Weekly ゴーゴーリサーチ(第419回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
「子どもはほめて育てる」といわれますが、悪いことをすれば「しかる」ことも不可欠。
ただ、上手にほめる・しかるって、なかなか難しいですよね。
そこで、55192ママ・パパは日々の子育てでどのようにほめて、しかっているかを大調査!
年齢別に見たほめ方・しかり方の特長、違いもまとめてみました。
さっそく結果を発表いたしましょう!
今回のリサーチで対象となるお子さまの年齢の割合は、
「3歳(23.2%)」
「6歳以上(16.1%)」
「4歳(19.0%)」
「2歳(15.5%)」
「5歳(12.5%)」
「1歳(8.9%)」
「0歳(3.6%)」
と、なりました。
毎日の子育てでは、「ほめる」「しかる」のどちらが多いか伺うと、
「しかることの方が多い(41.1%)」
「同じくらい(35.1%)」
「ほめることの方が多い(16.1%)」
という順になりました。
日々、思いがけないことをするのが子ども。
一度注意してもまた同じことを繰り返したりして、どうしてもしかることの方が多くなってしまうのかも。
一方、ほめる・しかるが「同じぐらい」というママ・パパも多数。
しかった分、思いきりほめてあげると、バランスを図っているのでしょう。
「ほめることの方が多い」という方は、少しぐらいのことは目をつぶったりしているのかな。
最近、お子さまを「ほめた」時の内容は、
「お手伝いをしてくれた(62.5%)」
「お片づけができた(54.8%)」
「よく食べた(おっぱい)(47.0%)」
「上手に歌えた・踊れた(45.8%)」
「ありがとうやごめんなさいが言えた(45.2%)」
「きちんとあいさつができた(41.1%)」
という順になりました。
トップは、「お手伝いをしてくれた」。
食事の用意の時に食器やお箸を運んでくれたりなど小さなお手伝いでもママ・パパはうれしく、お子さま自身も達成感がありますよね。
「お片づけ」は“自分のことは自分でする”の第一歩。
ほめてあげるほど、お子さまは進んでお片づけしてくれるのでは?
また、「よく食べた(おっぱい)」もママ・パパの大きな喜び!
「上手に歌えた・踊れた」はお子さまの成長や頑張りの証し!
どちらもたっぷりほめてあげたくなりますよね。
「ありがとうやごめんなさいと言えた」「あいさつができた」などは、人として大変重要な事柄。お子さまが嫌にならないよう、ほめることでしっかり身につけて欲しいのでは?
さて、年齢別に内容を見ると、0歳、1歳の頃は「よく食べた」「上手に歌えた・踊れた」ことが「ほめる」中心。
2歳、3歳なると「トイレができた」「着替えができた」といったトレーニング中の生活習慣が「自分でできた」ことをほめてあげるよう。
4歳、5歳、6歳以上では「上手にお絵かきや工作」「字が読めた・書けた」「園や習い事で頑張った」をほめてあげるママ・パパが多数。
お子さまの才能や能力を伸ばすためにもほめるのかもしれませんね。
その他では下のようなお答えが挙げられました。
・お友達におもちゃを貸す事ができたこと
・次の日の用意が出来た
・親の言うこと(比較的難しい大人の理屈)が理解できた
・約束を守れなかったママに「また今度ね」と許してくれた
最近、お子さまを「しかった」時の内容は、
「危険なことをしている(57.7%)」
「片付けない、出しっぱなし(57.1%)」
「食べ方、行儀が悪い(50.6%)」
「ぶつ、蹴る、噛む、投げる(40.5%)」
「家で走り回る、飛び跳ねる(34.5%)」
という順になりました。
トップは「危険なことをしている」。
万一、ケガをしたりしては大変! しかってでも教えておかないとダメですよね。
「家で走り回る、飛び跳ねる」ことも危険を伴い、しっかりしかっているよう。
マンションをはじめ集合住宅にお住まいの方はご近所へのマナーとしても注意されるのでは?
「片付けない、出しっぱなし」「食べ方、行儀が悪い」は、小さい頃からきちんとしつけておきたいことだけに、ついついしかることが多くなってしまうかも。
「ぶつ、蹴る、噛む、投げる」は、ゼッタイにしてはいけないこと!
