Weekly ゴーゴーリサーチ(第323回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
家族にとって、お母さんはとびっきりのシェフ。
現在、お子さまを持ち、料理を一手に引き受けているママパパも子どもの頃に食べたお母さんの味が心に残っているのではありませんか?
今回は「想い出に残る“お母さんの味”は?」と題して、リサーチを行いました。
果たしてどんな料理がお母さんの味なのか、家族の味としてどう受け継いでいるのか、さっそく結果を発表しましょう。
55192ママパパが想い出に残るお母さんの味は、
「肉じゃがなど煮物(47.9%)」
「から揚げなど揚げ物(26.3%)」
「炊込みご飯(25.3%)」
「煮魚など魚料理(23.7%)」
「お寿司やチラシ寿司(22.6%)」
「味噌汁など汁物(22.1%)」
「カレーやシチュー(20.5%)」
「ハンバーグなど洋食(18.9%)」
という順番になりました。
「肉じゃがなど煮物」は、まさに“おふくろの味”の定番。
濃い・薄い・辛い・甘いなど、家庭によって味付けがあり、想い出になっているのでしょう。
「炊き込みご飯」「煮魚など魚料理」「味噌汁など汁物」も家庭の味が出やすいのかな?
「から揚げなど揚げ物」「カレーやシチュー」「ハンバーグなど洋食」は子どもが大好きなメニュー。
ママパパも小さい頃によく作ってもらい、覚えているのではありませんか?
「お寿司やチラシ寿司」は特別な時やイベントなどにも欠かせない料理。楽しい想い出と共にその味が心に残っているのでしょう。
具体的な想い出の味は次のような料理が挙げられました。
・おにぎり
・オムレツ
・お好み焼き
・けんちん汁と春巻きです
・コーンスープ
・コロッケ
・つぶの煮付け、三平汁、ラーメンの時の(主に野菜から出汁を取った)
・手作りスープ
・てんぷら
・ひじきの煮物(必ずさつま揚げが入っていました)
・フライパンで作れる簡単グラタン
・ロールキャベツ
・甘い玉子焼き
・甘い真っ赤な赤飯
・牛丼
・皿うどん
・餃子
・ケーキなどのお菓子
・あんドーナッツ
・マドレーヌ
55192ママパパがお母さんの味を教わった年齢は、「小・中学生の頃」とお答えの方がもっとも多く、37.2%でした。
小学生、中学生になると、学校で調理実習などがあり、料理に興味がわく頃。
お母さんと一緒にキッチンに立ち、教えてもらったのかもしれませんね。
続いて多かったのは、「自然に身についた」とお答えの方で、25.5%でした。
料理は「舌で覚える」のが早いそうですが、お母さんの料理を毎日食べているうちに味を覚え、実際に作ってみると自然に再現できたのでしょう。
「結婚してから」とお答えの方は18.1%でした。
毎日料理を作ってくれるお母さんがいなくなるわけですから、大慌てで覚えた方もいるのでは?
お母さんからママパパへ、そして子どもたちへ、受け継ぎたい味は「特にない」とお答えの方が52.6%、「ある」とお答えの方が47.6%で、若干ですが「特にない」とお答えの方が多くなりました。
特別に教えなくても、毎日料理を作り、食べているいつに子どもたちが自然に覚えてくれるとお考えかもしれませんね。
Q3-1で受け継ぎたい味が「ある」とお答えの方に、具体的な料理を教えてもらいました。
●伝統料理や郷土料理、行事食は、受け継ぎたいと思っていらっしゃるよう。料理本などに掲載されていないこともあり、お母さんからの伝承が頼りですよね。
* おやきやこねつけなど、地元の郷土料理
* お雑煮
* お煮しめ
* お赤飯
* チラシ寿司
●今、子どもたちが大好きで、ママパパもお気に入りだったメニューも受け継ぎたいとお答えの方が多数。子ども、孫の代まで「幸せのメニュー」になるといいですね。
* からあげ
* カレー
* ハンバーグ
* トマトソース
* ロールキャベツ
* 餃子
* 子供がおいしい!と言ってくれたもの全部
●ママパパがお母さんから教わったように、煮物はやはり家族の味として残したいのでしょう。また家族オリジナルの味や料理もお子さまに作って欲しいようです。
* ひじき煮と人参と厚揚げの煮物
