Weekly ゴーゴーリサーチ(第608回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
ママ・パパにとって、じ〜じ・ば〜ばは子育ての先輩。頼りになる反面、今、子育てを取り巻く環境は大きく変化・進歩しているので、「私たちの頃はこうだった」「それはもう違うんです」と意見が食い違うことがあるはず。そこで、じ〜じ・ば〜ばとの育児常識のギャップについて教えていただきました。
ママ・パパがじ〜じ・ば〜ばと違いを感じている育児常識は、次の通りになりました。
「食生活・おやつ(42.3%)」
「食べ物の口移し(36.7%)」
「抱き癖(24.6%)」
「厚着・薄着(18.6%)」
「果汁・離乳食(16.9%)」
「トイレトレーニング(14.9%)」
「母乳・ミルク(14.5%)」
「初節句など行事(14.4%)」
「おむつ(13.7%)」
「アレルギー(13.3%)」
「断乳・卒乳(12.9%)」
トップは、「食生活・おやつ」。栄養学の常識も昔と今とでは大きく違うようで、子どもの頃に食べてはいけない物、食べ始める時期などがどんどん解明されていますが、じ〜じ・ば〜ば世代は「何でもたくさん食べなければ」というのが頭にあるみたい。特に「アレルギー」に関しては、多くの方が違いを感じているようですが、命にかかわる場合もありますし、じ~じ・ば~ばにも正しい知識を身につけてもらわないと困りますよね。
「おやつ」も虫歯を防ぐため食べ過ぎは良くないのですが、じ〜じ・ば〜ばは孫の喜ぶ顔見たさに、多く食べさせてしまうのかも。「果汁・離乳食」もギャップを感じている方が多くいらっしゃいました。
「食べ物の口移し」は、今は大人の口内菌が移ってしまうのでタブー。キスすら避けているママ・パパも多いのですが、じ〜じ・ば〜ばからすると、「親子なんだから口移ししても問題ないでしょ」と思われるのかも。
抱っこは親子のコミュニケーション、スキンシップにプラスになるのですが、じ〜じ・ば〜ばは「抱き癖がつく」「甘やかし過ぎ」と見えるのかも。
「厚着・薄着」は、厚着でいると丈夫にならない、薄着でいると風邪をひくといわれるよう。今は冷暖房が行き届き、素材の機能性もアップしているので、昔ほど神経質にならなくても、と思ってしまいますよね。
「トイレトレーニング」も今は何歳までにという決まりはないのですが、じ〜じ・ば〜ばから「まだオムツなの?」といわれることも多いよう。
「おむつ」は、じ〜じ・ば〜ばの中には「布でないとおむつがなかなかハズれない」という考えがあるようですね。
「母乳・ミルク」は、ママたちの間でも意見が分かれるデリケートな事柄。それだけにじ〜じ・ば〜ばからあれこれいわれるとプレッシャーに…。「断乳・卒乳」の時期もギャップがあるようです。
「初節句など行事」も今は簡素化されていたり、逆に盛大にお祝いするものがあったりするので、昔との違いを感じやすいのかも。
卵のアレルギーがあるのですが、育て方が~的なことを言われました。まだ、小さいのでアレルギーがどうなるかは分からないけれど、鍛えれば治るってモノでもないので、なんとなくやんわりと伝えていますが、イマイチなっとくしていません。自分の親だと言いやすいんですが。(ゆうママ/山梨県甲府市)虫歯に気を付けているので、口うつしはもちろん同じお箸で取り分けない、キスなんてもってのほかと思って生活しているのに、すぐに自分の舐めた箸やスプーンで孫に与えようとしたり、キスしようとしたりして、迷惑。おやつも甘いケーキなどは与えていないのに、ケーキが食べられないなんて可哀相だとうるさい。義理の父母なので強くも言えず。。なるべく夫に虫歯菌を移さないことが大事か注意してもらっています。(さらたまま/奈良県橿原市)「育メン=妻が楽している」という考えがある気がします。どんな場面でもどんなに低姿勢でも相手の考えとは違った意見を言うと不快にさせるようなので相手をたてて聞き流すしかないです。(ととろ/宮城県仙台市)保育園に入れることがかわいそうと言うが、働く女性が多い時代なのに古い考えだと思う。ギャップをうめようにも親も主人も私が働き子供を保育園に入れることを反対なので、今は育児を頑張りながら将来働けるように勉強等しようと考え直した。(プーさん/神奈川県相模原市)世代によって考え方が違うのは仕方がないと思うし、それが完全に間違ってる訳では無いのでこちらは全否定をしないのですが、古い世代の方々は自分達の時代の考え方が「絶対的」と言う固定観念が一番のギャップだと思う。(かこちゃん/富山県黒部市)抱き癖と金銭感覚。祖父母ではなく曽祖母ですが、抱き癖がついたとかなんとかと言われたら、今は抱き癖という言葉は無くて、むしろ抱き癖がつくくらいの方がいいと言われていると反論。