時にはパパにガツンとしかってもらうこともあるかも。
年齢別では、0歳、1歳ではやはり危険なこと、ものを教えるために「しかる」が中心に。
2歳、3歳、4歳では「ぶつ、蹴る、噛む、投げる」「危険なことをしない」に対して、しかっているよう。
5歳、6歳以上では、「食べ方、行儀が悪い」「うそをつく、口ごたえ」「宿題や習い事をしない」と、人としても社会の中でもやってはいけないことをしかって教えているようです。
その他では右のようなお答えが挙げられました。
・おやつばかり要求する
・訳もなくぐずる時
・お風呂になかなか入らない
・花や葉っぱをむしりとっていた、ありを踏み潰そうとしていた
・幼稚園に行くのに違う帽子をかぶって行きたい!!とか
・サンダルで行きたい!!とわがままを言った時
何かできたことに対して、自分の感じている感動を伝えています。「すごい!○○できたね!できるようになるくらい大きくなったんだね?!」と、成長してくれたことに感謝しながら誉めています。叱るときは「○○すると危ないから、●●しておこうね!」というふうに、「○○してはいけない」ではなく「●●しよう」と、 否定語は使わずに肯定する言葉で注意を促しています。「コードを引っ張ると危ないから、しまっておこうね!」など。(0歳・Mikit@/愛知県江南市)○○できて、すごいね!上手ね!えらかったね!かしこいね!などと、何に対して褒めているかわかるように伝える。メッ!など短い言葉でわかりやすく伝えたあと、○○したらメッ!と理由を伝える。(1歳・ゆっぴぃ21/京都府京都市)褒める時は、なるべくテンション高く、ニコニコ顔でハグしてあげるようにしています。叱る時は、ダラダラと怒らないように、またなるべく感情的にならないようにしています。(1歳・こっこっこ/静岡県静岡市)褒めるときは、思いっきりオーバーなくらいに褒めている。しかる時は、なぜしかったのか、分からなくてもしっかり理由を言うようにし、また、夫としかるポイントがずれないように話合ったりしている。しかった後は、とにかくたくさん抱きしめ、スキンシップをしっかり取るようにしている。(2歳・そらまめ/沖縄県島尻郡)ほめる時は具体的にほめるようにしています。また、純粋にほめるように。(何かを期待したり、さらなる成長を望むようなほめ方はしない)しかる時は中途半端じゃなしに真剣に。「説明」は大事だけど、時には瞬時にビシッと叱ることも。状況に応じてメリハリをつけるように叱っています。(3歳・りーちゃん/大阪府堺市)顔を見て頭をなでて褒めてあげる。叱るときは、気持ちを落ち着けて『お母さんの目を見てお話聞いて』と諭すようにしている。でも気持ちの余裕がないとすぐ『ダメ?!!』と大声で叱ってしまうんです。(3歳・にゃん太/群馬県前橋市)主張に一貫性がないのはよくないと思うので気をつけています。感情が先立って『叱る』のではなく『怒る』になっていないか気をつけるようにしています。躾として、ケジメをつけるためにも叱ることも大切なのではないか?と思います。褒められるために何かをするとか、褒められなければ気がすまない、そんな子に育てたくないので。(3歳・まろん/愛知県豊橋市)そのことをしたことで私がどれだけ嬉しかったのか言葉をもって説明しています。そしてぎゅっと抱きしめてあげます。子供はとても満足そうな顔で私も嬉しくなります。叱るときは何が悪かったのかちゃんと説明してあげます。そして今後どうすればいいのか教えてあげます。(4歳・ことり/静岡県焼津市)頭や体のどこかをなでながら言葉をかけるようにしている。しかる時は、悪いことをした時だけにする。いろいろと怒らない。悪い言葉にしないように心がけているがなかなかできない。(4歳・ハナソ/香川県高松市)しかるというより、言い聞かせるとか諭すようにしています。大きな声を出したり怒鳴ったりせず、両手を軽く握ってこちらに注意を向けさせて、子供の話をまず聞き、「そうなの」と、まず子供の言葉を受け入れてから、話して聞かせるようにしています。(5歳・しろたび猫/千葉県船橋市)すごいね、とかえらいじゃん、とか。ワンパターンになりがちです。叱るときは姉弟平等にと考えています。(5歳・よそこ/埼玉県さいたま市)できる限り、3回注意してから雷を落とします。(6歳以上・あさまま/大阪府八尾市)ひとりでできたことによって自信が持てるように「よくひとりでできたね」とか、次もがんばれるように「今度は○○をやってみようね」など。 しかるときは、なるべくNGな言葉は使わないように気をつけています。(6歳以上・ひろさん/佐賀県鳥栖市)
「年齢別“ほめ方、しかり方”」と題した今回のリサーチにもご協力ありがとうございます。
ほめる・しかるは親としての大切な役割ですが、お子さまの成長と共に、ほめる・しかる内容は変化。
55192ママ・パパはそれに合わせてほめ方・しかり方をバージョンアップされていました。
例えば、お子さまが小さい頃は表情や言葉の強弱で、ほめる・しかるを理解させるママ・パパが多数。
お子さまがママ・パパの言うことがわかるようになると、なぜほめるかの、しかるのかをきちんと説明される方が多いようです。
もちろん、ほめ方・しかり方は親子の数だけあり、時には「ちょっとしかりすぎかな」「ほめすぎて甘やかしてないかな」と悩んだり、迷ったりすることもあると思いますが、ほめる時もしかる時も「愛情を持って接する」ことが大切。
ママ・パパが真剣に向き合えば、その思いがお子さまに必ず伝わります!
今日も子育て、がんばっていきましょう♪
第420回目のゴーゴーリサーチNOWの投票テーマは「掃除機&おそうじ事情調査」です。今週もぜひ、ご投票ください。
ほめるはスキンシップ。しかるはコミュニケーション。親子の絆がまた深まるね…ゴーゴー育児!(byミキハウス子育て総研)
Q1: お子さまの年齢を教えてください(きょうだいがいる場合はお一人決めてください)
Q2: 日常的に、「ほめる」と「しかる」、どちらが多いですか?
Q3-1: 最近、お子さまを「ほめた」のは、どんな時ですか?(複数可)
Q3-2: その他の場合はどんなことですか?
Q4-1: 最近、お子さまを「しかった」のは、どんな時ですか?(複数可)
Q4-2: その他の場合はどんなことですか?
Q5: どんなほめ方をしていますか?また、しかる時に気をつけていることは何ですか?
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