Weekly ゴーゴーリサーチ(第692回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
子育てにおいて、親が真剣に取り組まなければならないのが“しつけ”。「いけないこと」「しなければならないこと」を教えてあげることは、お子さまがひとりの人間として生きていく上で欠かせないことです。ただ、その方法はママ・パパ、子どもの数だけあり、「なかなか身につかない。言うことを聞いてくれない」といった悩みもあると思います。そこで、今回は皆さんの“しつけ”について、リサーチを行いました。
“しつけ”で苦労している(した)ことは、
「食事中のマナー(46.6%)」
「我慢すること(36.0%)」
「おもちゃの片付け(34.0%)」
「歯みがき(23.1%)」
「お友だちとの関わり方(22.6%)」
「衣類の着脱や片付け(20.0%)」
という順になりました。
トップは「食事中のマナー」。お箸の持ち方、食べる順番など子どものうちにしっかり身につけさせてあげたいと思っていても、お子さまの場合、ダラダラ食べたり、嫌いな物は避けたりして、なかなか大変なのでしょう。
食事に続いて、日常生活の“しつけ”では、「歯みがき」が大変なよう。お子さまにとっては難しい、めんどうなことなのかも。
「片付け」も大人になっても苦手な人がいるくらいですから、“しつけ”を行うのはひと苦労。
また、「我慢すること」「お友だちとの関わり方」といったお子さまの心の発達に関しても、大切なしつけのひとつとして苦労される方が多いようです。
“しつけ”で、皆さんが参考・頼りにしているのは、
「自分の経験(42.6%)」
「祖父母の意見(36.3%)」
「ママ友の意見(32.6%)」
「夫の意見(26.0%)」
という順になりました。
トップは、「自分の経験」。「あの時はこうだった」、きょうだいがいる場合は、「上の子はこうだった」という経験値がプラスになりますよね。また、自分がどうしつけてもらったかも参考になるよう。それを「祖父母」に聞く方もいらっしゃいますね。
また、同じように“しつけ”に悩み、頑張っている「ママ友の意見」も参考にされていますね。
一方、「夫の意見」はやや少なめでした。
ある先生の講演会に行った時に、反抗期は成長、愛情を注がれてる証拠。嘘や秘密も成長している証拠。そんなに気を張らずに、ゆっくり見守りましょう。その言葉は、子育てで悩んだ時に思い出します。(ともち/栃木県日光市)こまったことがあれば何でも手伝うよ、と主人の言葉が身にしみました。(きょうちゃん/神奈川県秦野市)待つということを、私自身ができない性格なのですが、お姑さんに「親が子供の行動を待つ姿勢も大切。」と言われ、実践して役に立ちました。(ひろこはしもと/兵庫県尼崎市)「親がきちんとやっていれば、それを見てマネするものだよ。」と祖母に言われ、挨拶やお礼などはっきりと元気よく言うようにしていました。いつの間にか、私と同じ言い回しで挨拶やお礼をするようになっていました。(さぁさ/千葉県印旛郡)子供が自分の思い通りにならなくてぐずぐずしている時は、伝えることを伝えたらほうっておいてもいいんだよというアドバイス。相手にしてしまうことで、少しでも期待させてしまうことになるので、あなたの意見はこれ以上通りませんよという姿勢も大事。(つっかー/愛知県岡崎市)よく叩くくせがあるので相談したとき、怒らずにその場を離れると、子供が「叩けばママがいなくなって寂しくなる」と思い、叩くことはいけないことだと認識して自然と叩かなくなるというアドバイス。(まま5656/千葉県市原市)イヤイヤ期はしてほしいことと真逆のことを子供に言います!着替えたくない時には『着替えなくていいよ。ずっとパジャマでいな~』と言うとあっさり、着替えたりします(*^^*)(ベルちゃん/大阪府茨木市) 手づかみ食べで悩んでいた時、手も道具だと書いてあり、もう少し様子を見ようと思った。(saaaki/愛知県岩倉市)お友達や周りのお子さんはできているのに、自分の子供はできない事に、イライラする事もありましたが、その子その子個性が違うし、もう少し時間が経てば出来るようになるんだから、もっと気楽に考えた方がいいよと言われ、気持ちが楽になりました。(ぁゃ/神奈川県横浜市)ネットや雑誌の情報が必ずしも正しいとは限らないし、自分の子供にあった方法で育てたらよい。(さほちーママ/京都府舞鶴市)『イライラしても、クヨクヨしても始まらない。子どもも一人の人間だもの。あなたの思い通りになんて動かないよ?あなたもそうだったもの(笑)』という母の言葉に救われました。(nana/熊本県菊池郡)ママ友から、「保育園、小学生の子供に対して自分なりに一生懸命やっているのに、先生や児童館の職員から、『ぎゅっとだきしめてあげて』と言われ、これ以上どうしろというのだとつらくなるばかり…」と言われ、よくある助言が逆に相手を傷つけると思った。(ととまま/福井県福井市)
「“しつけ”どんなことに悩んでる?」と題した今回のリサーチにもたくさんのご投票をいただき、ありがとうございます。
お子さまが人として生きていくために、社会に溶け込んでいくために不可欠な“しつけ”。ただ、親としての役割とわかっていても、上手くいかず、悩みますよね。そんな時に、役立つのは、じ〜じ・ば〜ば、ママ友などの言葉。具体的な方法というより、「細かいことは気にしないで」「“しつけ”をしているママ自身も子どもの頃はできなかった」という、ちょっと「ガス抜き」ができる言葉のよう。
“しつけ”はママ一人で行うものでもありません。誰かを頼りにしても、時にはサボってもOK。あせらず、じっくり、お子さまと歩んできましょう。
第693回の投票テーマは「“予防接種”どうしてる?」です。
今週もぜひご投票ください。
今日は “しつけ”はおやすみ。またその次にできるようになればいいんだから♪・・・ (byミキハウス子育て総研)
Q1-1.お子さまの“しつけ”で苦労していること、また以前苦労したことは?(複数可)
Q1-2.その他の場合はどんなことですか?
Q2-1.“しつけ”をする上で、参考にする、頼りにしているのは?(複数可)
Q2-2.その他の場合は、何を頼りにしていますか?
Q3.しつけの悩みに対して、これまでに頼りになった(役にたった)アドバイスでは、どんなことがありますか?
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