Weekly ゴーゴーリサーチ(第848回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
小さなお子さまの話す・聞く力を伸ばしたり、想像力や感性を豊かに育んだりするといわれる絵本の読み聞かせ。たくさんの絵本を読み聞かせしてあげたいですよね。ただ、忙しくて時間がない、どんな絵本を選んでいいかわからないといったお悩みもあるでしょう。そこで、今回は読み聞かせについてリサーチ。ママ・パパスタイルの読み聞かせ、おすすめの絵本も教えていただきました。
皆さんに読み聞かせをしているか伺うと、6割近くの方が読み聞かせをしていらっしゃいますね。中には「毎日している(22.3%)」「週に3回以上(22.1%)」とたくさん読み聞かせしていらっしゃる方も。 一方、「あまりしていない」とお答えの方は28.6%。家事や仕事で忙しい、お子さまが大きくなって自分で読んでいるのかもしれませんね。
ご自宅にお持ちの絵本は、「11~30冊」とお答えの方が多く、30.3%。絵本はママ・パパが楽しめるものも多く、増えていくのでは?
以下は
「6~10冊(22.0%)」
「1~5冊(15.9%)」
「31~50冊(13.5%)」
「51冊以上(13.2%)」
という順になりました。
読み聞かせをする理由は、
「本好きになってほしい(58.1%)」
「子どもが喜ぶから(48.6%)」
「心を育てたい(44.4%)」
「遊びの一部として(41.2%)」
「語彙力をつけてほしい(36.9%)」
「いろいろな世界を教えたい(32.9%)」
という順になりました。
6割近くの方が「本好きになってほしい」とお答えに。本はさまざまな情報、知識を手に入れることができ、いくつになっても読みたいもの。“本を読む”を習慣化することも大切ですよね。
続いては、「子どもが喜ぶから」。喜んでくれるとママ・パパもうれしいはず。本を好きになってくれるきっかけにもなりますよね。
本を好きになる、習慣にするために、「遊びの一部として」取り入れていらっしゃる方も。
また、絵本の魅力を通じて「心を育てたい」「いろいろな世界を教えたい」、知育という面から「語彙力をつけてほしい」にもたくさんのチェックが入りました。
●考える力や発見する力を身につけてほしい
●自分が子供の頃、読み聞かせをしてもらっていて、よかったと感じたから
●寝る前の習慣として
●親子のコミュニケーションの一環として
●読み方で感情をどう表現するかを学んで欲しい
●読解力をつけるため
●聞く力をつけてほしいから
という順になりました。
ママ・パパの読み聞かせの方法は、「声の強弱や声色を変えて読んでいる」とお答えの方が60.2%。絵本の世界や主人公の様子などがより伝わりますよね。 続いては、「お子さまと会話をしながら読んでいる」とお答えの方で、46.5%。読み聞かせが親子のコミュニケーションになっているのでしょう。 「そのまま読んでいる」とお答えの方も多く、37.1%。お子さまに絵本の世界を想像させるにはそのまま読むのがいいという考えもあり、実践されているのかも。
●「おーい!」と呼ぶシーンなど、呼び掛けなどの時に子供にも一緒に呼ぼう!と言って、一緒になって「おーい!」と呼ぶ。楽しそうです
●子どもの知っている単語や短い文に置き換える
●その時の登場人物の気持ちなどを聞いています
●ところどころ子供が読んでいます
●文や単語の意味が分かるかどうか聞いたり説明しながら読む
『パンツのはきかた』3歳くらいの時に読んでました。文字は少ないですが、絵がかわいくて、ほのぼのします。パンツのはきかたがわかりやすくかかれています。おかげで自分でパンツ履けるようになりましたよ。(そらまま/徳島県阿南市)『どうぞのいす』4歳から繰り返しの文章が読み聞かせに向いています。思いやりを学べる、心温まる絵本です。(よまたけ/広島県呉市)『おもちゃの兵隊』僕が小学校一年生のとき初めて本を読んで涙しました。子供に読み聞かせつつ、涙してます。(じみみん/愛知県名古屋市)その日の気分で、読んでほしい本が違うが、2歳前後の頃は『キャンプでいただきます』『ももたろう』などの昔話が好きでした。3歳の今現在も、昔話を読んだりもしますが、乗り物が好きで乗り物系の本を読むことが多いです。(ニャピー/福島県檜枝岐村)小学校1年生の息子と2歳の娘がいるのですが、最近のブームはシルヴァスタインの詩集『屋根裏の明かり』です。