Weekly ゴーゴーリサーチ(第606回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
地震や台風など、いつ起こるかわからない自然災害。いざという時の備えが必要ですね。ただ、わかってはいるけど、なかなかできていないという方もいるのでは? 今回は、「防災対策してますか?」と題して、皆さんの不安に思っている災害、備えなどをリサーチいたしました。
皆さんが不安に思っている自然災害は、実に95.3%という多くの方が「地震」とお答えに。つねにどこかで起こっている地震。東日本大震災の未曾有の被害も記憶に新しく、「津波(24.8%)」が不安という声も。また大きな地震が起きるという予測もあり、不安に思いますよね。
続いては、「台風」とお答えの方で40.6%。地震と同じく台風大国でもある日本。シーズンを前にして不安が大きくなっているのかも。
異常気象の影響でますます威力を増している「集中豪雨」を不安に思っている方は27.1%。
先日アメリカで大きな被害をもたらした「竜巻」は23.9%のチェックが入りました。
災害が発生した際は、一刻も早く安全な場所へ避難することが大切。家族で非常時の避難ルートや行動を確認しているか伺うと、「一応はしている」とお答えの方が49.6%。一方、「特にしていない」とお答えの方も多く、44.6%でした。
家族での確認が大切なことはわかっていても、災害が自分の身に起こっていない中では、危機感も薄く、実行に移しにくいのでしょう。
災害に備えて準備している「防災グッズ」は、
「懐中電灯・ローソク(69.6%)」
「水(56.0%)」
「ラジオ(32.2%)」
「非常食(ミルク・離乳食)(29.5%)」
「マスク(28.5%)」
「救急薬品(26.3%)」
「軍手・靴下(22.3%)」
「ビニール袋(22.2%)」
「オムツ・生理用品(20.2%)」
「マッチ・ライター(20.0%)」
という順になりました。
トップは、「懐中電灯・ローソク」。停電になると次の行動がとれず、また暗闇は小さなお子さまが不安がるので、明かりを用意されているのでしょう。「マッチ・ライター」も必要ですよね。
続いては「水」。命にかかわるものですから、しっかり準備しておきたいもの。「非常食(ミルク・離乳食)」も多くの方が準備されています。
「ラジオ」は正確な情報を得るのに必要。
「ビニール袋」は、雨風をしのいだり、料理に使ったりと何かと活用できますよね。
「マスク」「軍手・靴下」は災害の際、体を守ってくれるもの。万一ケガをしたことも考えて「救急薬品」も一緒に備えられているのでは?
小さなお子さまをお持ちの皆さんは「オムツ」も不可欠。また災害時に無くて困ったという方が多い「生理用品」も用意されていました。
地震の被害のひとつが家屋の倒壊。住まいの耐震構造の強化はどんどん進んでいますが、「老朽化・不安を感じている」という方が35.5%。耐震度が「わからないので調査したい」という方も28.8%いらっしゃいました。
一方、「耐震構造(補強済)なので安心」とお答えの方は、35.7%いらっしゃいました。新しい住居を購入・入居された、耐震度で選んだなどの理由があるのでしょう。
防災用品を備蓄し定期的に点検する。家以外で災害に遭遇した時は集合場所を決めてある。携帯等で連絡をとり安否確認を取り合う。(てらちゃん/大阪府大阪市)平日は職場が家から遠いため、災害時に子供たちの近くにいられることは少ないと思っています。子供たちだけでも数時間過ごせるように近隣の方々と顔見知りになるようにしています。(りょう/神奈川県横浜市)家具が倒れてこないように強化している。避難ルートの確認。大きな家具自体をあまり置かないようにして、できるだけクローゼットに収納する。(まるちゃん/福岡県飯塚市)家を建てる時、耐震性を重視した構造にしました。また、家具は基本的に造り付けで、後から買い足した物も壁に固定して倒れないようにしています。いつ地震が来ても何かしら対応できるように、同じ物を入れた非常袋を3つ用意して、玄関・リビング・寝室に置いています。(グリフィン/京都府京都市)赤ちゃんが居るので、避難用品に紙おむつや粉ミルク、哺乳瓶等を入れていたのですが、この前見たら、もう紙おむつのサイズがSからMにサイズアップしているのに、避難用品のおむつは前のSのままでした…。赤ちゃんの成長は早いので、忘れがちですが、こまめに入れ替えねばならないと思いました。(ヒヒヒ/大阪府堺市)子供にアレルギーがあるので、食べられる非常食になりそうなお菓子も用意している。加工品でも食べられないものが多いため、本当に非常時に、避難所に手ぶらで行くことになったとして、食べられるものがあるのか不安。