Weekly ゴーゴーリサーチ(第437回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
今、世間のもっとも大きな関心事といえば新型インフルエンザ。
感染が拡大し、心配ですよね。
10月中旬から新型インフルエンザのワクチン接種もスタートしましたが、小さなお子さまは他にもいろいろな“予防接種”がありますよね。
そこで、今回は“予防接種”どうしてる?と題してリサーチを行いました。
各種感染症を防ぎ、赤ちゃんが元気に育つために必要な予防接種。
現在、予防接種には、「定期接種」と「任意接種」の2種類があります。
その中で「定期接種」は、国が接種を勧めているもので無料で受けられます。
ただし、接種月(年)齢や期間、接種回数が決まっているので、スケジュールどおりに受けていくのは、けっこう大変ですよね。
では、55192キッズの「定期接種」について、79.1%の方が「予定どおり受けた・今のところ順調」とお答えに。
「ずらしたり、キャンセルしたことがある」とお答えの方は17.8%でした。
※日本脳炎ワクチン接種は、厚生労働省より市町村に対し、積極的勧奨を差し控える勧告が
出されています(2006年10月現在)。
ただし、保護者が希望する場合は定期接種として受けることができます。
参考:予防接種に関する通知
参考:Happy-Note 2009年秋号「新しい日本脳炎ワクチンができました」
「ずらしたり、キャンセルしたことがある」とお答えの方に理由を伺うと、95.6%と大半の方が「子どもの体調」とお答えに。
お子さまは急に熱が出たり、おなかをこわしたりしますよね。
「親の都合(仕事や体調)」とお答えの方は13.3%でした。
お仕事しているママ・パパは、お休みをとるのが大変。
またお子さまと同じく、急に体調が悪くなることもありますよね。
その他のお答えは右の通りでした。
・引越しが多かったので
・生まれたばかりだから
・台風で接種が中止になった
・日にちを間違えた
Q2.からは、「任意接種」について伺いました。
まず、おたふく風邪(正式名:流行性耳下腺炎)の予防接種は、
「受けた・受ける予定(57.8%)」
「受けるか迷っている(19.3%)」
「受ける予定はない(18.5%)」
という結果になりました。
おたふく風邪は、ムンプスウイルスというウイルスによって感染する疾患。
耳の下からあごにかけてのあたりが腫れ、発熱も伴います。
水ぼうそうの予防接種は、
「受けた・受ける予定(49.4%)」
「受ける前に感染した(22.7%)」
「受けるか迷っている(14.7%)」
「受ける予定はない(13.1%)」
という結果になりました。
水ぼうそうは、熱が高く出ることも出ないこともありますが、強いかゆみのある発疹が出ることが特長。
感染力が強いため、「受ける前に感染した」とお答えの方も多くいらっしゃいました。
冬になると猛威をふるうインフルエンザ。
感染すると、高熱が出たり、吐いたり、辛い症状が続くので、お子さまは予防接種を「受けた・受ける予定」とお答えの方が63.6%でした。
「受ける予定はない」とお答えの方は18.8%、
「受けるか迷っている」とお答えの方は17.6%でした。
赤ちゃんや子どもにうつさないためには、周囲の大人が予防接種を受けておくことも対策の一つ。
ママ・パパも半数の51.6%の方が予防接種を「受けた・受ける予定」とお答えに。
「受ける予定はない」とお答えの方は29.0%、
「受けるか迷っている」とお答えの方は19.4%でした。
新型インフルエンザはワクチンが不足しているため、厚生労働省が接種の優先順位を発表しています。
その優先順位は、
1.医療従事者(救急隊員を含む)
2.妊婦、基礎疾患がある人
3.1歳から小学校3年生までの子ども
4.1歳未満の子どもの保護者、優先接種者のうち、予防接種が受けられない人の保護者等
その他、対象者として小学校4年生から6年生、中学生、高校生、高齢者(65歳以上)となり、10月中旬から順次スタートしています。
お住まいの地域や医療機関によって違いがありますが、55192キッズが対象に含まれる「1歳から小学校3年生までの子ども」の接種も11月中旬から12月にかけて始まります。
では、55192キッズは新型インフルエンザの予防接種を受けられる状況であれば、「受ける予定」とお答えの方が55.4%と半数以上に。
重篤化するといった情報も耳にするだけに、受けておきたいですね。
「受けるか迷っている」とお答えの方は23.5%でした。
「季節性インフルエンザや他の予防接種と一緒に受けていいの?」「副作用は?」など疑問や心配もあり、悩んでいる方も多いようです。
