Weekly ゴーゴーリサーチ(第526回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
お子さまを病気から守るために欠かせない予防接種。大切なことはわかっていても受ける月齢・年齢や回数、時期を把握したり、接種日に合わせて子どもの体調を整えたり・・・と、なかなか大変ですよね。また接種後の副作用なども気になるのではないでしょうか?
今回は「“予防接種”どうしてる?」と題してリサーチを実施。お子さまのワクチン接種状況、さらに予防接種のお悩みごとやお困りごとを伺いました。
今回のリサーチで対象となるお子さまの年齢は、
予防接種には、「定期接種」と「任意接種」の2種類があります。「定期接種」は、定まった期間内であれば無料で受けられます。
皆さんの定期接種の接種状況は、「予定通り受けた、今のところ順調」とお答えの方が82.6%。
「予定をずらしたり、キャンセルしたことがある」とお答えの方は12.0%、「まだ分からない」とお答えの方は5.4%でした。
多くのお子さまが予定通り接種されているようです。
定期接種を予定通り受けられなかった方の理由をいくつかピックアップしました。
現在、「任意接種」はママ・パパに接種をするかどうかの判断が委ねられていますが、WHO(世界保健機関)は、任意接種のワクチンについても、すべての国で定期接種、無料化にするよう勧告しているそうです。
そこで、皆さんの任意接種の接種状況を伺いました。
まず、ヒブワクチンは、「受けた・受ける予定」とお答えの方が69.3%。
「受ける予定はない」とお答えの方が19.9%、「受けるか迷っている」とお答えの方が10.8%でした。
2010年春から日本でも接種が始まった小児用肺炎球菌ワクチンは、「受けた・受ける予定」とお答えの方が67.9%。 スタートから日が浅いですが、多くの方が受けられていますね。
「受ける予定はない」とお答えの方は21.8%、「受けるか迷っている」とお答えの方は10.3%でした。
かかった人の1,000人に1人が重症の難聴(ムンプス難聴)になってしまうといわれている、おたふく風邪。おたふく風邪の予防接種は、「受けた・受ける予定」とお答えの方が68.7%。
Q3「ヒブワクチン」、Q4「小児用肺炎球菌ワクチン」と比べると、「受ける予定はない(8.4%)」とお答えの方は少なめでした。副作用が比較的少ないといわれているからかもしれませんね。また、男の子は、思春期以降にかかった場合の、こうがん炎などの合併症も心配ですよね。
「受ける前に感染した」とお答えの方も6.6%いらっしゃいました。
水ぼうそうの予防接種は、「受けた・受ける予定」とお答えの方が61.8%。
水ぼうそうもおたふく風邪と同じように「受ける予定はない(9.7%)」とお答えの方は少なめで、「受ける前に感染した」とお答えの方が10.9%でした。
おたふく風邪、水ぼうそうは、ワクチンを接種するかどうかは、ママパパの判断に任されているわけですが、今回のリサーチでは6割以上の方が受けた・受ける予定とお答えに。どちらの疾患も感染力が強く、子どもの間でつねに流行しているので、「かかっても軽くすむように受けておこう」と意識されているのでしょうね。
寒くなると猛威を振るう「インフルエンザ」。お子さまの予防接種については、「受けた・受ける予定」とお答えの方が56.2%。 半数以上の方が受けた・受けるようですが、「受けるか迷っている(24.7%)」、「受ける予定はない(19.1%)」とお答えの方も多くいらっしゃるよう。他の予防接種もあり、スケジュールが合わない、受けてもかかる場合がある、タミフルやリレンザなどの治療薬も知られているといったことが関係しているのかもしれません。
ママ・パパは、インフルエンザの予防接種を「受ける・受ける予定」とお答えの方が52.1%。お子さまにうつっては大変ですし、ママ・パパ自身の仕事や、育児、家事などに支障をきたさないよう受けられるのでしょう。
ただ、「受ける予定はない(26.1%)」「受けるか迷っている(21.8%)」とお答えの方も約半数程度いらっしゃいました。
