Weekly ゴーゴーリサーチ(第321回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
子育てにおいて、大切な要素のひとつが「食事」。
お子さまには、バランス良く、しっかり食べて、どんどん成長してほしいですよね。
だからこそ、気になるのが「好き嫌い」。
以前、同じテーマで行った第134回(2003.8.7~2003.8.27)のリサーチでも「好き嫌いがある」「あれもこれも嫌いで少食気味」と、お悩みのママパパが多くいらっしゃいました。
今回もお子さまの好き嫌いの傾向、克服方法やママパパの工夫などを幅広く教えていただきました。ぜひチェックしてくださいね!
お子さまの好き嫌いは、「少しある」とお答えの方が多く、58.0%でした。
また、「多い」とお答えの方は21.4%で、やはり多くのお子さまに何かしら好き嫌いがあるよう。
「特にない」とお答えの方は16.1%でした。
お子さまが食べる量は、「ムラがある」とお答えの方が44.9%でトップ。
ママパパが驚くくらい食べる日もあれば、体調が悪いのかしら?と心配になるほど食べない日もありますよね。
続いては、「普通」とお答えの方で31.1%でした。
まずは、出した食事は残さずに食べてくれると安心なのでは?
「少し食べすぎ」とお答えの方は12.9%でした。
たくさん食べてくれるのはうれしいですけどね。
子どもの舌は大人より敏感。苦味は大人の3倍も感じ、酸味も苦手なことが好き嫌いの原因のひとつといわれています。
そこで、苦手な食べ物(飲み物)を挙げていただくと、「緑の野菜」「生野菜」が苦手なお子さまが多数。
具体的には「ピーマン」を筆頭に、「トマト」「ナス」「グリーンピース」が苦手な野菜のよう。
お子さまにとっては青臭く、旨みを感じにくいのでしょうね。
野菜以外で多かったのは、「牛乳」。独特の臭いがイヤなのかな?
また、「納豆」も苦手な食べ物に。大人も苦手な方が多いですよね。
お子さまの好きな食べ物で最も多かったのは、「トマト」。
しかも、「牛乳」「納豆」と、嫌いに挙げられていた物が上位に。好きと嫌いは個人差があり、紙一重なんですね。
その他では、「ウインナー」「ソーセージ」とお答えの方も多数。しっかりとした味があり、食べやすい形状もいいのかな?
「ハンバーグ」「ミートボール」といったひき肉のお料理も人気。"お子さまランチ"の定番メニューでもありますよね。
野菜では「キュウリ」が人気でした。シャキシャキとした食感が楽しいのかも!
好き嫌いをなくすために工夫されていることは、
「食べたらほめる(64.9%)」
「小さく切る、おろす(54.7%)」
「いろいろな食材を使う(49.8%)」
「美味しそうに食べてみせる(39.6%)」
「味付けを工夫する(33.3%)」
「決まった時間に食事する(25.3%)」
「可愛く盛りつける(22.7%)」
「子どもと一緒に調理する(21.3%)」
という結果になりました。
好き嫌いをなくすためには、まず、食事の時間が楽しいことが大切。
ほめてあげると、お子さまもうれしく、すすんで食べてくれるのでしょう。
ママパパが美味しそうに食べてみせたり、可愛く盛りつけたりと、見た目や雰囲気を良くすることも効果があるみたいです。
続いては、調理法の工夫。小さく切ったり、おろしたりする方が多く、いろいろな食材を使って一緒に食べるようにする、味付けで嫌いなものをわからないようにするなどされていました。
また、決まった時間に食事をすれば、お菓子などを食べ過ぎることがなく、食事に集中できるのでしょう。
自分で作ることで、その食べ物や料理に愛着がわき、食べられるようになることも多く、「子どもと一緒に調理する」にチェックされた方もたくさん。「野菜を育てる」という方もいらっしゃいましたよ。
好き嫌いは環境にも左右され、ママパパが苦手だとお子さまが口にする機会がなく、いわゆる「食べず嫌い」になっていることも。
では、55192ママパパが苦手な食べ物を教えていただくと、なんとこちらもトップは「トマト」。う~ん。トマトの好き嫌いの差がこんなに激しいとは!
