電源がある
・遠すぎない
・敷地内がコンパクトで移動が楽
・じゃぶじゃぶ池や小川など子どもが安全に遊べる自然がある
・アスレチックなどの遊具が充実していること
・浴室など、防音対策がしっかりしている
今度行ってみたいアウトドア宿泊施設は、「グランピング施設(ラグジュアリーな寝室やアウトドアリビング)」とお答えの方が多く、70.6%。準備不要でアウトドア宿泊が楽しめ、贅沢な空間でリッチな時間を過ごせるなんて、一度体験してみたいですよね~。
続いては、「高規格キャンプ場(トイレや水回りが充実)」とお答えの方で 52.9%。アウトドア宿泊体験はしたいけれど、施設が汚い、快適に過ごせないのは嫌なので、施設が充実したキャンプ場に行きたいのでしょう。
「バンガロー、ログハウス、キャビン等」という方も多く、46.1%。アウトドアとはいえ、屋内で過ごせるので、暑さや寒さ、虫などを気にしなくていいですよね。
「キャンプ体験ができるホテル」は32.1%の方がチェック。快適かつ清潔に過ごせて、気分はキャンプ!を味わいたいのかも。
本格的な「オートキャンプ場(テント泊)」という方はやや少なめの20.9%でした。
・アクティビティが充実している
・キャンピングカー可、ペットOKの施設
・ハンモックをかける木があるところ
・温泉が近いキャンプ場
車がないので電車等でアクセスできるかが1番ネックになっています。息子も3歳になり、お外で1日走り回れたらきっと楽しい思い出ができると思うので、送迎付きやアクセスの良いアウトドア宿泊地の特集をしていただけると嬉しいです!(チエドル/東京都杉並区)テント泊の場合、虫対策はどのようにしているか、また5歳くらいの子どもがバーベキューを楽しめるようなアイテムがあったら教えて欲しいです!(きいろいとりちゃん/茨城県鉾田市)皆さん、子どもが何歳の時にキャンプ(宿泊)デビューしたのか気になります。まだ子どもが小さいうちはデイキャンプやピクニックを楽しむ予定ですが、テントを張って宿泊するキャンプは子どもが何歳になったら始めようか迷っています。(こばな/埼玉県志木市)子どもの防犯について、アウトドア宿泊施設はどこまで意識しているか知りたいです。子どもが犯罪に巻き込まれることがないよう、全ての施設が男女別スペースの徹底や防犯カメラ全方位設置などの対策をしてくれたら、もっと安心して利用できるかなと思います。(柚まま/東京都江東区)近場に温泉があると便利。夏は川がある場所でキャンプしたら楽しかった。また、USBのバッテリーを持っていたら便利。少し大きめの扇風機を使えたり、冬キャンプの時にはストーブが使えるので、小さな子どもがいても快適に過ごせる。(はにゃきち/兵庫県加西市)山の中で川が流れているキャンプ場でしたので、水の事故に気を付けました。テントの出入口に親が寝るようにし、夜子どもが一人で出ないようにしました。都会では見られない星空を見させてあげることができ、よかったです。(はな/埼玉県さいたま市)子連れアウトドアは子どもが飽きないようにピザ作りやマシュマロ焼きなどをやらせました。小さい下の子は目が離せないので、テントの中にボールをいっぱい入れてボールプールみたくして外に出ないように遊ばせていたので私も少し楽させていただきました。(小雪ちゃんママ/栃木県宇都宮市)1人用山岳テントで親子2人で1泊しました。天気は良く、夏の暑さのピークが少し過ぎたぐらいで過ごしやすく娘はのびのび自然を感じているようでした。初めてのテント泊は慣れない場所であり、どこを見渡しても壁がすぐにあるからか、朝方まで腕枕をしておかないとすぐに起きてパニックになっていましたが環境に適応していく小さな姿に感心しました。テントがもう少し大きめだと安心して過ごせたのかな~と思いました。(にしがっきー/長野県伊那市)刺される虫が多いので、ステロイドの入った塗り薬、毒を吸い出すものを持っています。あと自然に触れる機会が多いので撮影すると名前がわかるアプリが楽しめました。