保育園・幼稚園 育児・しつけ 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
現在年長の息子が、以前は仲良く遊んでいたお友達からあまり遊んでもらえていないようです。「△△には話教えてあげるけど、○○(息子)には教えられない」みたいなやりとりを目の前で見てとても切ない気持ちになりました。クリスマス会でも息子以外は同じグループになっていて、息子はその事について何も言っていませんが、終始ぼーっとしていて親の目から見ると心から楽しんでいるようには見えませんでした。ちょっと前までは「○○遊ぼう」など言っていてくれたお友達から急にこんな態度とられては息子は哀しいだろうなぁ…と思ってしまいます。
息子にも何か原因があるのかもしれません。例えば息子は自分の知っている事を教えたがったり、ちょっと出しゃばりかな?と思うところもあるし、それが自慢に聞こえて嫌に思う子もいるかもしれません。以前担任の先生と個人面談をした時に、「○○くんは、一緒に遊んでいるときに、他のお友達が遊びにいれてと言うと、必ずA君、B君に確認するんです」と言っていて先生もそういう息子の態度が気にはなっていたようです。この時点でお友達の中で上下関係が出来上がっちゃっていたのかな?とも考えてしまいます。
息子が「最近みんなに遊んでもらえてないんだぁ~だから他のお友達と遊んでいるんだ」と急に私に話してきました。それ以上何も言ってこない息子ですが、このようにお友達から仲間外れのような態度を取られている息子とどのように接してあげたらいいんでしょうか?静かに見守ってあげていればいいのでしょうか?
同じ経験をしたので、私の経験談や今思うことをお話できればと思います。私は、自分のことのように辛かったです。今、思い返すと、この「自分のことのように」というのがどうも自分をやっかいにしていたようです。
自分の小さいとき同じような経験をしたことはありますか。多かれ少なかれ友だちとのトラブルは生きていく上では一度は経験をしているのかなと思います。それなのに私は、その状況が辛くて、小さいお友だちも恨めしく思えたのです。自分のかわいい子どもが仲間外れにされている、という状況は、子ども以上に悲しかったのだと思います。
もし私がもう一度あの時間に戻れるなら、自分の子どもは人との関わりを学んでいるんだと思い、幼稚園で辛いようであれば、家が子どもにとって居心地のよい場所にしてあげたいと思います。大事なことは、その子にとっての居場所と味方がいることです。
大きくなれば、友だちとのトラブルは当然避けて通れません。でも、親が壁になって子どもを守れば守るほど、子どもはトラブルを解決できないで成長をすることになります。小さいうちから、小さい世界での経験を小さいなりに考え、成長していくのだと思います。
ご主人やご両親など、心を開ける人に話をしてみてください。声に出すだけで、不安や悩みは軽くなります。あとは、幼稚園の先生に状況をお知らせして、園での様子を教えてもらい、家庭と園とで連携して見守っていくといいと思います。
先輩ママ:ジャムママ
2015年1月15日
「最近みんなに遊んでもらえてないんだぁ」と坊やが話してきたとき、そんなチャンスがあれば、坊やの気持ちをできるだけたくさん聴いてあげるのがいいと私は思います。「え?遊んでもらえないの?さびしくなーい?」「なぜ遊んでくれないんだろう?」「かなしい?」「つまらない?退屈?」等。
そして、そういった気持ちをすべて「そんな気持ちになるのも無理ないよね」と共感し認めてあげることが大切なのではないでしょうか。子どもは、自分の失望感やかなしみ、怒り等マイナスな感情を身近な大人に認めてもらうことで「自分はこれでいいんだ」と思えるようになるそうです。この「自己肯定感」は大人になったときの適度な自信につながります。
坊やが困難な状況にいるとき、そのたびごとに坊やの気持ちを聴いてあげ、「そうか、くやしいんだ」「かなしいね」など、はっきりと言葉にして認めてあげるのがいいと思います。子どもは幼稚園や学校でグループを体験して、その中で自分がどんなタイプなのかだんだん自覚し大人になっていくのではないでしょうか。
わが子にリーダーになってくれと期待するのが親心かもしれませんが、それはリーダータイプでない子にとっては酷なことですね。子どもには、親から与えられた価値観だけでなく、自分自身の本来の感覚や欲求を頼りに人生を歩んでいってもらいたいと思います。
臨床心理士:もとアリジゴク
2015年1月15日
11才(小6)と8才(小3)女の子のママです。転勤族で、頼る人が近くにいないので、ひとりで育児をしていく大変さを経験しました。子どもたちも年齢とともに友だち関係や習い事など、楽しいことや大変なこともありました。子どもと一緒に少しずつ成長しながら、子育てを楽しんでいます。どんなささいな悩みや不安でも、話してみると楽になりますよ。少しでも私の経験がお役に立てればうれしいです。
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