Weekly ゴーゴーリサーチ(第228回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
「アレルギー」とは、身体にとって異物であるものが体の中に入ったときに、それを排除しようとする免疫反応が過剰に働いてしまうことです。
テレビや雑誌で取り上げられることも多いので、授乳中の赤ちゃんや離乳食を始めた赤ちゃんに湿疹が出たり、体調を崩したりすると、アレルギーを心配するママパパもいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回のリサーチテーマは、ずばり「食物アレルギーに関心ありますか?」です。
現在、アレルギー対策や予防にガンバっているママパパ、なんとなく気にはなっているけど詳しくは…という方!
この機会に是非、55192ママパパの“アレルギー関心度”をチェックしてみてください☆
今回のアンケートでは
「やや関心がある」という方が約50.6%でトップ。
続いて
「非常に関心がある(約23.5%)」
「特にない(約13.1%)」
「どちらともいえない(約12.8%)」という結果になりました。
つまり55192ママパパの場合、10人に7人以上の方がYESとお答えになったということですね。
約60.8%の方が家族にアレルギーの方が「いない」というお答えでした。
あとは「子ども(約24.6%)」「ママ(約10.6%)」「パパ(約8.5%)」となりました(その他はグラフをご覧下さい)。
Q1と合わせてみると、身近にアレルギーを持っている方がいなくても関心を持っているママパパが多いということがわかります。
やはりアレルギー問題は子育て中のママパパにとって大きな関心事のひとつのようですね。
「特にない」というお答えが約35.9%で一番多かったのですが、気をつけている食べ物としてチェックされたものの上位5は
「卵(約32.2%)」
「合成着色料(約26.7%)」
「合成保存料(約25.2%)」
「そば(約21.3%)」
「牛乳(約15.8%)」でした。
卵と牛乳は、代表的なアレルゲン(アレルギー抗原)である“五大アレルゲン(卵・牛乳・大豆・小麦・米)”に含まれる食品。
その他にも一般的にアレルギーを起こしやすいといわれるエビ(約13.1%)やカニ(約11.6%)といった甲殻類、さば(約10.9%)なども上位10に入りました。
またその他のお答えとしては、次のものなどが挙げられました。
・ゴマ
・すいか、さくらんぼ、パイナップル、
・マンゴー等の果物
・たらこ、子持ちシシャモ等の魚卵類
・バター、生クリーム等の乳製品
外食時の確認については
「特に確認しない(約57.4%)」
「できるだけ確認する(約31.0%)」
「必ず確認する(約11.6%)」という結果に。
最近では、それぞれのメニューについて使用材料を細かく説明している外食店、ファストフード店も増えてきているようです。
料理を見ただけではわからない材料についてもしっかり確認できるので、アレルギーをお持ちの方にはうれしい傾向。
メニューに記載されていなくても、別に用意しているお店もあるようですから、気になる時は店員さんに聞いてみてはいかがでしょう?