予防接種の副作用が心配です。先生は大丈夫っていうのですが、何があるか解らないので。(もりん/和歌山県和歌山市)情報が豊富なことは喜ばしいことなのですが、接種直後に、「今後見合わせ」となると不安でたまらなくなります。うちは日本脳炎の予防接種がまさにその状態。良かれと思って接種したのに、不安になり、かといってどうにもできず、困りました。(りょう/神奈川県横浜市)ポリオの生ワクチンを接種するか不活化を待つか悩んでいます。(あるぱか/埼玉県ふじみ野市)予防接種の副作用が心配です。先生は大丈夫っていうのですが、何があるか解らないので。(もりん/和歌山県和歌山市)ポリオやMRなど予防接種をうけることで、大変なことになる場合もあり、また、任意はお金がかかったり、うけるのに迷った。安心して、受けられるようにしてほしいと思った。予防接種が医者の予約でいっぱいだったり、スケジュールに失敗すると大変遅れてしまうことがある。(ゆかりん/千葉県船橋市)この秋、ポリオの集団接種をする予定です。生ワクチンなので少し怖いような気もします。(カルピー/広島県呉市)体調が崩れて一度打てないと次のものと関連があり予約がたいへん。予防接種を打っても安全性が怖い。(あやりよ/東京都町田市)おたふくのワクチンが不足しているらしく、かかりつけの小児科で数カ月待っている状態。待ってる間に感染しないか心配。(cc14/熊本県熊本市)任意接種の場合医療機関によって金額がまちまちなので近所のママ友などから情報を経て病院に電話して日程を合わせて価格を比較して結構大変でした。また3歳を過ぎたら案内のハガキなども特にないので接種しなければいけない注射がよく分からなくて不安です。(ゆっぴー/大阪府東大阪市)小さい時は毎月のように予防接種があってそれも困ったけど、大きくなると次の予防接種は一年後になったりするので忘れてしまいそうで不安です。(おとぴー/兵庫県尼崎市)子どもが1歳で復職したが、近所の病院は16時までしかやっていないので、予防接種のたびに休みを取らなければならなかったこと。土曜日も病院はやっているが、土曜日は予防接種の子どもで予約がいっぱいで一ヶ月待ちの状態だった。(ひろつ〜/東京都千代田区)昔より予防接種の種類も増えてきて、上の子には受けてない物があったりすると、受けなくていいのかどうか迷う。また、任意接種は値段が高い。注射を打ってもその病気にかかる事もある。病状は随分軽くて済むと思うが、それも個人差があるためなんとも言えないと思う。もっとどんな家庭でも気軽に受けられるように値段が安くなってほしい。(あいちゃん/大阪府泉佐野市)転勤が多く、地域により接種のタイミングがずれてしまうことがあり受け損ないそうになることも・・かかりつけ医がいると安心ですね!(みけてん/佐賀県佐賀市)
「“予防接種”どうしてる?」にもたくさんのご投票、ありがとうございます。
今回のリサーチでは定期接種はもちろん、任意接種も多くの方が受けた・受ける予定とお答えになられました。一方で定期接種はスケジュール管理が大変、任意接種は副作用が心配、料金が高いという声が多数。自治体、病院によって、実施時期や料金などにバラつきもあるようですね。
欧米の多くの国では各種ワクチンは無料で接種できるとか。日本は小児用肺炎球菌ワクチンの接種がようやく始まったといったように、予防接種に関してかなり立ち遅れています。
国がきちんとした方針や安全性を示してくれ、お子さまやママパパが気軽に安心して予防接種を受けられるようになるといいですね。
今回、「2011年のインフルエンザワクチン予防接種が変わる」というテーマで、「MMわんぱくこどもクリニック」の院長、坂本浩一先生に特別寄稿をいただきましたので、是非お読みください。
第527回の投票テーマは「我が家の暖房どうしてる?」です。
今週もぜひご投票ください。
お子さまはママ・パパの宝物☆カワイイ笑顔をずっとずっと守っていくよ!… (byミキハウス子育て総研)
Q1.お子さまの年齢は?(きょうだいがいる場合は末子の年齢を選んでください)
Q2-1.予防接種のスケジュールで、定期接種(ポリオ、BCG、三種混合、MR[麻しん・風しん]、日本脳炎)を受けましたか?
Q2-2.予定どおり受けられなかった、受けなかった方にお伺いします。その理由は?
Q3.ヒブワクチン(任意接種)を受けましたか?
Q4.小児用肺炎球菌ワクチン(任意接種)を受けましたか?
Q5.おたふく風邪(任意接種)を受けましたか?
Q6.水ぼうそう(任意接種)を受けましたか?
Q7-1.お子さまは、この冬インフルエンザを受けた、または受ける予定ですか?
Q7-2.ママ・パパは、この冬インフルエンザを受けた、または受ける予定ですか?
Q8.予防接種のお悩みごと、お困りごとはありますか(ありましたか)?
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