感染症 子どもの病気 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
高校1年生の息子の事で相談があります。2週間程前、軽い喉の痛みが3日程続きました。熱はありませんでした。その後喉の痛みは引きましたが、数日後いちご舌の様になりました(先の方だけでしたが痛みがありました)一過性のものと考えておりましたが、今になり溶連菌に感染した時の症状に似ていると思い不安になりました。
溶連菌はしっかり治療しておかないと腎炎やリウマチ熱になることもあるようで、やはり検査を受けようと思っています。発症より2週間程経っておりますが、それは問題ありませんか?また、溶連菌になると抗生剤の服用後尿の検査をするようですが、そちらの検査を受けた方がよいのでしょうか?
発熱なし、発疹もなかったようですので可能性は低いですが、のどの痛み、いちご舌(見ないとわかりませんけど)があったのなら、不安になった以上簡単な検査ですから受けておいたほうがいいかな…というお返事しかできません。周囲で流行があったかどうかなども重要な要素ですが。
そもそも溶連菌は常在菌と言って何の症状もない人でも+に出ることがあります。おっしゃる通り発症(定型的ではないので発症としていいかどうか)より2週間程経っていますので意味、解釈は何とも言えませんが、+に出たらやはり除菌することになります。
できれば血液検査でASOの上昇があるかどうか並行して調べたほうが、本当に発症だったかどうか、抗生剤の服用、尿の検査の必要性の判断に役立つと思います。
医師 小児科:桑折 紀昭
2014年8月26日
お子さまのこと、さぞ、ご心配でしょうね。ご心配を払しょくするためにも、一度内科に受診してみてはいかがでしょうか。これまでの症状の経過をお話し、尿検査をしてもらうことをお勧めします。
溶連菌感染症は小児に発症する病気ではありますが、大人にも起こります。また、のどの痛みやいちご舌といった症状もありますが、高熱が出ます。お子さまは、熱は出なかったと言うことですが、感染症は宿主の体力にも関係しますから、高熱という症状が出なかったかもしれません。
もし溶連菌が体内に残っていた場合、再度症状を誘発することも考えられますし、念のやめに受診してみてはいかがでしょうか。溶連菌感染症でなければ安心しますし。親としては、いつもお子さまのことに関しては、心配がつきませんね。
助産師 保健師:ペコ
2014年8月26日
1983年より愛媛県宇和島市で小児科クリニックを開業、99年から病院ヘ行くほどではないけれど心配なこと、病院で聞きにくいこと、聞けなかったこと、聞いたけれどよくわからなかったこと、などの質問に答えるHPを開設、2001年からは病児保育施設にも力を注いでいる。
Copyright © 2011 Mikihouse child & family research and marketing institute inc. All rights reserved.
この記事にコメントしよう