市販品購入時の確認については
「特に確認しない(約43.3%)」
「できるだけ確認する(約37.1%)」
「必ず確認する(約19.6%)」という結果になりました。
現在、厚生労働省の省令により、アレルギー症例数の多い「卵・乳・小麦・そば・落花生」の表示が義務付けられていますし、その他20品目の食物についても表示が奨励されています。
とくにアレルギーを気にしていない方でも、自分が購入しようとしている食品にどんな材料・原料が使われているのかを知るのはいいことかも知れませんね。
※表示義務5品目
卵・乳・小麦・そば・落花生
※表示奨励20品目
あわび、いか、いくら、エビ、オレンジ、カニ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、松茸、桃、やまいも、りんご、ゼラチン、バナナ
1歳6ヵ月くらいまではあまり、生卵や生魚、蜂蜜、そば・・・は与えないようにしていましたが、2歳5ヵ月の今は特にアレルギーもないため何でも与えています。(リンリン/北海道帯広市)パパがエビアレルギー。表示がなくてもだし汁や隠し味に使用されているので、よく発作を起こします。お店で聞いても隠し味とかだと嫌な顔をされるので困ります。命に関わることなので、少しでも反応が出たものは避ける、疑わしい時はメーカーに確認するなど、できるだけ快適にガマンせずに過ごせるようにしています。食べて気分の悪くなるものは自分の許容量が少ないものだと聞いたので子供にも無理強いはしていません。(ちびはな/三重県鈴鹿市)授乳中、ちょうどワラビの季節だったのでパクパク食べていたら、我が子(生後1ヵ月)の身体に湿疹が出た。医者に「ワラビが原因とはいえないけどそういうアクの強いものは控えるように」と言われたことがありました。(ゆっキー/京都府京田辺市)いまのところ食物アレルギーの心配はないが、これから新しい食材を試すたびに敏感になると思う。(キングローズ/神奈川県川崎市)うちの子は特に卵アレルギーがひどいためとりわける箸にも気をつけています。最近はアレルギーの子供が多いため、外食もかなりしやすくなりましたが、それでもお子さまランチの定番のハンバーグやオムライス、また、うどんなどに入っているかまぼこやちくわも卵白が使用されていて食べられません。(チサママ/札幌市中央区)できるだけ添加物は避けて、無農薬や、減農薬の商品を使います。(かすみ/鹿児島県鹿児島市)まだ母乳だけですが、私が食べたものによって湿疹が出ます。まだアレルゲンが何か特定できてないので不安ですが、アレルゲンになるものは大量に食べない、続けて食べないことを心がけています。(なな/愛知県安城市)子供が食物アレルギーで、大豆厳禁なので醤油や味噌などの調味料が使えません。お米や大麦から作った醤油・味噌など使っています。そんなアレルギー用の調味料は値段が高いので、大事に使っていたら自然に薄味になって「家族みんなの健康にもいいかも!」と思えてきた今日この頃です。(しろくまちゃん/大阪府高槻市)長女が離乳食の頃、卵アレルギーでした。お医者さんとよく相談しながら、除去食から少しずつ食べる量を増やしていき、1歳半で完全に食べられるようになりました。その人に合ったアレルギーの対処法や食べ方があると思うので、お医者さんとよく話し合うことが大切だと思います。(ゆいなっち/東京都足立区)
「食物アレルギーに関心ありますか?」と題してお届けした第228回目のゴーゴーリサーチNOWの結果はいかがでしたか?
アレルギーを持つのは赤ちゃんだけではありません。少し大きくなって幼児の頃から、もしくは大人になってからアレルギー反応を起こすこともあるようです。
心配しすぎて過敏になる必要はありませんが、知識のひとつとしてアレルギーというものを知っておくのもいいかも知れませんネ。
また、現在アレルギーのお子さまをお持ちのママパパ。アレルギーは急に良くなったりするものではないようです。焦らずに気長に付き合っていくのがコツかも。
フリーコメントの中に
「何を子供に食べさせたかを夫婦で手帳へ書いて確認する。二人で意識しないと、気がまいってしまうから。母親任せは駄目。(ふくふく/三重県津市)」
というご意見がありました。
食事のこととなるとどうしてもママが負担を感じがち。パパの協力がやっぱり必要みたいです。最近はアレルギー対応の食品や商品を扱うお店も増えてきているようですから、ママも上手に利用してみてはいかがでしょうか。
第229回目のゴーゴーリサーチNOWの投票テーマは「夫婦の会話って、どんな感じ?」です。今週もぜひ、ご投票ください。
いろんな個性、いろんな子育て。じっくり・ゆったり楽しみながら…ゴーゴー育児!(byミキハウス子育て総研)
Q1: 食物アレルギーに関心はありますか?
Q2: 家族に食物アレルギーの(が疑われる)方はいますか?(複数可)
Q3-1: 子どもの食べ物(授乳中はママの食べ物)でアレルギーに気をつけているものはありますか?(複数可)
Q3-2: その他の場合はどんなものですか?
Q4: 外食の時に、メニューの材料・成分(アレルギー表示)を確認しますか?
Q5: 市販食品(お菓子や加工食品)を購入する時に、材料や成分(アレルギー表示)を確認しますか?
Q6: 食物アレルギーについて、気をつけている(いた)ことや、食事の工夫などがあれば、教えてください。
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