目 子どもの病気 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
小学校2年生ですが、近視の為メガネを作りました(右-1.75左-2)。お店でかけさせたところ、病院では両眼1.0程度見えていたのに、そこまで見えていないようです。ちゃんと眼科で点眼後の検査をして正確な度数を測ったはずなのに娘の目に合っていないのではと心配になりました。
主人は慣れの問題ではというのですが、そんなことがあるのでしょうか?娘はメガネをかけたほうがよく見えると言っています。またこの年齢でこの近視だととても強いのでは?と心配な日々を送っています。医師からはただの近視ですと言われていますが、将来が心配でなりません。
度数としては軽度近視であり、小学2年でその程度は現代の日本では珍しくありません。また、あまりきっちり矯正すると近視が進みやすくなる、という考え方もあり、小2では黒板の字も大きいですから、あえて弱めの矯正にすることもよく行われています。
つまりごく普通の近視にごく普通の処方がされた状態であろうと考えられます。近見努力が近視進行の危険因子と考えられますから、長時間近くを見続ける作業を避けると良いでしょう。
といっても読書や勉強を制限するわけにはいきませんから、液晶ゲームや携帯の類を長時間見させない、勉強、読書中は背を伸ばして目を机に近づけないなどの注意をなさると良いでしょう。
戸外で遊ぶ時間が長いと近視が進行しにくいという調査結果もあります。可能なら表で遊ばせてあげてください。不安になった両親を狙った近視治療と称する商売が多々存在します。主治医の先生とよく相談するようにしてください。
医師 眼科:稲葉 昌丸
2013年4月26日
まず視力ですが、良い日と悪い日があるのは確かです。医学用語で、長期変動と言います。また、視力表は長年使われて古くなっていたり、照らすライトが暗かったりすると視力が出にくくなりますので、眼科で使用されているものが一番正確だと思います。
近視の進行に対する最近の研究では、網膜にピントが合わない状態でいると眼軸(眼球の長さ)が伸びてくるそうです。
どういうことかと言いますと、近視になって遠方が見にくい状態になっているのに、眼鏡をかけないで頑張っていると、どんどん眼球が長くなってきて近視が進行すると言うことです。確かに過矯正の眼鏡は問題ですが、しっかり網膜にピントが合っている眼鏡ならば何ら問題は無く、逆に近視の進行を予防してくれると言うことです。
もし、可能でしたら眼科での定期的な眼鏡チェックをお勧めします。通院間隔に関しては、主治医の先生にご相談されると良いと思います。
医師 眼科:佐柄 英人
2013年4月26日
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