Weekly ゴーゴーリサーチ(第416回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
妊娠の喜びは何ものにも代えがたく、かわいいわが子に会える日が待ち遠しいですよね。
一方、先週の第415回(2009.5.21~2009.5.27.)リサーチで伺った「つわり」をはじめ、妊娠・出産には乗り越えなければならない山もあるはず。
「出産費用ってどれくらいかかるのかな」と現実的なことも気になりますよね。
最近、55192.comの「子育てなんでもQ&A」にも妊娠・出産にかかわるお金の相談が増えています。
そこで今回は「妊娠・出産、お金はどうする?」と題してリサ-チを実施しました。
健診費、分娩費といった妊娠・出産に必要なお金をどのように工面したか伺うと、
70.0%の方が「家計の範囲内でやりくり」とお答えに。
出産はママ・パパに新しい家族を迎え、家庭を築いていくことでもあるので、家計からやりくりされたのでしょう。
続いては、「健保の一時金や手当て金」とお答えの方で37.6%でした。
出産は健康保険の対象外なのですが、経済的負担が大きいため、ママ・パパのいずれかが加入している健康保険から「出産育児一時金」が支給されるのはご存知ですよね。55192ママ・パパもその保険のお金を妊娠・出産にあてられたようです。
「自分の貯蓄を切り崩した」とお答えの方も29.1%いらっしゃいました。
まとまったお金が必要なので、日々の家計から捻出するのは難しかったのかも。
その他では下のようなお答えが挙げられました。
・子供のお年玉などを貯金したところから借りた
・主人の貯金を借りた
・生命保険の貸付を利用
55192ママ・パパが妊娠・出産の費用で「高い!」と感じられたものは、
「毎回の健診料(75.1%)」
「分娩費(46.9%)」
「入院費(45.1%)」
「抗体など検査費用(40.4%)」
「初診料(30.5%)」
「夜間休日の出産費用(25.4%)」
という順になりました。
もっとも高いと感じられたのは、「毎回の健診料」。
健診は20週くらいまでは月に1回、その後は2週に1回、35週からは毎週が一般的で、健診料や回数は医療機関によってさまざまなのですが、結構な費用がかかりますよね。「初診料」や「抗体など検査費用」も高いようです。
また覚悟はしていたものの、「分娩費」「入院費」も実際に金額を見ると、「高い!」と思っちゃいますよね。
しかも、「夜間休日の出産」の場合、さらに費用がアップ! 「平日の昼間に産まれてきて~」とお願いしたママ・パパもいらっしゃるのでは?
その他では、下のようなものが高いと感じられたようです。
・食に気を遣ったので食費
・通院の交通費(タクシー代)
・入院中の上の子の預け先がなく、保育ルームに預けたのですが、その費用
厚生労働省の調査によると、全国の病院や診療所などの出産費用の平均は約42万円だそうです。
では、55192ママ・パパに妊娠・出産にかかった費用をズバリ伺うと、「40~50万円」とお答えの方が35.5%でトップに。
病院や診療所などによって費用は変わりますが、ほぼ全国平均並みの費用がかかったようです。
全国平均以上の「50~60万円」とお答えの方は29.4%。
「30~40万円」と全国平均よりも安かった方は11.8%でした。
これから家族が増えてお金がたくさん必要になるのに、出産するまでにこんなにお金がかかるようでは赤ちゃんを迎えてから暮らしていけるのか、心配でした。赤ちゃんが生まれるまでになるべく節約して、少しでも貯金できるように工夫しました。(エトワス/埼玉県志木市)もしも帝王切開になった時のために、県民共済の保険に入っておきました。急遽帝王切開になってしまったので、保険はとても助かりました。 (ぴよりん/滋賀県大津市)出産費用として、毎月5万円ずつ積み立てました。(マコママ/三重県四日市市)申請し忘れないように注意し、30万円取り戻すぞ!と意気込んでいました。出産・育児用品は安いときに揃えていきました。(ちーちゃん/千葉県船橋市)毎回の健診、出産費用でしばらく金銭感覚が麻痺しました。1万、2万の差が小さく感じたりして。。。(みやこ/東京都府中市)その場の不安よりも、この子の成長に合わせた貯蓄が出来るかが、未経験だけに、不安にかられました。