Weekly ゴーゴーリサーチ(第75回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
子どもを生んだ人、またお腹に赤ちゃんがいる人なら、一度は「胎教」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。お腹の中の赤ちゃんの実態や胎教の科学的根拠といったものは、まだまだ解明されていません。でも胎教による赤ちゃんの成長には、私たちが思いもかけない効果があるのも確かです。
そこで今回のゴーゴーリサーチNOWでは、55192ママパパの「胎教」に対する意識や経験についてアンケートを行いました。今、お腹に赤ちゃんがいるママパパには、きっと役立つ情報がいっぱいのはず! もちろんママパパになった方にとっても、思い出すとちょっと懐かしいエピソードもいっぱいですよ。
一番多かったお答えは「できるだけ話しかけた」(約69.2%)」。続いて
「特に意識はしていない(約26.9%)」
「教材を買うなど積極的(約3.9%)」
という結果になりました。
また、どんな胎教をした(している)かについては「「いろいろ話しかけた(約78.1%)」をトップに
「音楽CDを聞かせた(約46.0%)」
「自分で歌をうたった(約35.7%)」
「名前を呼びかけた(約34.1%)」
などが上位にランクインしました。
今は胎教用のCDやテープ、本、グッズなどもたくさん販売されていますし、教室を開いて指導をしている病院(産婦人科)などもあるようですね。でも「胎教しなければ!」という思いがあまりに強すぎると、それがかえってママや赤ちゃんのストレスになることもあるとか。ママ自身がリラックスし、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむつもりで行うことが大切なようです。
第1位 クラシック
多かったのが「モーツァルト」。独特の美しい旋律が人気を集めたようです。他にはベートーベンやハイドン、ブラームス、ショパンなどが挙げられました。
第2位 ママの好きな曲
ママが好きな曲をいっしょに聞いたという方も多かったですね。自分でピアノを弾いて聞かせた、という方もいらっしゃいました。
第3位 オルゴール曲
心にしみるようなオルゴールのやさしい音色…。赤ちゃんもママも癒されそうですね。クラシックやディズニーの曲が人気でした。
第4位 胎教用の音楽
胎教に効果的な音楽はもちろん、胎動の音がいっしょに入っているもの、ソフロジー分娩法のCDなど、いろいろありました。
第5位 ディズニーの曲
クラシックバージョン、オルゴールバージョンなどのディズニーミュージック。映画のシーンを思い浮かべながら、思わず聞き入ったママもいらっしゃるのでは。
・童謡や子ども向けの歌
覚えやすいシンプルなメロディが心地よい童謡。小さい頃に自分も歌ったことがある曲なら、ママパパも親しみやすいですよね。
・アーティスト曲
癒し系として人気のエンヤ、S.E.N.S、またハーモニーが美しいカーペンターズ、kiroroなどが挙げられました。他にもボサノバの小野リサさんをはじめ、オムニバスのヒットCD「feel」にも人気です。
上記以外では、「おかあさんといっしょ」シリーズや「ほーら、泣きやんだ!」シリーズ、葉加瀬太郎(はかせたろう)、リチャード・クレーダーマン(ピアノ)のCDがおすすめ、というご意見もありました。
胎教として聞く音楽には、とくにコレ!というジャンルはありません。しかし、曲調はメロディが美しく、親近感のもてる雰囲気のものを選んであげましょう。ママがまず、自分で聞いて安らげるもの、気持ちのいいものがベストではないでしょうか。
「大きくなったねぇ」「力が強くなったねぇ」「いっぱい寝られたねぇ」「美味しかったねぇ、お腹いっぱいだねぇ」「温かくて気持ちいいねぇ」「早く会いたいねぇ」等々、日常会話をしていました。(yumapapa/京都市右京区) お散歩をしながら風景を伝えてあげたり、お料理は何とか、日常の出来事を語りかけてました。童謡を聴きながら一緒に歌ったりもしましたね。パパにも寝る前はおやすみの挨拶を語りかけることをしてもらいました。ママの声だけじゃなく、パパの声も覚えさせたかったので…。(おみちゃん/兵庫県三原郡) パパのことをお腹にむかって、色々話してました。