小さなお子さまに感染させてはいけない状況にあるママ・パパ。
ただ、予防接種は「受ける予定」とお答えの方が37.5%で、Q5-1.のお子さまの「受ける予定」という結果よりは少なめ。
「受けるか迷っている」とお答えの方も32.7%で、「受ける予定」とお答えの方とほぼ同じくらいいらっしゃいました。
新型インフルエンザはすべての人にとって初めての疾患、経験。
いろいろ迷ってしまいますよね。
1歳半の時に、仕事復帰をすることが決まっていたので、それまでにできる時期の範囲で全ての予防注射を終えてしまおうと、計画的にじゃんじゃん打ちました。おかげで全て終わりましたが、娘はすっかり病院嫌いになりました・・・。(ゆっきぃ/埼玉県さいたま市)とにかく1才半までの予防接種の数が多すぎて、スケジュールが立てにくい。この一年、風邪を引かせないようにするのがとても大変でした。(なおみちん/東京都 国立市)今でこそ風邪をひかなくなりましたが1年前までは1カ月に2回としょっちゅう風邪をひいていた息子。予防接種をうけようとすると風邪をひいたりと予定を立てるのが難しかったです。(りょうちゃん/佐賀県伊万里市)予防接種は平日しかやっていない病院が多く、共働きの我が家は大変なので、祖母にお願いしています。予防接種なので、早退しますが、許される世の中になって欲しいです。(ゆみ姫/東京都足立区)今回のようにワクチンが少なかったりなど、接種できるか不安になったり、任意接種だと予防接種自体の金額がまちまちだったり、もっと公費で摂取できるようになればいいと思う。(AOS/神奈川県川崎市)まもなく第3子出産予定。ヒブワクチンについて迷っています。おたふくも水疱瘡も任意で、とにかく料金が高くて・・。後、日本脳炎をやったほうがいいか迷っています。(ぷうー/栃木県宇都宮市)毎回なのですが、腫れてかゆがり、掻きむしります。冷やしたり掻かれないよう包帯巻いたり、暑い季節も長袖着せたりと対策が必要。2-3日でおさまるのでよくある副作用のようですが、掻き壊してバイキンが入ったら…と、私も気になって仕方がありません。(tomomix /北海道江別市)以前はインフルエンザの予防接種は、学校でやってくれていたのに、今は任意。それにより、家族で受けるとなると、かなりの出費があります。また、受けたとしても完全ではないので、毎年悩みます。(やすたま/東京都世田谷区)
“予防接種”をテーマに取り上げた今回のリサーチはいかがでしたか?
お子さまが産まれた時からあれこれある予防接種。
「定期接種(勧奨接種)」は、受ける方が多いのですが、とにかくスケジュール管理が大変みたいですね。
「任意接種」は親の希望といわれても、疾患も副作用もどちらも気になりますよね。
料金が高いこともママ・パパが躊躇する理由になっていました。
さて、今年大変な状況のインフルエンザ。新型はもちろん、季節性もワクチンが不足し、予約が取れないようです。
いろいろな情報が錯綜しているだけに、ママ・パパとしては判断が難しいと思いますが、疑問や心配事はかかりつけのお医者様や最寄りの保健所などに相談するのがイチバン。
また手洗い・うがいをする、栄養・睡眠をしっかりとるなど、自分たちでの予防も心がけていきましょう!
第438回目のゴーゴーリサーチNOWの投票テーマは「ママの飲酒事情調査」です。今週もぜひ、ご投票ください。
ゴシゴシ手洗い、ガラガラうがい! 親子でウイルスをやっつけよう!…ゴーゴー育児!(byミキハウス子育て総研)
Q1-1: 予防接種のスケジュールで、定期接種(ポリオ、BCG、三種混合、MR[麻しん・風しん]、日本脳炎)を受けましたか?(日本脳炎については勧奨されずに受けなかった場合を除く)
Q1-2: 予定どおり受けられなかった、受けなかった方にお伺いします。その理由は?(複数可)
Q1-3: その他の場合はどんなことですか?
Q2: おたふく風邪(任意接種)を受けましたか?
Q3: 水ぼうそう(任意接種)を受けましたか?
Q4-1: お子さまは、この冬の季節性インフルエンザ(任意接種)を受けた、または受ける予定ですか?
Q4-2: ママ・パパは、この冬の季節性インフルエンザ(任意接種)を受けた、または受ける予定ですか?
Q5-1: お子さまは、新型インフルエンザの予防接種を受けられる状況であれば、受けますか?
Q5-2: ママ・パパは、新型インフルエンザの予防接種を受けられる状況であれば、受けますか?
Q6: 予防接種のお悩みごと、お困りごとはありますか(ありましたか)?
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