一人目は布オムツでしたが、洗濯の労力と洗剤の料金など考えると紙おむつでも変わりないと思いました。エコに協力できたかもしれませんが。(まみりおんちゃん/群馬県高崎市)経済的に不安を感じましたが、地方なので、そこまで高くないことを知ってからは不安を感じずにやりくりできるよう努力しました。妊娠前までは欲しいものは何でも買うという感じでしたが、財布の紐をぎゅっとしめてなるべく買い物に行かないようにお金を財布に入れないようにしました。(みたりゅう/宮崎県北諸県郡)共働きでやっとの生活のため、自分が妊娠・出産で給料が入らなくなった時どう生活して行こうか、これからどうなるのか不安だった。せっかくの貯金を崩してなんとかやりくりした。(そらまめ/沖縄県島尻郡)子供を産んで育てる、金銭面では出産前も今も不安だらけです。特に出産の時は聞いていた以上にお金がかかり驚きました。それまでは働いていたので自分の貯金からだしたり、家計からどうにかしたり。こういう不安は案外男の人にはわかりづらいみたいなので、妊娠したらすぐに「パパ教育」から始めたらよかった… と今になって思います。(けろりー/東京都中野区)里帰り出産をしたので、パパの生活費が予想以上にかかりました。パパはあまり自炊できないので、外食代が高くつきました。入院中は、大部屋にするなど、節約できるところは出費を抑えました。(ゆいなっち/東京都足立区)検診で毎回エコー写真をもらいました。毎回5000円はかかり、写真はいつもでなくてもいいのになぁ・・・と思いました。(くりんくりん/京都府京都市)無計画妊娠という事もあり、入院・帝王切開・タクシー代…は全て貯金を切り崩してました。しかし、健保の一時金を事前申込していたので、退院時の支払いは数千円。後日、生命保険から入院&手術給付金が貰え、妊産婦医療費助成(非課税世帯のみ)も利用出来たので、助かりました。もちろん給付金は今後の為に貯金しました。(てるてるママ/新潟県新潟市)公立の病院だったので、出産までの健診は個人病院に比べてびっくりするくらい安かったです。ただ出産が、休日夜間・夜中12時を過ぎると2日がかりとなるので、思った以上にかかってしまいました。それでも、個人病院で普通に出産するより安かったです。(たむとむ/広島県広島市)
「妊娠・出産、お金はどうする?」と題したリサーチにもたくさんのご投票ありがとうございます。
わが子を授かる大きな喜びを得られると同時に、お金は出ていってしまう妊娠・出産。
フリーコメントでは、「できるだけ買い物しないようにした」など日々の節約にも努められたママの声がたくさん聞かれました。
一方、「ママの貯蓄を切り崩した」「入院中のパパの生活費がスゴかった」など、残念ながらお金に無頓着なパパも…。
現在、健康保険からは子ども1人につき一律38万円の「出産育児一時金」が支給され、出産前に事前に申請することも可能。
さらに少子化対策の一つとして、2009年10月から2011年3月までは42万円に引き上げられることが決定しています。
また地方自治体や健康保険組合によってはお祝い金がもらえることも。
病院や診療所、出産のスタイルなどによっても費用は変わってきます。
妊娠中のママは体調面をはじめ不安でいっぱい。安心して出産に臨むためにもパパもいろいろな情報を調べたり、話し合ったりして、ママを支えてあげてくださいね。
第417回目のゴーゴーリサーチNOWの投票テーマは「我が家の子育て方針は?」です。今週もぜひ、ご投票ください。
出産のその日のためにママもパパもしっかり備えておくから。元気いっぱいに産まれてきてね。…ゴーゴー育児!(byミキハウス子育て総研)
Q1-1: 妊娠・出産にかかったお金、どう工面(どんなお金を頼りに)しましたか?(複数可)
Q1-2: その他の場合は、どうしましたか?
Q2-1: 妊娠・出産にかかる費用で「高い!」と感じたものは?(複数可) ※赤ちゃん用品は除いて
Q2-2: その他の場合は、どんなものですか?
Q3: 妊娠・出産までにかかった費用は?
Q4: 妊娠・出産を通じて、経済的・金銭的な不安を感じたことはありますか?それは、どのようなことですか?また、お金のやりくりで工夫したことなどがあれば教えてください。
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