お腹の中にいるときからパパのことを教えてあげてたら、パパの事を大好きになってくれるように思ったので… 実際にパパ大好きになってくれました(家にいる時間が少ないパパなのに…)。(あーたん/神奈川県秦野市) 何かいつもと生活パターンが違うことをした時、説明をしてあげた。大きな物音を聞いたときは話しかけてあげて、驚かないように大丈夫よっと必ず言った。(よしこ/埼玉県さいたま市) 好きな音楽を聴いてる時は「これ、かあちゃんが好きな歌だよ~」と、好きなテレビ(アニメとか)を見ている時は「これ、とうちゃんも好きなお話なんだよ~」等々、自己紹介のようなことを話してました。おかげで子どもたちは2人とも、親と同じくヘビメタとアニメと特撮とクルマが大好きです(笑)。生まれる前からのコミュニケーションが大事なんだな、と思いました。(みやこ/名古屋市東区) 絵本「ぐりとぐら」を読み聞かせしました。私が幼い頃大好きだった絵本で、毎日最低1回は読んでいました。そのうち私が暗記していましたけど。1才10カ月の今は、まだ分かりません。ただその絵本に描いてある動物達が大好きですが…。あとは「今日パパ遅いね」「今日パパ帰ってこないんだって」等、パパへの愚痴が多かったかな?(あまげん/新潟県北蒲原郡) 性別は聞いていたものの、名前が決まっていなかったので『こどもちゃん』と呼んで話しかけていました。手作りのマイク(ペットボトルの上の部分を切ったものを2つ、ホースでつなげたもの)で、その日あった出来事や、ディズニーの絵本を読んだり…主人も、たまに照れながら『元気かー』と話しかけていました。そんなに熱心にしていた訳ではないですが、夫婦で楽しみながらしていました。(しずく/大阪市鶴見区) 胎動が激しくなってきた頃から、動いたときに「そこはアバラ。痛いからやめてください」「それは足ですか?」「膀胱を押さないでください」等々、結構文句が多かったです。でもなぜか丁寧語…。(きょとん/神奈川県川崎市) 童謡をお風呂で毎日歌ったり、逆子になったときなどは頭は下にするのよーって言い聞かせたら、ちゃんと頭が下になりました。(ようちん/神戸市東灘区) 名前を呼びかけたり、目に見えているもの、聞こえてくる音などどんなことでも話しかけていました。お風呂に入ったときなどは「気持ちいいよねー」「頭洗うからねー」など動作も声を出していました。仕事をしていたので嫌な事もあったのですが、嫌なこと、悪口はできるだけ思ったり、言葉にしないようにしていました。(kuma-san/神奈川県横浜市) 話しかけというより、おじいちゃんが三味線の先生をしているので、そばで生演奏が聞けるので、上の子は、生まれてからおじいちゃんの三味線の音を聞かせると自然におちついて眠ってくれました。2歳になってもやっぱり三味線大好きですよ。今回も胎教になってると思います。沖縄らしいかな?(しまりん/沖縄県嘉手納町) とにかく思ったことは何でも話しかけました。あとは音楽を聴いているときは、お腹をトントンとリズムに合わせて叩いていました。最もユニークなのは、ベビー用品などを買うとき、2~3種類選んで迷ったら「これがいい?」と1つずつ聞いて、お腹を蹴ったものを買うようにしました。不思議とどれか1つしか蹴りません。お腹を蹴って選んだものは、便利だったり似合うものばかりでしたよ。(ありすがわ/札幌市南区)
「胎教」は、実際の育児が始まるまでのこと。つまりママパパ・レッスンのひとつといえるのではないでしょうか。お腹の赤ちゃんのことを考え、何かをすることで新しいコミュニケーションが始まる…つまり家族としての“最初のステップ”のような気がします。赤ちゃんには、ママパパの気持ちが敏感に伝わるといわれます。ママパパがやさしく穏やかな気持ちを持てば、赤ちゃんもそれに包まれて、きっと幸せに生まれる日を迎えることができる…胎教の基本はそこにあるのかも知れませんね。
第76回目の投票テーマは「お子さまはお風呂好き?」です。
今週もぜひ、ご投票ください。
命の芽生え・生まれてくれてありがとう…あの日の気持ちをいつでも胸に…ゴーゴー育児!! (byミキハウス子育て総研)
Q1: 胎教を意識しましたか(していますか)?
Q2: どんなことをしましたか(していますか)?
Q3: 胎教におすすめの音楽CDがあれば教えてください。
Q4: お腹の赤ちゃんに、どんなことを話しかけていましたか(いますか)?
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