Weekly ゴーゴーリサーチ(第256回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
キッチンは毎日の食生活や家族の健康を支える、お家の要となる場所。
それだけにキッチンにはそれぞれこだわりをお持ちのはず。
インテリアや家電、ツールはもちろん、火や刃物を使うので子育て中のママパパの場合、安全面も気になるところではありませんか?
そこで、今回は55192ファミリーのキッチン事情についてリサーチ。
キッチンへのこだわり、家事、調理を行う際のお子さまへの安全対策など、幅広くお答えいただきました。
みなさまの居住環境は、
「持ち家(戸建)(約37.1%)」
「賃貸(約36.2%)」
「持ち家(マンション)(約19.7%)」
「社宅(約5.6%)」
「その他(約1.4%)」
の順になりました。
キッチンの間取りは、
「対面カウンター(約35.2%)」
「ダイニングと一体型(約31.5%)」
「食器棚などで間仕切り(約2.8%)」
「独立型(約28.6%)」
「その他(約1.9%)」
と、なりました。
Q1.で伺った居住環境にもよりますが、「対面カウンター」「リビングと一体型」といった家族の様子がキッチンからもわかる間取りが主流のようですね。
使いやすく、快適であってほしいキッチン。ただ、現実は思い通りにいかず、何かしら不満や不便を感じていらっしゃるのでは?
順番に発表すると、
「収納(約46.9%)」
「キッチンの広さ(約44.1%)」
「調理台の高さや広さ(約43.2%)」
「コンロ・レンジ(約30.5%)」
「シンクの広さ(約28.2%)」
「レイアウト(約25.4%)」
「明るさ(約25.4%)」
と、なりました。
もっとも不満を感じていらっしゃるのは「収納」。
食器や調味料、ストックの食材など、とにかくキッチンは物でいっぱい。
大容量の収納があればすっきり片付くのに…と、思いますよね。
しかも「キッチンの広さ」が十分にあれば、気持ちにも余裕が生まれ、調理や片付けも楽しくできるはず。「レイアウト」の問題も解決しそうですよね。
また「調理台の高さや広さ」に不満を感じていらっしゃる方も多数。
高さが合っていない調理台は、結構疲れるもの。
広さがない場合も調理がしにくくなってしまいます。
「コンロ・レンジ」は口が少ない、火力が弱いなど不満があるのでしょう。
また「シンクの広さ」が十分でないと、食器洗いをはじめ、後片付けや調理がしにくいですよね。
「明るさ」も不満を感じる点のよう。光がさんさんと差し込む明るいキッチンがやはり理想なのでは?
その他ではこんな点も不満を感じていらっしゃるようです。
・キッチンの無駄な空間
・コンセント差込口がほしいところにない
・シンクの上にある備え付けの棚の高さが低い
・蛇口が伸びない(伸縮シャワーがいい)
・食洗機をつければよかった
・人が来たときにキッチンが「まるみえ」なこと
・西日が直射するので夏は暑くて料理が苦。食材も腐りが早い
・窓や勝手口の結露がひどい
・調理中、子供が近づかないようにできないv
・油がとってもくっつく
育児に、家事に、仕事に…と、ママパパは毎日大忙し。
かといって、どれかひとつだけに集中するのも無理ですよね。
そのためか、お子さまをおぶって調理したことがある方も多く、「時々していた」とお答えの方が約45.8%、「いつもしていた」とお答えの方が約13.2%いらっしゃいました。
お子さまが泣いたり、ぐずったりしても料理、洗濯、掃除をこなさなければならない時もあり、仕方なくされているのでしょう。
「したことはない」とお答えの方は約38.7%いらっしゃいました。
お子さまが眠っていたり、遊んでいたりするときを見計らって、キッチンに立たれていたのかもしれませんね。
火気や刃物、ガラス製品など、お子さまにとっては危ない物が多いキッチン。
とくによちよち歩きのお子さまが入ってくると、それらによってハプニングが起きてしまう場合もあります。
55192ママパパはお子さまのキッチンの出入りついて、「仕切りはなかったが近づかないよう気をつけた」とお答えの方が多く、約40.6%いらっしゃいました。
やはり万一のことを考えておられるのでしょう。
「ベビーゲートなどで入れないようにした」とお答えの方も約26.9%いらっしゃいました。
一方で、「特に気にしなかった」とお答えの方が約25.5%いらっしゃいました。
レイアウトや設備によっては、特に気にしなくても大丈夫なのかな?
