Weekly ゴーゴーリサーチ(第348回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
ただいま、風邪が大流行中。みなさまは大丈夫ですか?
お子さまはもちろん、大人も突然熱が出たり、お腹が痛くなったり、体調を崩すことがあるはず。
すぐに病院に行くことがいちばんいいのですが、時間や都合にも左右されますよね。
そんな時、頼りになるのが「常備薬」。とりあえず症状を緩和するのに役立ってくれます。
今回のリサーチテーマは「どうしてる?我が家の常備薬」。
いつも55192ファミリーのお家にある薬について、教えてもらいました。
小児科の先生から風邪についてのお話もうかがっているので、参考になるはずですよ!
お子さま用に常備している薬は、
「虫さされ(かゆみ止め)(68.9%)」
「傷薬・消毒薬(50.4%)」
「保湿クリーム・オイル(49.6%)」
「風邪薬(32.8%)」
「解熱剤(24.2%)」
という順番になりました。。
いちばん多かったのは「虫さされ(かゆみ止め)」。
最近は季節を問わずにいろいろな虫が発生し、お子さまのやわらかい肌が狙われるんですよね。
「かゆみ」は痛みなどに比べても、もっとも耐えられない苦痛といわれているそう。一刻も早く止めてあげたいものです。
続いては「傷薬・消毒薬」。
小さなお子さまは思いがけないケガがつきもの。早急に処置するための傷薬や消毒薬は欠かせないですよね。
「保湿クリーム・オイル」も常備されている方が多数。
とくにこの季節は乾燥が気になるのではありませんか?
また「風邪薬」「解熱剤」も必須アイテム。
風邪や発熱は初期の段階での対応がポイントですよね。
夜などに具合が悪くなった時は、小児科へ連れて行くまでのつなぎ的な役割として使われているのでしょう。
その他では下のような薬が挙げられていました。
・アトピー用の漢方
・お尻かぶれ用の薬
・スプレー式止血薬
・やけどの塗り薬
・リップ
・抗痙攣剤
・鼻づまり用の塗り薬
・喘息用の抗アレルギー剤と痙攣止めの座薬
【コラム】 風邪のお話 永寿堂医院院長(東京都葛飾区) 松永貞一先生
夜の突然の熱や、ちょっとした咳のある時に風邪薬があると、これらの症状が軽くなりとても助かります。でも、これがもし風邪でなかった時、たとえば肺炎だったり髄膜炎だったりした時には、時に手遅れの原因となることがあります。
風邪薬は、あくまでも熱や咳などの困った症状を軽くするための薬と考えたほうがいいでしょう。風邪薬で病気が治るとは考えるのは一寸危険な時があります。
風邪というのは、色々な病気をひっくるめて呼ぶときの名前で、その中身は、色々です。インフルエンザ、溶連菌感染症、マイコプラズマなども、はじめは風邪と同じ症状ですが風邪薬では治らないことは皆さんも良くご存知のことかと思います。心臓に一生の間、障害を残すことがある川崎病や、先に挙げた髄膜炎などは、一日、いや半日の遅れが生死の分かれ目となることさえあります。
小児科医の立場としては、風邪薬を飲んだら翌日は必ずかかりつけの先生に診ていただくことを強くお勧めします。
病院に運び込まれる重症患者さんの中には、風邪薬の使用で手遅れになってくる方も稀に見受けられます。
患者さんにとって一番大事なことは、風邪薬で一時的に症状を抑えることではなく、お医者さんに的確な診断をつけていただきそれに対して、理に叶った治療をしていただくことです。
アメリカ合衆国の食品医薬品局(FDA)は市販風邪薬と鼻炎治療薬に含まれる成分が重大な副作用を起こす可能性があることから、これらの市販の風邪薬などの販売の禁止も検討していると聞いたことがあります。
大人の風邪薬がインフルエンザ脳症の引き金になったと考えられるお子さんの話や、熱冷ましシートでの窒息事故なども報道されています。
お母さまはじめ病気のお子さまの看病にあたる保護者の方には、家庭での市販の風邪薬の功罪を良く知って適切にこれを使っていただくことを希望します。あまりに症状を抑えることに一生懸命になり、医者に連れて行ったときは、手遅れになっていたという状況だけは作らないよう切にお願いいたします。
手前味噌ですが、最近、「風邪の話」という本を、日本医学館というところから出しました。今、書いたようなことについて一般の方用に詳しく説明してあります。都会の大型書店やアマゾンなどのインターネット書店で購入できます。機会があったら、手にとっていただき、この本から更に「風邪」について考えていただくといいと思います。
ママ・パパも体調がすぐれない時があるはず。ただ育児、家事、仕事に忙しく、病院に行くことができないことの方が多いのでは?