金銭感覚については、今は子ども1人にお金がかかるから、やりたいことをさせてあげるには3人も4人も簡単には産めない、とはっきりと言ってしまう。円満なコミュニケーションではないかもしれませんが、頑なだし適当にあしらっていると何度も言ってくるので、言う事はビシっとズバっと言います。ちゃんとした理由や考えを言えば、無理やり昔の考えや個人的な考えを言われても堂々としていられます。(りりちん/静岡県三島市)一歳を過ぎたあたりから、祖父母に断乳をした方が良いとよく言われる。私としては、二歳になるまでは飲ませても良いと思ってるので、言われる度に、世界的にも二歳までは推奨されてること、子どものペースですすめてあげたいことを伝えている。ギャップをうめるには、きちんと説明することが大切だと思う。祖父母も心配していってくれてると思うので。(はな/福岡県福岡市)祖父母は日焼け防止対策を子どもにさせない。真っ黒に焼けている子を「元気でいいね~」と称賛。日焼け止めを塗りたい私は少しストレスを感じます。最近の紫外線事情を説明したり肌が弱いからと言って日焼け対策をしています。(エム/東京都東村山市)生後3ヶ月の息子に母乳以外の味に慣れさすため、果汁をあげたらどうかと祖母はよく口にしていました。3ヶ月健診でいただいた冊子を一緒にみたり、子育てのテレビを一緒に観るなどして時代は変わっているんだよ!と言っています。(みーちゃん/大阪府大阪市)曽祖母は心配性なので、ちょっとしたことであれこれ口出し。夏場の家の中でも靴下を履かせるので、曽祖母がいなくなってからそっと脱がせます。笑 でもこれが愛なのだと思い、しっかりと受け止めています。(リロちゃん/東京都江戸川区)昔に比べ、紙オムツの使用、保育所の多さ、オモチャの多さなど、随分変わりました。祖父母とのコミュニケーションは、互いに相手の言い分を聴いて“ガンコ”にならないことです。(ボニーちゃん /兵庫県西宮市)食べ物に関しては、違いが多くある。合わせたり、目をつぶって従うこともあるが、最近はこうするんだと保健師さんに聞いたなど第三者の情報を伝えやめてもらう。(ゆー/北海道函館市)初節句はギャップがありました。私は一人目の子供だったのですが、鯛ではなく小さな魚でいいなどと言われました。良いコミュニケーションを取ろうと思うと、中々出来ないと思うので、そこは旦那の協力などで上手くやっていくしかないと思う。(里菜まま/宮城県岩沼市)子供はのびのび育てるという祖父母に対して、わたしは子供といえども能力を伸ばす教育をしたいと思うのでそこにギャップを感じる事があります。でも、祖父母の言うことも理解はできるので、尊重するようにしています。(えいむ/埼玉県東松山市)最近は祖父母の育児教室などが自治体であったり、テレビでも特集を組んでいたり、産婦人科でも講座を開いていたりするのでそれに勉強のため参加してくれていたのであまりギャップは感じませんでした。でも昔はこうだったけれど、今はこうなのねという感じで昔の情報との差を教えてくれるのでそこで初めてこちらがわかるという感じでした。ですから祖父母とのコミュニケーションはなんら難しいことはありませんでした。(こだぬき/神奈川県横浜市)
「祖父母世代との育児常識のギャップ」と題した今回のリサーチにもたくさんのご投票をいただき、ありがとうございます。
今と昔では大きく違う育児常識。そのため、じ〜じ・ば〜ばとは、ありとあらゆることでギャップを感じておられるよう。しかも、じ〜じ・ば〜ばには「子どもを育て上げた」というプライドがあるため、なかなか受け入れてもらえないことも多いようです。じ〜じ・ば〜ばには今の常識を伝えにくく、「あきらめた」「我慢している」というママもいらっしゃいました。
ただ、孫が可愛いが故にあれこれ口出したくなるじ〜じ・ば〜ばの気持ちもわかりますよね。義父・義母にはパパから伝えてもらう、またお医者さんや保健師さんに言われたなど科学的・医学的根拠を説明することで、少しずつでも解消していきましょう。この結果をご覧のじ〜じ・ば〜ばも今と昔との違いをご理解いただければ幸いです。
第609回の投票テーマは「“卒乳”どうしましたか?」です。
今週もぜひご投票ください。
今と昔の違いをちゃんと話そうよ。それが可愛い子ども、孫のためになるから♪・・・ (byミキハウス子育て総研)
Q1-1.祖父母世代(子どものおじいちゃん・おばあちゃん)と接していて感じる、育児についての違い・ギャップはどんなことですか?
※祖父母のいない方も年配者と接していてというイメージでお答えください。
Q1-2.その他の場合はどんなことですか?
Q2.具体的に感じているギャップはどのようなことですか?また、ギャップをうめる祖父母との良いコミュニケーションの取り方があれば教えてください。
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