Weekly ゴーゴーリサーチ(第265回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
国民の3人に1人が何らかの症状を抱えているといわれるアレルギー。
原因も食物、化学物質、ハウスダストなど多岐に渡り、とくにお子さまのアレルギーは 年々増加傾向にあるそうです。
今回は、「子どもの“アレルギー”実態調査」と題してリサーチを行いました。
お子さまと一緒にアレルギー対策や予防に頑張っていらっしゃるママパパも、アレルギーについて知りたいママパパもぜひご覧ください。
今回、リサーチにご協力いただいたお子さまの年齢は、
「2歳(約17.1%)」
「1歳(約16.4%)」
「6歳以上(約15.3%)」
「3歳(約15.0%)」
「5歳(約14.3%)」
「4歳(約11.8%)」
「1歳未満(約10.1%)」
となりました。
お子さまのアレルギーについて、
「特に症状はない」とお答えの方が約47.6%で、トップでしたが、
「軽い症状がある(疑われる)」とお答えの方が約30.6%、
「はっきりした症状がある(診断された)」とお答え方が約21.9%いらっしゃいました。
Q2.で「症状がある」とお答えの方は、どんなアレルギーをお持ちなのでしょう。
結果は
「アトピー性皮膚炎(約45.0%)」
「食物アレルギー(約30.5%)」
「アレルギー性鼻炎(約25.2%)」
「ぜん息・ぜん鳴(約23.2%)」
「花粉症(約21.9%)」
「じんましん(約11.9%)」
となりました。
アトピー性皮膚炎は食べ物やハウスダスト、化学物質といったさまざまなアレルゲンから発症し、現在、たくさんのお子さまやご家族が悩みを抱えるアレルギーといわれています。
今回のリサーチでもアトピーのお子さまがもっとも多くいらっしゃいました。
続いて、多かったのは「食物アレルギー」。
卵や小麦粉といった特定の食物によってアレルギー症状が起きるもので、とくにお子さまの間で増加傾向にあるよう。
2002年4月からは、これらを緩和するため、加工食品のアレルギー表示制度もスタートしています。
また、「アレルギー性鼻炎」「ぜん息・ぜん鳴」も多くの方がチェック。
社会的な問題になっている「花粉症」を抱えるお子さまもいらっしゃいました。
その他で挙げられていたアレルギー症状です。
・アレルギー性結膜炎
・ダニ・ハウスダスト
・乾燥肌の為かゆみのある湿疹がよくでる
・日光じんましん
アレルギーの症状が出た年齢は、
「1歳未満」とお答えの方がもっとも多く、約44.4%いらっしゃいました。
以下も、
「1歳(約25.5%)」、
「2歳(約15.0%)」と、小さな年齢から症状が出た方が多くなりました。
アレルギーは身のまわりの環境や精神的なことでも発症する可能性があるそう。
Q2.で「症状がない」とお答えの方の中にも、将来的にアレルギーになるのでは…と、「心配している」方が約61.3%いらっしゃいました。
「特に心配していない」方は、約38.7%でした。
アレルギー対策として多くの方が実践されていることは、
「まめに掃除をする(約50.5%)」
「入浴後のスキンケア(約34.3%)」
「シャンプーや石鹸(約32.5%)」
「喫煙しない(約25.6%)」
「空気清浄機の設置 (約24.9%)」
「衣類の素材や洗濯洗剤(約21.8%)」
「ペットを飼わない(約21.5%%)」
という順になりました。
アレルギー対策で清潔を保つことは基本といわれています。
中でもハウスダストや花粉など、原因物質を取り去るため、「まめに掃除をする」は多くの方が実践されています。
「空気清浄機の設置」にチェックされた方はさらにハウスダストや花粉を除去するために、万全を期していらっしゃるのでは?
