ストレス ママ・家事・家計 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
2歳の娘が夜中でも構わず突然奇声をあげるので、近所に迷惑がかかってしまってるんじゃないかと心配でなりません。怒ってばかりいる自分が嫌になり、育児に自信をなくしてしまっています。どう対応したらよいのでしょうか。
2歳のころは自分でできることがどんどん増えて、外の世界にもますます興味が出てくる時ですよね。その分、危険なことや注意が必要なことも増えてきて、叱ることも増えてきます。叱ることが増えていくと、どうしても自分が口うるさい親になっている気がして、落ち込む事も多いですよね。
そこでなんですが、お子さんにいろいろな事を伝える時に、「否定形→肯定形」にするというのはどうでしょうか?「走らないで」→「歩こうね」「飛び出したらだめよ」→「一回とまろうね」のような感じで、「~~だめよ、しないで」という形でお子さんに伝えるのではなく、具体的にどうしてほしいかをそのまま伝える方法です。
怒ってばかりいると書かれていますが、大きな声を出されるお子さんのこと、そして、お子さんへのご自身の態度について考えられていること。とても素敵なママさんだと思いますよ。お子さんが大きな声を出されることについてですが、ご近所のことも気にされながらだとママのストレスもかなりのものになります。
他にも何かご心配されていることがあれば、地域の保健師さんや医療機関などにお子さんと一緒にお話にいかれるのも一つの方法だと思います。お子さんのご相談だけでなく、ご家族のストレスをできるだけ少なくする方法を一緒に考えていくのも、私たちスタッフの大切な役割の一つです。
理学療法士:白熊
2012年7月 2日
幼児が奇声をあげるのは、まだ言葉がうまくあやつれないので、言葉で伝えるかわり、という面もあるようです。ということは、何でもじょうずにおしゃべりできる年頃になれば、自然に減っていく現象と考えていいかもしれませんね。
とはいえ、子どもが奇声をあげるのは、おうおうにして普段から緊張が高かったり不安が強かったりする環境にいるからだとも言われていたりします。ひとつ、提案ですが、日常の場面場面で、お嬢さんの感情を認める言葉をしっかり掛けてあげるというのを試してごらんになってはいかがでしょうか。
感情というのは主に負の感情で、たとえば「イヤなんだね」「嫌いなんだ」「くやしいね」「恐かったね」などと言ってあげるのです。子どもは、身近なおとなに自分の感情を認められて育つと、「自分はこれでいいんだ」という自信が持て、心の安定したおとなになれるのだそうです。
でも、だからといって、お嬢さんが「イヤだ」と言ったときママの用事が済ませられないというのでは困りますよね。そんなときは、「イヤなんだね」と、いったんお嬢さんの気持ちをしっかり認めてあげたうえで、「でも、ママは今…」と、おとなの都合もざっと説明し、てきぱき行動されるといいそうです。
言葉はわからなくても、ママの表情など全体的な雰囲気で幼児はおおよその事情を察するとの説もあります。ご近所には、一度「子どもの声がうるさくないですか?すみません」と謝っておかれてはいかがでしょうか。
臨床心理士:もとアリジゴク
2012年7月 2日
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