そこで常備している大人用の薬は、
「風邪薬(81.1%)」
「虫さされ(かゆみ止め)(66.8%)」
「しっぷ薬(66.4%)」
「胃薬(61.1%)」
「鎮痛剤(頭痛・生理痛)(60.7%)」
がベスト5に挙がりました。
もっとも多かったのは「風邪薬」。
少しぐらいの咳、鼻水、熱では休めないママ・パパ。「とりあえず薬を飲んでおこう」となりますよね。
続いては「虫さされ(かゆみ止め)」。
こちらはお子さまと同様、常備されている方が多数。かゆみはもちろん、刺された箇所に跡が残ったりするのもイヤなので、すぐに薬を使われるのでは?
「しっぷ薬」はママ・パパの毎日の忙しさを物語っているよう。
肩こり、腰痛など、いろいろありますよね~。
「胃薬」「鎮痛剤(頭痛・生理痛)」はまさに大人の常備薬という感じ。
これらの痛みって慢性化しやすく、つねに服用されている方も多いかもしれませんね。
その他では下のような薬が挙げられていました。
~その他のお答え】
・アレルギー用内服薬
・滋養強壮の漢方薬
・虫除けスプレー
・鼻炎薬
・保湿クリーム
55192ファミリーが常備されている医療用品(機器)は、
「電子体温計(98.0%)」
「ばんそうこう(95.9%)」
「綿棒(95.1%)」
「氷枕や冷えピタ(91.0%)」
「マスク(78.7%)」
「ガーゼ(61.5%)」
「とげ抜き(61.5%)」
「入浴剤(61.1%)」
という順番になりました。
「電子体温計」は熱っぽい時はもちろん、毎日の体調管理にも利用されている方が多いと思います。
「ばんそうこう」はお子さまの傷、ママ・パパが家事などでついうっかりした時の止血や処置に不可欠ですよね。バッグやポーチにもいつも入っているのでは?
「綿棒」はお風呂上がりの耳掃除、ママのメイクにも必要で、よく使われるのでしょう。
「氷枕や冷えピタ」は、小さなお子さまがいるご家庭の必需品。
前回、「第347回"冷蔵庫"どう使ってる?(2007.12.27~2008.1.9.)」で、冷蔵庫につねに入っているものでも挙げられていました。
ただ、Q1.後ろの松永先生のコラムにもありましたが、冷えピタなどの熱冷ましシートは乳幼児の口をふさいでしまう事故もあるので、十分注意してくださいね。
「マスク」や「ガーゼ」は救急箱につねに入っているのでしょう。風邪ひきの二次感染防止、ケガをした時の処置には欠かせません。
意外にとげが刺さることも多いのかな?「とげ抜き」も上位にランクイン。
「入浴剤」は寒い季節にうれしいですよね!
その他では下のような医療用品(機器)が挙げられました。
・スチーム吸入器
・テーピング、サージカルテープ
・ハーブとビタミン剤
・ピンセット
・ゆたんぽ
・三角巾
55192ファミリーの薬の購入先は、「街の小型ドラッグストアチェーン」とお答えの方がもっとも多く、57.4%でした。
お値段が魅力的なドラッグストアチェーンですが、小型の場合、いろいろと相談にのってもらいやすいのかな?