* ふきの煮物
* 玉子焼き
* 具沢山の味噌汁
* 肉じゃが
* 絶品のちゃんぽんは是非受け継ぎたいです
* 茶碗蒸
* 漬物(祖母から続いてる糠床をぜひ娘にも)
うちの家はみんな甘党。卵焼きをはじめ、 どんな料理にも隠し味に砂糖が入っています。 結婚した今、夫の家が砂糖を入れない方で夫の味覚に合わせている為、 たまに実家に帰ったときに卵焼きを食べると無性においしく、懐かしく思います。(かおり/滋賀県彦根市) クレープ。実際は祖母から教わったのですが、母親が病気で入院中に退院してきたら作ってびっくりさせようと一生懸命薄い生地をひっくり返す練習などをしました。具を変えたり、重ねてケーキみたいにしたり、いろいろアレンジを楽しみました。子どもにも作り方を教え、いずれクレープパーティーをしたいです。(笹ダンゴ/神奈川県川崎市) りんごをすりおろして牛乳と蜂蜜をいれ、氷を細かくして混ぜたジュース。なんてことないジュースですが、あまりデザートとか作ってくれない母でしたので、風邪をひいた時にだけ作ってくれたこのジュースはとても嬉しかったです。(はとぐみ/東京都練馬区) レバーの煮つけは母の得意料理です。味を教わろうと思うけれど、「母のレバー」をいつまでも食べたいので 今でも作ってもらっています。(たあこじ/大阪府高槻市) 共働きで忙しかった母はあまり料理上手ではなかったのですが、茄子の煮物だけはすごくおいしかったです。思いきった量の油で煮るのがコツらしいのですが。(たかまま/栃木県大田原市) 働いていていつも忙しかったお母さん。子供の頃はあまり何も思わなかったけど今母の手料理を食べると本当に美味しい!私が薄味なのは母譲りみたいです。(さっち/愛知県豊橋市) 母も働いていたので小学生だった私たち姉妹の土曜日の昼食は自分たちで作っていました。時々、父が在宅の土曜日は玉子焼きを作ってくれました。お醤油を少し入れて・・・なので今でも私は甘い玉子焼きは好みません。(る☆い/兵庫県養父市) 和食が得意な母だったので、きんぴらや煮魚を教えてもらいました。結婚して旦那に作ったところ、すごく美味しい!と褒めてくれたので嬉しかった覚えがあります。(まる/愛知県春日井市) 実家に住んでいた頃は当たり前の様に食べていた料理で、よそではあまり食べられない我が家ながらのものがあると知った時、その料理がとても貴重なものに感じました。 一人暮らしを経て結婚した今、その料理を母から教わって私も子供に伝えたいです。(トロロ/埼玉県狭山市)
「想い出に残る“お母さんの味”は?」と題した第323回のリサーチにもご協力いただき、誠にありがとうございます。
お子さまが初めて口にし、その後の味覚・好みを左右すると言っても過言ではないお母さんの味。55192ママパパもお母さんの料理を食べた情景と共にいろいろなメニューが心に残っているよう。
その味をずっと大切にし、受け継ぎたいと思っている方もたくさんいらっしゃいました。
また、今ママパパが作る料理が子どもたちの「家庭の味」となり、将来その子ども=孫に作ってくれることも、親としては大きな喜びなのでは?
ママパパが作った料理は「食育」においても大切な要素のひとつ。得手・不得手にかかわらず、愛情いっぱいの味をお子さまに食べさせてあげたいですね。
第324回目のゴーゴーリサーチNOWの投票テーマは「どうしましたか? 内祝い」です。今週もぜひ、ご投票ください。
お腹にも心にもじわっとしみるお母さんの味。子どもたちもしっかり刻み込まれるとうれしいな…ゴーゴー育児!(byミキハウス子育て総研)
Q1-1: 想い出に残っている“お母さんの味”って何ですか?(複数可)
Q1-2: 具体的には何ですか?
Q2: 料理(お母さんの味)を教わったのは、いつ頃からですか?
Q3-1: お子さまに受け継ぎたい(想い出に残したい)料理はありますか?
Q3-2: 「ある」と答えた方にお伺いします。それはどんな料理ですか?
Q4: “お母さんの味”の想い出や、我が家ならではの味付けや工夫があれば教えてください。
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