Weekly ゴーゴーリサーチ(第587回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
少し遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。本年も「Weekly ゴーゴーリサーチ」を何卒よろしくお願いいたします。
さて、2013年最初のリサーチは「我が家の“おぞうに”事情」。お住まいの地域やご家庭によって、さまざまな特色があると思います。そこで、皆さんのお家の“おぞうに”について紹介いただきました。さっそく結果を発表いたしましょう!
大半のご家庭で、お正月には“おぞうに”を食べるとお答えになりました。51.6%の方が「自宅で食べる」、42.4%の方が「実家(帰省先)で食べる」と回答されました。“おぞうに”に欠かせないお餅はお子さまも大好きですし、日本の伝統や食習慣を大切にしたい思いもあって、年の初めに厳かな気持ちで食されるのではないでしょうか。
地域によってさまざまな“おぞうに”があると思いますが、もっとも大きな違いが「汁」ですよね。そこで「汁」について伺うと、74.0%の方が「すまし」とお答えに。「白みそ」とお答えの方が17.8%でした。
一般的に東日本は「すまし」、西日本は「白みそ」と言われますが、西日本でもすましという方、また普通のお味噌を使うという方もいらっしゃいました。
だしは「かつお」とお答えの方が41.6%。すましでも白みそでも「かつお」のだしがしっくりくるのかな?
「昆布」とお答えの方が17.8%、「いりこ・煮干し」とお答えの方が11.8%でした。普段から食べ(使い)慣れただし、作る“おぞうに”によって違いがあるのでしょう。
手軽にだしができる「インスタント」とお答えの方も18.1%いらっしゃいました。
“おぞうに”に欠かせないお餅は、「切り餅(角餅)」とお答えの方が58.4%、「丸餅」とお答えの方が40.8%でした。
「汁」と同様、一般的に東日本は焼いた切り餅(角餅)、西日本は焼かない丸餅と言われていますが、境となる中部・北陸地方では切り餅(角餅)と丸餅が混在しているとか。また、フリーコメントを見ると愛媛県や香川県ではあんこ餅を入れるみたい。地方やご家庭によって特色があり、おもしろいですね。
“おぞうに”の具材は、
「にんじん(60.3%)」
「大根(56.3%)」
「鶏肉(43.5%)」
「かまぼこ(33.4%)」
「みつば(30.2%)」
「ネギ(27.2%)」
「しいたけ(25.3%)」
「白菜(21.5%)」
という順になりました。
「すまし」の“おぞうに”の場合、具材を入れてうま味を出したり、見た目もお正月らしく、彩りを添えたりすることが多いですよね。もちろん、「白みそ」やその他の“おぞうに”も具材を入れられるよう。とくに紅白がおめでたい「にんじん」「大根」に多くのチェックが入りました。
また、「その他」の回答では実に多彩な具材が! やはり海沿いの地域の方は魚介類を入れられるようです。
私は、秋田県住みなので、比内地鶏の醤油味です。具材は、セリを根っこごと入れるのが秋田県の県北風です。(mommom/秋田県鹿角市)母ではなく、祖母の作るお雑煮には、いくらが入っていました。岩手の方の風習かもしれません。(りょっち/千葉県八千代市)冠婚葬祭が派手な東海地方だが、お雑煮は餅菜という葉っぱしか入っていなくてびっくり。宮城県では焼きハゼで出汁を取る。出汁なのに、2,000円とかで売られている。(三児の母です/宮城県仙台市)子供達に正月の迎え方を知ってほしいので一緒に作っています。地域ではのっぺという郷土料理がありますが、我が家はおすましの汁の他にこの、のっぺに餅を入れて食べたりもします。のっぺの具は「ととまめ(いくら)」が人気です。(ぽてとさらだまん/新潟県長岡市)福井はみそで昆布、かぶを入れるのが普通ですが、わが家では醤油、昆布、鶏肉、せり、またはみつばです。(おちゃみ/福井県福井市)主人の実家(広島)では、牡蠣をいれていたようです。ご両親が亡くなられて、一度しか食べられなかったのですが。(まあすけ/愛媛県松山市)香川と言えば白味噌仕立ての餡入り餅が定番なんですよ~!みんなにえ~っ!!って言われますが,甘さがクセになります。私は丸餅の餡入りをトロトロになるまで煮込んでゼンザイ風にして食べるのが好きです(笑)。(みんみん/香川県仲多度郡)地元福岡県福岡市では、ブリをおぞうにに入れるのが普通のようですが、両親ともに地元出身ではないので、ブリは入れません。野菜をたっぷり入れて作ってあります。(とももっぷる/兵庫県明石市)私の実家は九州なのですが、うすくち醤油ベースのだしで、大きな干しえび?でもダシをとるために一緒に煮てそのえびも食べていました。(さやゆー/茨城県守谷市)夫の実家の地域ではお雑煮から餅を取り出してきなこを付けて食べるので、うちもその方式で食べています。(さらまみー/奈良県橿原市)三が日は男の人が作ると決まっていて毎年父が作っていました。(さくら/群馬県藤岡市)一日目は父方のお雑煮を食べ、二日目は母方のお雑煮を食べます。両親は関西出身ですが、中の具材が違っていて飽きずに美味しいです。(ろろん/福岡県福岡市)福岡の実家からつきたて丸餅がもらえるので毎年丸餅でお雑煮をつくります。真空パックのお餅より柔らかくておいしいです。(あるぱか/埼玉県ふじみ野市)1月1日の朝御飯に食べます。朝、起床しても、お雑煮を食べるまでは絶対に「明けまして、おめでとうございます。」とは言いません。お雑煮を食べてから、新年の挨拶をします。(mana/茨城県土浦市)餅の形がなくなるまで煮る。食べる時にかつお節をかける。(アロハ/愛知県犬山市)数の子をのせて食べる。がめにを乗せて食べる。多分我が家だけかも。大晦日にお蕎麦を食べて、そのお蕎麦のつゆがお雑煮のつゆになります。(しほ/福岡県糟屋郡)
「我が家の“おぞうに”事情」と題した今回のリサーチはいかがでしたか?
地域やご家庭によって、汁もお餅も具材も実に多彩な“おぞうに”。ママ・パパ、それぞれの実家でも違いがあるようで、「1日はママの味、2日はパパの味」と分けて作られる方も。ただ、皆さんに共通して言えるのは、故郷の味、家庭の味を大切にされていること。今年食べた“おぞうに”は、次の年もまた次の年もと受け継がれ、お子さまの故郷の味、家庭の味になっていきます。将来、お子さまが「これが我が家の“おぞうに”」とその子どもに作って食べさせることを思うと、何だか幸せな気持ちになりますね。
年末年始のお忙しい時にも関わらず、たくさんのご投票をいただき、ありがとうございました。今年も楽しい、役に立つリサーチをお届けしていきますので、ご協力、よろしくお願いいたします。
第588回の投票テーマは「“子連れ旅行”実態調査」です。
今週もぜひご投票ください。
おぞうにやおせちを囲んで「あけましておめでとう」。今年も我が家は笑顔いっぱい!元気いっぱい!・・・ (byミキハウス子育て総研)
Q1.お正月に"おぞうに"を食べますか?
Q2-1.汁は?
Q2-2.その他の場合は?
Q3-1.だしは?
Q3-2.その他の場合は?
Q4-1.お餅は?
Q4-2.その他の場合は?
Q5-1.具材は?(複数可)
Q5-2.その他の場合は?
Q6.“おぞうに”を作るとき・食べるときの決まりごとや、地域や我が家ならではの作り方があれば教えてください。
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