Weekly ゴーゴーリサーチ(第68回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
“水の惑星”地球に住む私たちにとって「水」は、かけがえのない宝もの。健康で豊かな生活ができるのもすべて、この「水」のおかげです。日本は比較的「水」に恵まれた国だと言われていますが、最近では環境汚染の広がりから水質の低下が大きな問題となっています。
そこで今回のゴーゴーリサーチNOWでは「水」をテーマに、全国の55192ママパパにアンケートを行いました。居住地域にも大きく左右される“水環境”。皆さまの「水事情・意識」はいかに? 寄せられたたくさんの声をお届けしま~す!
今回のリサーチでは「まずい」とお答えになった方が約44.1%、「どちらとも言えない」が約41.4%。また「おいしい」とお答えの方は全体の約14.5%でした。
都道府県別にみると「まずい」というご意見が東京・神奈川・大阪という市街地に集中。しかしその中にも「おいしい」とお答えの方もいらっしゃることから、同じ都道府県内でも水のおいしさに差があることがわかりました。
水道水がまずい最大の原因は異臭で、カルキ、カビのにおいがあるからです。水道水でも20℃以下に冷やしたものはおいしく感じます。冷たいとすっきりした感じを受けるのと、味の感覚がにぶるからです。
では、口に含んだだけで「おいしい!」と感じる水とは、いったいどんなものなのでしょう。おいしい水の条件として、におい・温度の他に、味をよくする成分を含んでいることがあげられます。 まずミネラル(水に溶けているカルシウムやナトリウムといった鉱物質の総量)が適度(1リットル中に100mg程度)であること。次に「硬度」と呼ばれるカルシウムとマグネシウムの合計量が1リットル中に50mg程度であること。さらに二酸化炭素が十分に溶けていることなどがポイントです。
(おいしい水の条件/厚生労働省諮問機関・おいしい水研究会研究結果より)
「大変強い(約10.8%)」「やや強い(約56.8%)」とお答えになった方を合計すると、ほぼ8割の方が水に対して関心・こだわりをお持ちであることが判明。
生きているすべてのものにとって“命の源”である水。取り沙汰される環境問題と相まって、注目度は高いようです。
環境省環境管理局水環境部では、全国にある清澄な水の再発見を目的として、「周辺環境・水質・水量・親水性が良好」「地域住民による保全活動がある」水を “名水百選”に選定。現在、埼玉県の「風布川/日本水」、兵庫県の「千種川」、鹿児島県「霧島山麓丸池涌水」など、全国各地の水が選ばれています。
「水道水を煮沸して利用」という方が約53.2%でトップ。続いて「浄水器(蛇口取付け型)(約22.0%)」「浄水器(ろ過・活性炭型)(約13.4%)」「ペットボトルの水を購入(約12.9%)」が上位にランクインしました。
最近、水道水のカルキ臭やカビ臭が気になるなどの理由から浄水器を使用される方がふえています。ニオイの分子や有害物質の除去には活性炭やマイクロフィルターなどが使われていますが、どの浄水器も正常に機能するためには衛生面でのメンテナンスが重要。せっかくの浄水機能が損なわれないよう、お掃除はこまめに!
