ほめ方しかり方 育児・しつけ 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
2歳5ヶ月の男の子です。言葉が達者でいつも周りの人に驚かれるくらいなのですが、叱られる時、目をそらして話を聞きません。イヤイヤ期に入ったのと、二人目が産まれたので余裕が持てず、キツく叱るようになってから、別のものを見たり他の話をしたりして、どんなにこっちを見るように言っても目をそらします。
叱らないようにしようと思うのに、結局イライラしてしまいます。泣いてる時などは落ち着かせてから話すようにするのですが、それでもうまくいきません。聞いてくれないならテレビ見せないよ!と言うとやっと聞くというような状態です。普段から名前を呼んで話しかけても無視する事が多く、とても困っています。
下のお子さんが産まれて嬉しいけれど大変さも増していくこと、私も思い出します。上の子に同じように期待をかけて接していました。お兄ちゃんとして自分のことは自分で、また、いつもお利口にしていてほしい。そしてお母さんを助けてくれる…。この点、誰もあるように思います。
お子さんのやんちゃぶりは、小さくても何か自分の思い、気持ちがあるはずなのです。つい先にこちらの気持ちを伝えたくなりますが、上のお子さんは、怒られると思っていてもしてしまう理由として、ママの気を引きたい、構ってほしい、いろんなことを試してみたい、こうやったらいいかな、複雑なのではないでしょうか?無理に話を聞かそうとする前に…
①ママ、○○ちゃんに聞いてみたい、教えて!など、まず聞く姿勢を持って、思いを察して代わりに言ってみてあげる。(お話が得意なら聞き出せるかも)
②お子さんの様子を見て、いたずらの余地を与える前に、まず先に名前を呼んで抱っこする。(余裕があれば、1冊絵本を読む、1曲好きな歌を一緒に歌う)
③下のお子さんのお世話が終わったら〇〇ちゃんと遊ぶよ、待っててね!と見通しを持たせて待たせるが、あとで必ず相手をする。
そして、
④本当にしてはいけないことは、理由とともに伝える。「危ないからやめてね」「そんなことすると怪我をするからしませんよ」
怒るのも大切ですが、ますますエネルギーを使ってイライラもつのりがちになるので、少しでも良いところを褒める。子どもは(大人も)褒められるのが好き。心理を理解して、楽しくこの時期を過ごして行かれませんか?!
保育士 幼稚園教諭:やまピー
2018年12月 4日
子どもを叱るときのやり方で、実はみんなが誤解していることや知らないテクニックがいくつかあるので、お伝えしたいと思います。子どもを叱るとき、ちゃんと目を見て叱らなくてはいけないと教わっている人が多いのですが、<実は逆効果>なんですが、そのことはほとんど知られていません。
動物もそうですが、目が合うととても緊張状態に入り、頭が真っ白になってしまうので、言われた事が何も残らないようになります。目を見ない方が、相手がじっくりとかみ締めて、相手の記憶に残るようになっています。これは、部下を指導したり大人同士でも有効だったりします。(実はバーカウンターで並んで話す効果もそれを利用していたりします。)叱るときに目を見てると、目を見る=いやな事・怖い事となってしまうので、目をあわさないようになっていく傾向があります。
では、どうしたら良いかと言うと、<叱るときは、目を見ない>で、横に並んだり、胸元を見て話す。逆に、<ほめるときは、目をしっかり見て>話すこと。結構逆にやっている人が多かったりします(「ママ見て!」と言われて、洗い物しながら「すごいね~」と言ったり(苦笑))。
せっかくほめていても、目を見てあげてないとその気持ちが伝わらないんですよね。目を見て話すときは、プラスの感情が湧き出る行動。マイナスの感情が湧き出る行動は、なるべく目を見ないで、正対せず横に並んだり抱っこしながら、短く伝えると、親子の関係性もよくなるし、大切な伝えたい事がたくさん伝わるようになって行きます。
大人は一生懸命、説明して言葉で動いてもらおうとしますが、残念ながら子どもは、言われた事からはほとんど学ばないのが現状です。大好きな<ママが嫌がるからやめよう>、<喜ぶからもっとやろう>そんな気持ちが基準になっていますから、目を見る事は気にせず、時期的なものもあるので、半分目をつぶりつつも、叱るときに「何を伝えたいか」を一つだけ選んでみてください。
ちょっと落ち着いたときに、今日は何を叱って伝えたかったのかなと、ちょっとだけ振り返ってみて、次に同じような事があったらどうやってみようか、作戦を立ててみてください。なかなか反抗期は大変な時期でもあるので、ママも気分転換したり、ちょっと手抜きをしてみたり、余裕が持てるように工夫してみてくださいね。
公認心理師:ふみ
2018年12月 4日
お子様の成長はとても楽しみで日々の少しのことでも嬉しくなりますが、成長すると共にお母様も書かれていた通りイヤイヤ期やキャングエイジなど反抗期には頭を悩ませてしまいますね。私の勤務する保育園の2歳児クラスは、いままさにイヤイヤ期真っ盛りです。一人の子が落ち着くと次の子がとなり、一年中イヤイヤ期との戦いとなってます。
どうしているかと言うと、絶対譲れないルールを決め、繰り返し話をしています。保護者の方にも「〇〇家のルール」を決めてそれは知らせていくけれども、それ以外は「まっいいか」と言うふうにしても良いのではないかと話をしています。
2歳児は、もう一人前なんだよと言う気持ちと、でもまだまだ甘えたいんだよという気持ちで揺れていて、それがイヤイヤ期として現れるので、大変ですがほんの一時のことなので、譲りつつ譲ってもらいつつ、お過ごしになられてはいかがでしょうか。
保育士 幼稚園教諭:さーちゃん
2018年12月 4日
幼稚園・保育園・ことばの教室で30年近く多くの子どもたちと過ごしました。ことばの教室では気になる発音や言葉の遅れ、コミュニケーションなどについて、助言や指導を行ってきましたが、平成24年度より、「子育てアカデミーYAMAPI (やまピー)」を開設し、相談業務を充実しています。“楽しく育児“をモットーに、自分の子育ての経験も交え、元気の出るアドバイスができればと思います。
㈱児島教育研究所代表取締役、全国認可保育所東京都認証保育所協会副会長・小規模保育部会長、江戸川区小規模保育所連絡会会長、江戸川区児童発達支援連絡会会長、元日本個人心理学会常任理事。保育士として働く中で、子ども達の気持ちを受け止め、一人一人と向き合う保育がしたいと保育園を立ち上げたのがスタートで、現在は小規模保育所にっこりハウスの園長として乳児期の保育や保護者支援に関わる他、学童保育や、児童発達支援・保育所等訪問支援にっこり相談室を運営し、発達障害や気になる子どもの支援、心理カウンセラーとして、子育て相談や保護者や保育者向けの研修、ひきこもりやニートや非行少年の支援等子どもたち全般に関わる活動をしています。子どもって、本当に純粋でまっすぐな心を持っているんですよね。それゆえに時として困った行動となって現れることもありますが、少しでもその思いを伝えることができ、子育てを一緒に楽しんでいけたらと思っています。
公立保育園保育士です。子どもたちと「楽しくなければ保育じゃない」を理想に、毎日を楽しく過ごしています。ママたちとも仲が良いのが自慢です。
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