(さとちー/東京都東村山市)いつもテント泊をしますが、連泊の時は常温でも保存できる魚肉ソーセージを持っていきます。お腹が空いたらそのままでも子どもにあげられるし、キャンプの料理でも重宝します。朝は必ずマフィンサンド。炭火で軽く焼いて作るマフィンサンドは簡単ですがとっても美味です。(あまも/東京都府中市)とあるキャンプ場に夏休みに家族でキャンプした時のこと。夜中も暑すぎて眠れず、3歳の末娘は翌日、体中あせもができてしまい、痒がり、薬屋さんを探して薬を買いました。もっと涼しい場所にキャンプすべきだったと後悔。キャンプ場だからキャンプに適している、と言うわけではないし、自然溢れるキャンプ場近くにはあまりお店がないと学んだ経験です。(るぅ/東京都杉並区)一棟貸切のグランピングに行きました。子連れでも周りを気にする事なく楽しめました。手ぶらプランで宿泊しましたが、子どもの寝巻きが備え付けられていなかったので、持参となりました。ドリンクのオーダー不可で持ち込みのみのため、ちょっと荷物が多かったです。次回からはおむつのゴミ箱、子どもの着替え、浴室の貸切があるかどうか調べてから行くといいかなと思いました。(みん/兵庫県姫路市)1歳半の真夏にキャンプデビューさせてからキャンプが大好きに。パパは1人でテントの設営、ママは子どもと一緒に遊ぶとなるとパパの負担が大きいです。食べ物も、すぐに食べられるものやお弁当を買ったりと子連れキャンプは大変。手ぶらで行けるキャンプ場やグランピング、トイレ周りが綺麗等、ガチガチのキャンプとは違うかもしれませんが、そんな施設があれば、家族キャンプのハードルが下がり多くの世代が楽しめるのかなと思いました。(あらたママ/山形県山形市)
「アウトドア宿泊、興味はありますか?」と題した今回のリサーチにもたくさんのご投票をいただき、ありがとうございます。
結果をみると、アウトドア宿泊施設に興味はあるけれど、子どもが小さいのでまだ無理かも、準備が大変そう、と体験した方は少なめ。体験するなら、グランピングをはじめ、テントを張ったり、食事を用意したりしなくていい、お風呂やトイレがキレイ、宿泊施設そのもののアメニティが充実など、高規格のキャンプを希望されていました。
体験された方は虫に刺された、暑かった、寒かった、ママ・パパが大変というコメントの一方、子どもに自然を体験させることができよかったという声が多数。少しの不便、不自由もアウトドア宿泊だからこそなのかも。ただ、施設・設備が充実していても、自然を甘くみるのはNG。新型コロナウイルス(COVID-19)感染防止という観点はもちろん、アウトドアでどう過ごしたいのか、子どももママ・パパもアウトドアレジャーに向いているのか、考えてからお出かけしたいですね。
第933回の投票テーマは「“託児所サービス”利用したい?」です。
今週もぜひご投票ください。
ごろんと寝転んで見上げた空には星がいっぱい☆非日常体験に子どももママ・パパも大興奮だね♪・・・ (byミキハウス子育て総研)
Q1.子ども連れでキャンプ場やグランピング施設などアウトドア宿泊を体験したことはありますか?
Q2-1.Q1で「ある」という方にお伺いします。初めて体験したときのお子さまの年齢は?(きょうだいがいる場合は末子の年齢)
Q2-2.Q1で「ない」という方にお伺いします。アウトドア宿泊に興味はありますか?
Q3-1.子ども連れでアウトドア宿泊をするとしたらどんな点を重視しますか?(上位3つまで)
Q3-2.その他の場合は何ですか?
Q4-1.今度行ってみたいアウトドア宿泊施設は?(複数選択可)
Q4-2.その他の場合はどんな施設ですか?
Q5.アウトドア宿泊について知りたいことがありますか?また、子連れアウトドア宿泊をされたときのエピソードや工夫などがあれば教えてください。
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