Weekly ゴーゴーリサーチ(第251回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
子どもを育てることは、ママパパにとって非常に大きな仕事。
初めてのお子さまの場合、わからないことも多く、何かと不安ですが、一度経験すると幾分ラクになるのではありませんか?
そんな子育て経験を持つママパパの声はとても貴重。
初めてのママパパはもちろん、子育てに悩んでいるママパパの強い味方になってくれます。
今回のリサーチテーマは、「私にもできる“子育て支援”は?」。
ただいま子育て真っ最中で、さまざまな経験を積んでいる55192ママパパに子育て支援の意見をお伺いしてみました。
子育てで頼りにする相手としては、「夫(妻)」とお答えの方がもっとも多く、約86.4%でした。 確かに夫婦二人のお子さまですから、どちらかが困っていれば、どちらかに助けを求めますよね。
続いて多かったのが、「自分の親」で、約72.0%の方がチェックされました。
おばあちゃん・おじいちゃんは子育ての先輩でもあり、また自分の親だと気兼ねなく頼りにできるのでは?
「夫(妻)の親」にチェックされた方は約30.0%で、自分の親と比べると少なくなりました。
以下は
「兄弟姉妹や親戚(約17.9%)」
「友人(約17.5%)」
「年長の子ども(約12.1%)」
「公的な支援サービス(約11.7%)」
「有料の支援サービス(約10.5%)」
「近所の知人(約7.8%)」
となりました。ママパパやお子さまに身近で、しかもママパパが気を使わない存在に支援を求められるようです。
最近は、さまざまなところで子育て支援をしてくれるママパパが必要とされているよう。
この55192.comでも子育て経験を持つ先輩ママたちがアドバイザーとして協力してくれています。
では、ママパパ自身がやってもいいなと思っている子育て支援はどんなものでしょう。
順番にご紹介すると、
「使わなくなった絵本や衣類などを寄付(約78.6%)」
「一時的に友人や知人の子どもを預かる(約58.8%)」
「親子遊びなど地域の活動へ参加する(約47.1%)」
「一時的に園や習い事の送り迎えをする(約38.9%)」
「防犯のためのパトロールに参加する(約28.8%)」
「虐待が疑われる時の通報や相談(約28.4%)」
「知らない子どもにも道徳的に注意する(約18.7%)」
「育児相談のアドバイザーになる(約15.2%)」
「子育て支援基金などへお金を寄付(約7.4%)」
となりました。
大きな意味の支援である絵本や洋服を寄付される方が多数。
続いて、友人や知人のお子さまを預かったり、地域活動に参加されたりする方も多くいらっしゃいました。
簡単だったり、身近にあったりと、まずできることから始められているようですね。
また、園や習い事の送り迎え、防犯パトロール、虐待の通報・相談をチェックされる方もそれぞれ多くいらっしゃいました。
ご時世をあらわしているのでしょうか。
その他では以下の答えがありました。
・おかずを作ってあげたり、食事の補助
・子育てサークルを作る
最近、子育てを支援する部門を設ける地方自治体が増えているよう。
その中のひとつで、お家でお子さまを預かってくれる保育ママという制度が認定、推奨されつつあります。
この保育ママとしてお子さまを預かってもいいと思いますかと伺ったところ、
「思わない」とお答えの方が、約42.8%いらっしゃいました。
時間的なことや自宅を利用すること、他のお宅のお子さまを預かる責任など、クリアしなければならない点も多く、現実的には難しいのかもしれませんね。
続いて多かったのは、
「どちらともいえない」とお答えの方で、約38.1%いらっしゃいました。
ご自分のお子さまの子育てに手がかかり、そこまで考えられないのかもしれませんね。
「思う」とお答えの方は、約19.1%いらっしゃいました。
1歳児〜の未就園児を対象とした子育ての会に入っています。今、年下の子が生まれ、同じ年に出産した親子と講師の方と新たに0歳児を対象とした会を始めようと思案中です。子育て支援については学生時代の担当教授が専門の一部として問題意識を持っていたので多少聞きかじってはいました。なので、私も意識的に参加したいと思っています。(まろん/愛知県豊橋市)ファミリーサポート制度の両方会員(利用だけでなく、提供も行う会員)に登録しています。ご近所や子どもの保育園、小学校が同じ、短時間や一時的なことなら、お迎えや預かりを手助けしたいです。でも、現在は、地域の新密度が希薄だし、引越して数年の土地で、親しくなるには時間がかかります。(りさちゃん/千葉県習志野市)子供を預かる市の制度に登録し、何度か預かりをしたことがあります。将来的には資格を取り、信頼できる支援をしていきたいです。(VIVA/神奈川県相模原市)現在していること。友達と交替でお互いの子を見ながら1時間ずつ買い物する。兄弟姉妹と交替で従兄弟の子を預かる。(ウルトラの母/愛知県豊田市)先日幼稚園で近くの市施設に行く時、付き添いで参加しました。道には点字ブロックがあったので「これは目の見えない人が、足で踏んで真っ直ぐ行くか止まる所か確認するブロックでこの上に何か物を置いておいたらいけないんだよ」と近くにいた子供達に話をしたら物凄く興味を持ってくれた。こうゆう事ってあまり喋らないのかぁ〜と思った出来事でした。(みさお/千葉県浦安市)毎月1度、同じ月齢の子達が児童館で集まる会を開いています。(みぃちゃん/埼玉県幸手市)登下校時の安全パトロールは地域をあげてしています。下の子がまだ小さいのであまり出来ませんが、我が子だけでなくよその子にも注意しています。地域全体で地域の子みんなを守るのが理想だと思います。(tokorsm/岡山県岡山市)
「私にもできる“子育て支援”は?」と題した第251回のリサーチ結果はいかがでしたか?
昔はお隣さんが預かってくれたり、向かいのおばあちゃんが世話をしてくれたり、町のおじさんが怒ってくれたりと、みんなで子育てを助け合うということがありましたが、人付き合いの難しさや安全面での心配があり、働くママが増えている現代社会ではなかなかそうはいきませんよね。
またママパパの事情や考え方、地域のシステムなどにより、今回のリサーチでも「家庭保育などは責任が大きく、安易にできない」「仕事を持っているので無理」という声もありました。
一方で、現在支援されている方を含め、「支援したい」という方もたくさんいらっしゃいました。
中には「支援したいけど、どうすればいいの?」という声も。
子育て支援には保育ママなど直接的な支援だけでなく、要らない物の寄付といった間接的な支援もあります。
このリサーチに投票いただくことも支援のひとつですよ。
今後ますます子育て支援の輪が広がり、支援したいママパパの意欲を活かすためには、行政などのバックアップがさらに必要かもしれませんね。
第252回目のゴーゴーリサーチNOWの投票テーマは「“寝かしつけ”どうしてますか?」です。今週もぜひ、ご投票ください。
子どもは私たちみんなの宝物。お互いが助け合い、育てていきたい…ゴーゴー育児!(byミキハウス子育て総研)
Q1: 子育てに手助けが必要な場合、あなたは誰を頼りますか?(複数可)
Q2-1: 自分がしても良いと思う“子育て支援”はどんなことですか?(複数可)
Q2-2: その他の場合はどんなことですか?
Q3: 将来、保育ママ(家庭保育園)として、自宅で子どもを預かっても良いと思いますか?
Q4: 現在している“子育て支援”や、将来しても良いと思うことなどがあれば教えてください。
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