しかも、「牛乳」「納豆」と続き、ママパパが嫌いだと、お子さまたちは嫌いになっちゃうことを表していますね。
また、好きなお子さまが多かった「キュウリ」が苦手なママパパも。
野菜では「セロリ」を挙げられる方が多数いらっしゃいました。
その他、多かったのは「レバー」。体にいいことはわかっていても味や舌触り、見た目が気持ち悪いようです。
3歳になる娘がいますが、以前人参を食べずに苦労しました。小さく切ったり、シチューなど味をつけると食べるようになり、また我が家の場合ですが、DVDでいろいろな色を食べると元気になるという映像を見て、『おなかの中にオレンジ色さんがたりないねー』 というと、食べてくれるようになりました。(ハルジロウ/佐賀県佐賀市)うちの子は自閉症で、目で見る情報(主にテレビから)の影響が非常に強い子供です。今まで煮物野菜は食べてくれなかったのですが、『おでんくん』が大好きになって、もともと好きだった蒟蒻以外の大根やジャガイモを食べてくれるようになりました。(あさまま/大阪府八尾市) ポパイの漫画を見てほうれん草が好きになりました。(そぎっち/兵庫県尼崎市) 苦手な食材でも、体に取り入れる大切さを教えたりしていたら、ガマンしながらですが、食べられるようになってきました。(たわかママ/長崎県長崎市) 以前、上の子が根菜類が苦手で、いろいろ味付けしたり、柔らか〜く煮込んだりしていましたが食べてくれず、ある時、大人用に固ゆでした人参を欲しがり、あげてみたらポリポリ食べたことがあります。子供用・・・という思い込みもいけないなぁと思いました。(しろにゃーにゃ/福岡県福津市) うちはピーマンを苗から買って来て育てさせました。自分が育てたピーマンは美味しかった!って喜んでいました。(みお/千葉県浦安市) 赤ちゃんのころから好き嫌いはほとんどなく、何でもよく食べます。唯一苦手のワカメは、乾燥ワカメを水で戻すタイプがイヤということがわかり、一度新鮮なものをゆでて食べさせたら、「おいしい!」といってもりもり食べました。子供でもやはりわかるんだな、と反省しました。(ぷるぷる/愛知県春日井市)
「食べ物の好き嫌いどうしてる?」と題したリサーチにもご協力いただき、誠にありがとうございます。
味覚が発達途中のお子さまは、どうしても好き嫌いができてしまいますよね。
バランス良く食べさせるために、ママパパが一生懸命工夫されていることがよくわかりました。
ただ、いつのまにか食べるようになったというお子さまも多数。
お子さま自身が調理に参加したり、保育園・幼稚園の給食に出たり、おでかけ先で食べたりと、いろいろな「経験」の積み重ねが、ある日、食べられるようになるきっかけになるようです。
ママパパも大きくなってから克服した食べ物もあるのでは? 焦らず、じっくり構えるのがいいのかもしれませんね。
第322回目のゴーゴーリサーチNOWの投票テーマは「かなえて! 七夕の願いごと」です。今週もぜひ、ご投票ください。
おいしく、楽しく食べることがイチバン! 嫌いな食べ物も好きに変わっちゃうよ…ゴーゴー育児!(byミキハウス子育て総研)
Q1: お子さまに食べ物(飲み物)の好き嫌いはありますか?
Q2: 食べる(飲む)量はどうですか?
Q3: お子さまが苦手な食べ物(飲み物)で特にコレはダメというものはありますか?
Q4: 逆にこれが大好きで、こればっかり食べる(飲む)というものはありますか?
Q5: 好き嫌いなく、美味しく食べるために心がけていることは?(複数可)
Q6: ママ・パパは苦手な食べ物がありますか?あれば教えてください。
Q7: 嫌いなものが食べられるようになったきっかけや、こうしたら食べられるようになったという工夫やレシピがあれば教えてください。
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