また、アレルギー症状が出ているお子さまの肌を清潔にしてあげることも大切。
「入浴後のスキンケア」は欠かせないようですね。
肌に刺激を与えてしまう可能性がある「シャンプーや石鹸」、「衣類の素材や洗濯洗剤」にも気を使っていらっしゃるみたい。
アレルギー症状の原因でもあるタバコの煙、ペットの毛などを出さないために「喫煙しない」「ペットを飼わない」とお答えの方もいらっしゃいました。
その他では次のようなことを実践されているようです。
・アレルギーがでる食品を食べさせない
・まめに水分補給。栄養補助食品
・疑わしい物を使わない
・原因がはっきりと分からないため、出た日のメニューを記入している
・新鮮な物、出来れば添加物のないものを食べる
・髪の毛を短くカットする
・じゅうたんは敷かない
・布団乾燥機の使用
・必ず病院にいくときは前もって言う
・風邪などの病気は悪化させない
・風の強い日の外出を控える 自転車での移動を避ける
・帽子をかぶる
アレルギーはいわゆる遺伝によって発症する可能性もあるのですが、お子さまの身内の方でアレルギーのある方は、「ママ」とお答えの方が約43.6%でもっとも多くなりました。
続いて、「パパ」とお答えの方で、約37.4%でした。
一方で、「いない」とお答えの方は、約27.7%いらっしゃいました。
アトピー性皮膚炎は夏に出ます。喘息は風邪をきっかけに出ることが多いですが、春・秋の一日の気温差が激しい日も症状が出やすいです。喘息は発作が軽いうちに症状を止めるお薬を飲んだり、病院に行って吸入をしています。(たわかママ/長崎県長崎市)アレルギーの原因食を食べた時や、恐らく家のフローリングワックスなどにも反応を示す。それにストレスを感じた時にも、よく掻くのであまり泣かせないようにしてます。(ちびちー/千葉県松戸市)化学物質アレルギーで、化学調味料などの添加物が入ったものを食べると下痢をする。また匂いアレルギーで科学的な匂い、花の中でもきつい匂いを嗅ぐと鼻腔が腫れて気管支炎を起こす。(どらり/東京都町田市)汗をかいた時に着替えをしないと、すぐに湿疹になる。お風呂上がりにローションをつけておかないと、かさかさになって、かゆみが出てくる。(えみ/滋賀県高島市)魚介類の一部を食べるとアレルギーになる。(まさぴー/山口県熊毛郡田布施町)新しくオープンしたお店に行って、30分ほどいると子供の顔が真っ赤に腫れ上がったことがありました。建材のにおいがすごくしていたので、それにやられたようでした。出かける先のことも気をつけなければと思いました。(まああ/奈良県香芝市) 「とびひ」になりやすい。意外に爪の切り忘れが多く、気づいたらあちこち掻いていて、皮膚が”負けて”爪を通して他人(妹他)へ伝染する。(栗野明太/埼玉県さいたま市)
第265回のリサーチはいかがでしたか?
お子さまのアレルギーというデリケートなテーマにもかかわらず、たくさんのご協力をいただき、感謝しております。
アトピー、鼻炎、ぜん息など、どんな症状にせよ、辛く不快なアレルギー。
お子さまの心にも体にも大きな負担がかかるので、一刻も早く何とかしてあげたいと55192ママパパはさまざまな対策を行っていらっしゃるよう。
アレルギーは急に良くなるものではなく、掃除や献立づくりなど日常生活における地道な積み重ねも必要なので、イライラしたり、疲れてしまったりすることもあると思いますが、お医者さんの診断を仰ぎながら、お子さまの症状、ママパパのペースに合わせてアレルギーとじっくりつきあっていきたいですね。
また、今回のリサーチでアレルギーのお子さまをお持ちの55192ママパパがたくさんいらっしゃることがわかりました。
私たちとしても、みなさまが同じ悩みを理解し合える仲間同士として情報交換ができる機会をまた設けたいと考えています。
第266回目のゴーゴーリサーチNOWの投票テーマは「“ママ友づきあい”どうしてる?」です。今週もぜひ、ご投票ください。
大変な時もあるけれど、慌てず、焦らず。お子さまとしっかり手をつないで、一歩一歩進んで行こう…ゴーゴー育児!(byミキハウス子育て総研)
Q1: お子さまの年齢を教えてください。(きょうだいがいる場合はお一人決めてください)
Q2: お子さまにアレルギーの症状はありますか?
Q3-1: 「症状のある」方にお伺いします。どんなアレルギーですか?(複数可)
Q3-2: 「その他」の場合は、どんなアレルギーですか?
Q3-3: アレルギーの症状が出たのはいつ頃ですか?
Q4: 「症状がない」方にお伺いします。将来的にアレルギーになるのではないかという心配はありますか?
Q5-1: アレルギー対策として気をつけていることや意識的に実践していることは?(複数可)
Q5-2: その他の場合はどんなことですか?
Q6: 身内の方でアレルギーの方はいますか?(複数可)
Q7: どんな時に症状が出やすいですか?また、参考になった情報源や実践して効果のあったことなどがあれば教えてください。
Copyright © 2011 Mikihouse child & family research and marketing institute inc. All rights reserved.
この記事にコメントしよう