Weekly ゴーゴーリサーチ(第418回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
子育ての大先輩であるじ~じ・ば~ばは、ママ・パパにとって頼りになる存在。
しかし、子育てを取り巻く状況は飛躍的に変化・進歩し、双方の育児常識にギャップが出てくることも多いのでは?
そこで、今回は「祖父母世代との育児常識のギャップ」と題してリサーチを実施。
育児常識の今昔、普段は言いづらいママ・パパの本音なども教えていただきました。
じ~じ・ば~ばもご一緒にご覧くださいね。
55192ママ・パパが祖父母世代と違いやギャップを感じる育児常識は、
「食生活・おやつ(39.0%)」
「食べ物の口移し(35.5%)」
「厚着・薄着(28.5%)」
「母乳・ミルク(25.0%)」
「トイレトレーニング(24.0%)」
「抱き癖(23.5%)」
「果汁・離乳食(21.5%)」
という順になりました。
トップは、「食生活・おやつ」。
今はアレルギーなどへの配慮から、食べてはいけない物、食べさせる時期が解明され、「果汁・離乳食」も作り方・与え方が変わっていますが、祖父母世代はどうしても「何でもたくさん食べなければ!」が頭にあるみたい。
また、おやつ=甘いお菓子やジュースと思っているじ~じ・ば~ばが多く、「孫が喜ぶ!」と与えすぎてしまわれるのでは。
甘い物は通常の食事を食べなくなる、つねに欲しがって泣くなど“しつけ”にも影響が出てきます。
食事もおやつも毎日のことだけに、ママ・パパとしてはちゃんと考えて食べさせて欲しいですよね。
「食べ物の口移し」は、虫歯菌をはじめ大人の口内のさまざまな菌をお子さまに移してしまうため今の育児ではタブーですが、口移しをされるじ~じ・ば~ばが多いよう。
続いては「厚着・薄着」。
現代は冷暖房が行き届き、素材の機能性がアップしているので比較的薄着でも大丈夫なのですが、祖父母世代は「風邪をひくから」と厚着にされるよう。
「母乳・ミルク」もギャップが大きい事柄。
55192ママ・パパのじ~じ・ば~ばは“ミルクで育てる方が良い”と言われていた頃。
逆に「母乳が母の証」と思っている方もいらっしゃいます。
授乳期はママもデリケートになっているだけに、あれこれ耳にするとプレッシャーを感じてしまいますよね。
「トイレトレーニング」も昔は「おむつは1歳を過ぎたらすぐに外さなきゃ」と考えられていましたが、今は年齢ではなく、お子さま個人のペースに合わせることが常識。
「まだおむつしているの?」は禁句です。
また、抱っこは親子のスキンシップやコミュニケーションにとてもプラスになるのですが、じ~じ・ば~ばは「抱き癖がつく」と考える方が多く、甘やかし過ぎと言われるママ・パパもいらっしゃいました。
生後数ヶ月、息子の顔を中心とした湿疹に悩まされました。義母に“あなたの母乳が合わないんじゃないの”と言われたことが、育児疲れの身にこたえました。夫は何も言い返せないためいらいらします。結局、義父母とは距離を置くことで、平穏に暮らしています。 (ちーちゃん/千葉県船橋市)紙おむつ・ベビーフード・ダッコ紐…昔なかった物や改良された便利な物ばかりで、最初は嫌味を言われますが、「孫の面倒はみたいけど体力が…」というじぃじばぁばにはちょうどいいらしく、表向きはじぃじばぁばの為に便利グッズを買いみんなで使っています。(てるてるママ/新潟県新潟市)上の子が一才未満のときに、チャイルドシートなしに車に乗せようとしたり、はちみつの入ったお菓子をあたえそうになりました。「栄養あるのにたべれなくてかわいそう」ですって!食べた方がかわいそうだっつうの。それからは遠慮せずに、だめな物はだめと言うようにしています。(のりまきまき/奈良県奈良市)我が家は双子の男の子なのですが、主人の両親はやたらとお兄ちゃんと弟と区別を付けたがります。私としては一緒におなかの中で育って同じ日に生まれて同じように育っているので、どっちが上とか分けたくないのですが・・・。(miju/愛知県西尾市)肌が弱く湿疹がよく出ますが、勝手に薬を塗ろうとします。しかも子供に処方されていない薬です。ちゃんと病院で診てもらっているし、私も努力しているんだから邪魔しないで! 何かいわれても聞き流してます。(かず/神奈川県横浜市)金銭感覚は、まったく違う感じのようです。祖父母世代の方たちの生活は、今は子供も成長して年金などでまかなえるほどの生活をしてると思いますが、現時点の私たちの生活に合うような金銭感覚とは、物の価値観、買い方、などが違う感じがします。(りったん/千葉県千葉市)早くから習い事を始めたのですが3歳をすぎた頃に「椅子に座ってやってるなんて可哀想だ」と言われました。私はもうすぐ幼稚園の年なのだから出来てないのは…と思っていたのでギャップを感じました。(かおり/宮城県仙台市)トイレトレーニングでなかなかとれない娘に「もうとらなきゃ」「恥ずかしいで」と会うたびに言うのでますます娘はオムツがとれませんでした。昔は早く取るが当たり前だったので焦る気持ちは分かるのですが、娘も私もちょっと困りました。(クミィー/大阪府大阪市)食事とおやつは別物だといつでも食べれる状態にしている。子供が爺ちゃん家に行くと真っ先に冷蔵庫に行きアイスを物色する癖がついてしまった。なんでもいいから食べたいだけ食べさせてしまうやり方には参る。(にゃご/宮城県柴田郡)昔はこうだったああだったといちいち比べる。妊娠中に母親が食べたもので子どもにアレルギーが出ると責められる。男の子は車が好き、女の子は人形が好きと思いこみ、そういうおもちゃを与える。(ぱんたろう/熊本県熊本市)
「祖父母世代との育児常識のギャップ」と題したリサーチにもたくさんのご協力、感謝しております。
じ~じ・ば~ばは子どもを立派に育て上げた経験・自信もあり、今と昔の常識の違いを理解するのはなかなか難しいよう。そのためママ・パパは食生活、母乳、おむつなどさまざまな面でのギャップに困られていました。
ただ、随分前に子育てを終了したじ~じ・ば~ばが今の育児常識を知らないのは当然です。「違う!」と否定するより、「今はこうなんですよ」と伝えることが大切。
ママ・パパが「自分たちの子育てスタイル」をしっかり持っておくことも必要ですよね。
わかってもらえるまでは大変かもしれませんが、じ~じ・ば~ばとの貴重なコミュニケーションの時間と思って、じっくり話してみませんか。
第419回目のゴーゴーリサーチNOWの投票テーマは「年齢別“ほめ方、しかり方”」です。今週もぜひ、ご投票ください。
かわいい子ども、孫がスクスク育つのが一番だから。お互い歩み寄っていこう…ゴーゴー育児!(byミキハウス子育て総研)
Q1: 祖父母世代(子どものおじいちゃん・おばあちゃん)と接していて感じる、育児についての違い・ギャップはどんなことですか?(5つまで)
※祖父母のいない方も年配者と接していてというイメージでお答えください。
Q2: 具体的にはどのようなことですか?また、ギャップをうめる祖父母との良いコミュニケーションの取り方があれば教えてください。
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