「郊外の大型ドラックストア」とお答えの方も多く、52.9%でした。
こちらはやっぱりお値打ち価格がポイントかも。薬だけでなく、紙オムツや日用雑貨もまとめて入手できますよね。
続いては、「スーパーやベビー用品店併設」とお答えの方で、32.0%いらっしゃいました。
普段のお買い物のついでに薬を購入されるのでしょう。
その他では下のような場所が挙げられました。
・インターネット
・100円ショップ
・夫の会社(寮なのですぐそば)の医務室。
冷えピタは助かりました。いつ熱を出してもいいようにと母に言われ、その時は軽く考えていましたが、本当に突然熱を出すのですね。新米ママの友人にも必ず常備しておくように話してあります。(さくら/群馬県藤岡市)薬ではないが、娘が熱を出した時に水分を取らせるため、ポカリスエット等の粉末を水に溶かして飲ませた。水分補給がすぐ出来たので、脱水症状にならずに助かった。(なおこ/東京都新宿区)風邪薬は、風邪のひきはじめに飲んで寝ると、すぐに効くので、助かります。咳止めも、夜中に咳で眠れないときに重宝します。(くりんくりん/京都府京都市)病院から出される子供用の解熱剤を、古くならないように気をつけつつ数個だけでも冷蔵庫で保存。急な高熱の時に助かる。(きちきち/東京都練馬区)絶対常備しているのが、バンドエイドのキズパワーパッドです、とにかく傷の治りが早いし、痛みがすぐ落ち着くので、特に手の傷には重宝しています。子どもの膝の擦り傷にもいいです。一枚当たりの単価が高いのですが、治りがいいので欠かせません。(ぱいん/神奈川県横浜市)私達夫婦は、よくお酒を飲むので頭痛薬と胃薬はかかせません。子供達はあまり病気もしないので特に困ったことはないのですが、乗り物酔いをするようになってきたので、乗り物酔い薬も常備しておくようにしてます。(あっころん/静岡県静岡市)使い捨てマスクは絶対必要。家族の誰かが風邪をひいたら、二次感染しないよう、マスクをつけて予防してます。子供はけがが多いので包帯は用意しておけばよかったなってことがよくあるので、用意するように心がけています。(ななまま/神奈川県高座郡)お正月休みに長男が「ものもらい」の様な症状が軽く出て、以前購入していた「ものもらい・結膜炎」の目薬を差したら、すぐに腫れがひきました。お正月休みだったので、すぐに眼科に行くことも難しく、「購入していて良かった・・」としみじみ思いました。(たわかママ/長崎県長崎市)
「どうしてる?我が家の常備薬」と題した第348回のリサーチ結果はいかがでしたか?
病気やケガは時と場所を選ばないもの。とくに小さなお子さまは夜中に突然熱を出したり、思わぬ傷を負ったりするので、常備薬は本当に必須ですよね。
もちろん、ママ・パパも病気やケガでダウンしていられないので、何かと薬に頼ることが多いよう。病院で処方された物や市販薬を上手に使われているようでした。
また、フリーコメントで多くの声が寄せられたのですが、お子さまは「ばんそうこう」が好きなようですね~。
とくにキャラクター入りのばんそうこうはケガもしていないのに貼って~とおねだりするお子さまも。うれしそうな顔が目に浮かんじゃいました。
今週もご投票ありがとうございました!
第349回目のゴーゴーリサーチNOWの投票テーマは「子連れドライブのコツは?」です。今週もぜひ、ご投票ください。
早めの対処で病気やケガにさようなら! 明日はきっと元気いっぱいだよ…ゴーゴー育児!(byミキハウス子育て総研)
Q1-1: 子ども用に常備している薬(市販薬)はありますか?(複数可)
Q1-2: その他の場合はどんなものですか?
Q2-1: 大人用(ママ・パパ)に常備している薬(市販薬)はありますか?(複数可)
Q2-2: その他の場合はどんなものですか?
Q3-1: 我が家に常備している医療用品(機器)は何ですか?(複数可)
Q3-2: その他の場合はどんなものですか?
Q4-1: 薬(市販薬)は主にどこで買いますか?(複数可)
Q4-2: その他の場合はどこですか?
Q5: 薬や医療用品で常備しておいて助かったものや、常備しておけば良かったと思ったものはありますか?
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