(ぐる~み~/神奈川県横浜市)阪神大震災の経験もあるので備えは大事だと思っていますが、置いておく場所がないので小分けにいろいろな場所に置いています。持って出るものはすぐ取れるところ、数日自宅に居るときにいるものなど。子供たちがミルク、離乳食の時期は特に食関係に気をつけました。配布されるものは食べられない可能性が高いのでレトルトやミルク缶など多めに置いていました。(ちとこ/大阪府堺市)非常食や飲み水は定期的に消費して、新しい商品と入れ替えています。災害への心構えを、家族で話題にして意識しています。子どもには、避難場所や連絡方法を知らせています。(ガーデニングママ/福島県いわき市)非常食は完全に手を付けないでストックするもの(缶詰やレトルト食品、お菓子など)と、ローリングストック(食べ回しながら備蓄)するもの(水、米)を分けるようにしています。ローリングストックという方法を初めて知った時は、なんて合理的なんだ!と思っていましたが、実際には普段食べる食材と同じように消費してしまい、買い物が出来ない時はストックが底をついてしまうこともありました。これではいけないと思い考えたのが、上記の方法。完全に手を付けないストックは段ボールに詰め、中身のリスト化をします。賞味期限が最短の日付を見える位置に書いておくと賞味期限切れを防げます。また、ストック食材で3~4日分の朝昼晩の献立を立ててみると、たくさん用意したつもりでも案外足りなかったり、野菜が足りないということに気づきます。(ちくりん/宮城県仙台市)震災がおきてから、我が家では車のガソリンをカツカツではなく、半分になったら給油するようにしています!震災の時ガソリンがなく、とても大変でしたので…。(ちゃい/宮城県岩沼市)東北の震災後、部屋をなるべく片付けるようになった。小さい子供がいるので散らかりやすいが、その分余計に慌てて物のありかがわからなかったり、おもちゃなどを踏んで怪我をしたりしないように、出かける前や寝る前など綺麗な状態を一日のなかで何度か作るようにしている。あと、以前は主婦の私しか物のありかがわからない事が多々あったが、緊急時にそれは困るので、物を分散させず口頭でもわかるように片付けるようになった。(ジョイママ/神奈川県横浜市)東日本大震災を教訓に、ガソリンは常に満タンにしておく。携帯の充電はいつもしっかりしておく。トイレが一番困ったので、お風呂はためておく。家族がばらばらで連絡が取れないときのために集まる場所を決めておくなどです。(ひまわり/栃木県さくら市)震災で自分の身に危険を初めて感じてから、家族を守るため防災について独学で勉強中です。図書館で借りた本は50冊以上かと思います。震災後、子供を守るための本が多数出版されているので、本とネットを参考にしています。家具固定。出来てないところもあるのでこれからする予定です。家族との待ち合わせを決め、防災グッズを主人の車の中、私の車の中、家の中に分けて入れてます。水は多めに置き、食材はストックをする。子供は二歳で常に一緒なので、いざという時に遊びながら「地震が来たらこうやるんだよ」と頭を守る抱きつき方を教えてます。寝る時はリビングのドアや寝室のドアをあけとく。逃げ道確保。私が何かあったら子供が生きれないので体力作り。(きららん/埼玉県行田市)
「防災対策してますか?」と題したリサーチはいかがでしたか。皆さんからたくさんのご投票をいただき、感謝しています。
自然災害に備えて、多くの方が水や食料をストックしたり、防災グッズを揃えたりされているよう。とくに災害を経験された方はしっかり備えられていますね。
一方、「あまり用意していない」という方も。いつ起こるかわからないために危機感が薄くなることはよくわかります。ただ起こってからでは遅い。お子さまを守るのはママ・パパです。その時、そばにいられないことも考えて「どう行動するのか」話し合っておきたいですよね。これを機に防災対策を見直していただければ幸いです。
第607回の投票テーマは「野菜を食べさせていますか?」です。
今週もぜひご投票ください。
万一の時、家族が気持ちをひとつに行動できるよう、しっかりコミュニケーションを重ねておこう!・・・ (byミキハウス子育て総研)
Q1-1.不安に思っている「自然災害」は何ですか?(複数可)
Q1-2.その他の場合はどのような災害ですか?
Q2.日頃、家族で避難所までのルートや、非常時の行動を確認していますか?
Q3-1.災害に備えて、意識的に準備しているのは?(複数可)
Q3-2.その他の場合はどんなものですか?
Q4.お住まいの住居の耐震度は、どのように感じていますか?
Q5.災害への我が家の備えや、子どもを守るために工夫していることがあれば教えてください。
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