ママパパの考え方も反映されているのかもしれません。
キッチンでお子さまが危険な目にあったことの有無を伺ったところ、
「ない」とお答えの方は約55.7%、
「ある」とお答えの方は約44.3%いらっしゃいました。
ない方が半数以上でしたが、あるとお答えの方も多くいらっしゃいました。
ママパパにとっては冷や汗ものだったことでしょう。
では、お子さまはどのような原因で危険な目にあってしまったのでしょう。
もっとも多かったのは、「包丁やハサミ」で、約27.7%の方がチェックされました。
うっかり置いていた刃物を触ってしまったりされたのかもしれません。
続いては、「熱湯や油」「火がついたコンロ」が同数で、約14.1%の方がいらっしゃいました。熱い物や火気で、ヤケドをされちゃったのかも。
「グラスなど割れ物」とお答え方のは約6.6%いらっしゃいました。
これも手を切ったりするので危ないですよね。
その他ではこんな原因が挙げられていました。
・コンロの魚焼き(焼いている時、ガラス部分を触ってヤケドした)
・使用後のグリルを洗っている間に、そのあいたところに手を入れそうになった
・オーブントースターを触ってしまった。幸い大事には至らなかった
・トースター。コンセントのコードを引っ張って、落とされた
・炊飯中に炊飯器のふたを開けた
・ガス漏れ警報機に付属してある点検ガス(小さい容器)を口にくわえていた事がv
・ありましたv
・コーヒーメーカーの保温部
・お鍋などをしまうスライド式の収納扉に子どもの指を挟んでしまった
・扉の開け閉めで頭にごつん
キッチンが狭く収納スペースも狭いので、壁などになべやお玉などなど、かけられるようにしています。(せいこママ/山口県下関市)キッチンの作業スペースも収納も狭いので、カウンターを買いました。料理の本を閉まっておいたり、ダイニングとの間仕切り代わりにもなってよかったです。(まろん/愛知県豊橋市)流し台の下に棚が少なかったので、ミニすのこで棚を作ったものと、ビールの空き箱に模様入りクラフトテープを貼り、取っ手の取れる鍋を立てて収納しています。またレンジフードにつっぱり棒とS字フックでフライパンを吊るしています。(ちーたん/北海道札幌市)収納スペースが少ないので、冷蔵庫と食器棚の間に突っ張り棒で簡易棚をつくり、離乳食グッズなどをケースに入れて収納しています。調理台には無駄な物を出しっぱなしにせず、すっきりとしておくこと。(もーちゃん/奈良県奈良市)なるべく物を置かない!キレイだとなんとなくご飯の支度も楽しくなるような気がします。あと、よく使うものとあまり使わないものを分けて置き場所をきちんと決めていると調理する時に使いやすいです。(まるちゃん/青森県八戸市)うろうろしなくていいように、コンロで使うものはコンロのそばに収納、流しで使うものは流しのそばに収納しています。(よりにゃん/京都府京都市)大根の切れ端で、シンクを磨くとキレイになると聞いたことがあるので、実践しています。捨てる予定の皮とかが料理中に出たら、その度にキュッキュッしています。(ゆいなっち/東京都足立区)
三度の食事の支度、後片付けなど、ママパパにとって使用頻度も過ごす時間もお家の中でナンバー1といってもいいキッチン。
「こんなキッチンがいいな~」と希望を挙げるとキリがないようですが、独自の工夫で使いやすさをアップさせていらっしゃるよう。
突っ張り棚や棒、100円ショップのカゴ類はとくに活用されていました。
また、キッチンの安全対策もそれぞれ工夫されているよう。
ただ小さな頃は火気や刃物など危ないもの・ことが多いのですが、ある程度の年齢になるとお子さまと一緒にキッチンに立っているママパパもいらっしゃいました。
危険を自ら判断する力を養うことも大切かも。
また食育という点からもお子さまがキッチンに立つことはプラスになるのではないでしょうか。
今回もたくさんのご協力をいただき、ありがとうございました!
第257回目のゴーゴーリサーチNOWの投票テーマは「教えて!引越し体験」です。今週もぜひ、ご投票ください。
キッチンからあふれるいい香りとママパパの笑顔。今日も我が家はしあわせいっぱい!…ゴーゴー育児!(byミキハウス子育て総研)
Q1: 居住環境についてお伺いします。
Q2: 我が家のキッチンの間取りは?
Q3-1: 今のキッチンに不満なところはありますか?(複数可)
Q3-2: その他の場合はどんなことですか?
Q4: 子どもが乳児の頃、背中におぶって調理をしたことはありますか?
Q5: 子どもが歩きだした頃、キッチンへの出入りはさせていましたか?
Q6-1: キッチンにあるもので“子どもが危険な目にあった”ことはありますか?
Q6-2: 「ある」と答えた方にお伺いします。それはどんなもの(こと)ですか?(複数可)
Q6-3: その他の場合はどんなもの(こと)ですか?
Q7: キッチンを使いやすくするために工夫していることがあれば教えてください。
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