10ページずつ読み進めていくことにして長く楽しんでいます。(とのぷぅ/大阪府大阪市)『ぐりとぐら』理由:5歳くらいの時に「ぐりとぐら」シリーズが大好きで、よく読んでいました。「ぐりとぐら」の中に、大きなパンケーキを作る話があるのですが、幼い頃からそのパンケーキを食べるのが夢でした。ぐりとぐらが力を合わせて一生懸命大きなパンケーキを作る姿がとても可愛いので、私は大好きな絵本です。(美咲/東京都豊島区)『みにくいあひるのこ』現在3歳と2歳の子供がこの本を読むと集中します。なかまはずれはだめだねぇ、何で意地悪するのかな?可哀想、などシーンによっていろんな感想がでてきます。(1017/香川県高松市)子どもが1歳の頃、『ゆめにこにこ』が大好きでした。切り絵風のシンプルな絵と文の絵本で、わかりやすくすんなり理解できたのがよかったんだと思います。2歳の今は、ページをめくると自分で覚えた文をお話してくれます!(まもー/福井県福井市)『あいうえおの本』少し話せるようになってきた2歳くらいのときに大好きでした。毎日読んでいたら、ひらがなをあいうえお順に全部言えるようになり驚きました。(さーや/愛知県津島市)1歳前後は『だるまさんが、の、と』シリーズが大好きで、まだ喋れませんでしたが、全身を使って動きを真似したり、身体の部分を指差していました。2歳が近づく今は、『くだもの』『やさいさん』などが好きで、切る真似や食べる真似をしています。(ダコタ/群馬県大泉町)おすすめの絵本は『ノンタンおべんとうなあに?』。みんながお弁当見せ合いっこ!動物たちのお弁当がかわいくて子供に「これ作って~」と言われます。(ますかっちゅ/宮城県岩沼市)『ゆうちゃんのみきさーしゃ』ミキサー車でアイスクリームを作るお話です。たくさんできたアイスクリームをみんなでたべる男の子なので大好きな乗り物に大好きなアイスクリーム 好奇心をかきたてるようです。(かいちゃん/静岡県静岡市)1歳前から読み始めた、『くっついた』という絵本。最初は動物など顔と顔がくっついたと進んでいくのですが、最後はママと子供、そしてパパもぎゅーっとしながらくっつくという内容。家族みんな仲良しだよ、みんなあなたのことが大好きだよ、と伝えながら読んでます。スキンシップもとれるし、文章少なめで絵が大きく分かりやすいので、子供も理解して楽しみながら読んでました。(ぼんた/大阪府岸和田市)子供たちが初めて絵本に触れ合う時は必ず『あなたがだいすき』を読んであげる。育児にイライラしていても私自身この本で心を落ち着けることができるし、子供たちも怒られた後など甘えたい時にはこの本を持ってきて「読んで」と未だに頼まれる。(KUMA/岩手県盛岡市)
「“読み聞かせ”してますか?」と題した今回のリサーチにもご協力をいただき、ありがとうございます。
回数には違いがありますが、多くの方がお子さまに読み聞かせをされているよう。知育、情操という目的も持っていらっしゃいますが、「子どもが喜ぶから」「ママ・パパが好きだった絵本を子どもにも知ってほしいから」という方がたくさん。絵本のことを語り合ったり、主人公のマネをしたりも楽しいですよね。また、怒られた後や甘えたい時、ママ・パパに「絵本を読んで」とおねだりするお子さまも。絵本は親子の絆を深めることにも役立っているようです。
読み聞かせには回数や方法、何歳までといったルールはありません。お子さまとママ・パパが楽しいことがイチバン! これからも読み聞かせを楽しんでくださいね。
第849回の投票テーマは「図書館を利用していますか?」です。
今週もぜひご投票ください。
読み聞かせをしていたらいつのまにかスヤスヤ~。絵本の夢を見ているのかな?・・・ (byミキハウス子育て総研)
Q1.ご自宅で、お子さまに絵本の読み聞かせをしていますか?
Q2.ご自宅には、何冊くらい絵本がありますか?
Q3-1.読み聞かせをする理由は何ですか?(複数可)
Q3-2.「その他」の場合は、どんな理由ですか?
Q4-1.お子さまにどのように読み聞かせをしていますか?(複数可)
Q4-2.その他の場合はどのようにしていますか?.
Q5.「読み聞かせにおすすめ!」や「お子さまが大好き!」な絵本のタイトルとその理由を教えてください。(何歳くらいのときに好きだったかも)
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