また「その他のお答え」には次のようなものがありました。
「【ミルクや離乳食の“水”】
●浄水機能付きの調乳器を使用
●炭を2日間入れて浄化した水を使った
●天然の湧き水を汲みに行っていた
●温泉の水を使用
●和歌山の富田の水をケースごと注文
いまマスコミでも話題の“アルカリイオン水”。このアルカリイオン水をつくるのは浄水器ではなく「アルカリイオン整水器」「活水器」「電解水生成器」という機械です。これらは水を清らかにする、飲んで安全な水にするのではなく、水を処理して“特別な水をつくる”役割を果たすもの。浄水器とはポイントがまったく違うものなのです。
うちは、秩父にある満願の湯の源泉水を取りに行っています。水を汲んで車に積みチャプチャプと揺れるのが水には良いとかで。その水はアレルギーに良いとか、実家の母、妹は花粉症の症状が軽くなってきたと言っています。源泉がある所・町の役場に問い合わせると、水の効能とか、水の日保ち日数とか教えてくれますよ。(チハのママ/群馬県邑楽郡)近所のスーパーでマイナスイオン水を持ち帰れるので利用しています。最初にポリタンクを500円で購入すると、後は無料でいつでも入れて持ち帰れます。最近エアコンなどでマイナスイオンという言葉を耳にしますが、マイナスイオン水は水道水より分子が細かくて食品の臭みをとったりする効果もあるらしいです。ごはんもおいしく炊けています。(あいちゃん/大阪市福島区)私の住んでいる地域の水は非常にカルキ臭い。 一応マンションには浄水器がついているのだが、飲料用にその水と竹炭をポットに入れて、冷蔵庫で冷やして飲んでいる。とてもおいしくなる。(あゆちゃ/千葉県市川市)磁器活性器を取り付けています。なんでも、水が磁器によって、まろやかになるみたいです。今までで、分かっているのは切花の持ちが良くなる事。これは確かに、長く花が咲くようになりました。(りょうのママ/神奈川県小田原市)主人の実家(マンション)に遊びに行くと、よく晩御飯をいただいて帰るのですが、ご飯がうちのと違って『おいしい』んです。何が違うのかなぁ? と言ってたら圧釜使ってるから違うー? と圧釜の炊飯器を買ってくれました。(^^; でも後日遊びに行ってまた食べてみると、同じ炊飯器なのにやっぱり違う!! なんでだろう??? と義親達と考えてると【水】だ! と。取付(置き型)の浄水器をつけてるんですね。うちは何も考えてなかったので、それからは水にはこだわるようにしてますが、やはり何十万とする浄水器の水と蛇口につける簡易浄水器では違いますね。ご飯の味がそれでも違いますー。(みわまま/大阪市西区)水道から取る時は必ず少し流してから使っています。もったいないかと思うこともありますが、口に入れる物に使う時だけです。湧かす時もお米を炊く時も備長炭がよいと言われたので入れてます。(えこ/埼玉県春日部市)地元の山へ「おいしい水」を汲みに行っています。結構、人が来ています。ポリタンクに2箱とペットボトルを持って、親子で遊びがてら出かけます。ご飯を炊いたり、お茶をわかしたり、そのまま飲んだりしています。安くて美味しくて良いですよ!(むっく/石川県小松市)アルカリイオン水を作れる浄水器を使うようになってから娘(2歳8ヶ月)は水を飲むのが大好きになりました。子供は本物の味を知っているんだろうなあ…。(にんじん/福岡県福岡市)カルキ臭を無くすために、やかんのふたを取り、煮沸時間を長くしている。(あやちゃん/長野県飯田市)ペットボトルを今まで利用してきました。子供が出来て飲む量が増え、ごみが大量になってきまして、リサイクルに出すにもだんだん面倒になって来た時、主人のおばあちゃんが遊びに来てパウチパックに専用カートリッジを組み合わせた水があるのを教わり、以後それに変えました。中のパウチパックは小さくなり燃えるごみで捨てられるのでとても楽ですし、宅急便屋さんが販売しているので、宅配してくれるので重宝しています。(ますだ/茨城県石岡市)
家庭用浄水器にも多くの種類があり、いざ買うとなると迷ってしまいますね。良い浄水器の一番のポイントは「活性炭の量が多いもの」。さらに、水が活性炭に触れる時間が長いことも重要です。なかにはミネラルを増やすという効能をアピールするものもありますが、水道水を浄水器に通してもミネラル量が変わることはありません。また本体の水の出口やカートリッジは、カビなどの発生に気をつけること。食器や布巾と同様に「清潔第一」を心がけてくださいね。
食事をするにもお風呂に入るにも、毎日欠かさず必要な「水」。やはり関心をお持ちの方も多いようですね。
とくに小さいお子さまのミルクや離乳食用の水には、気をつかうというママパパがたくさんいらっしゃいました。やがて子どもたちが大きくなった時のために、おいしい水・豊富な水を守るのは私たちの使命です。水のムダづかいをしない、家庭から油等で汚れた水を出さないなど、毎日できることを長く継続していくことが大切なのかも知れませんね。
このアンケートが、お子さまやご家族と「水の大切さ」についてあらためて考えるひとつの機会になれば、[55192.com]もうれしく思います!
第69回目の投票テーマは「子どもの水着どうしてます?」です。
今週もぜひ、ご投票ください。
きらきらと日ざしがまぶしい春の午後。そろそろ半袖、こころも体もか~るがる… (byミキハウス子育て総研)
Q1: 現在使用している水道水の水は?
Q2: “水”への関心・こだわりは?
Q3-1: ミルクや離乳食の時の水はどうしましたか(していますか)?
Q3-2: その他の場合は具体的に
Q4: “水”に関する工夫やエピソードがあれば教えてください。
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