発熱、かぜ 子どもの病気 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
2歳2ケ月になる男の子です。5月から保育園に通うようになり、鼻水や痰がからんだ咳をして小児科で薬をもらいましたが、この薬の服用が大変で、アイスやヨーグルトなどに混ぜて飲ませたりするんですが、最近は、パッケージを見ただけで逃げてしまいます。
今は病気であることや、これを飲むと楽になって元気になることなどを話しますが効果なく、嫌々、飲ませている日々です。親子ともども、嫌な気持ちにならず、スムーズに薬を飲む方法などありませんでしょうか?
2歳くらいだと、しっかり説明してもなかなか聞いてもらえない「いやいや」の時期なので薬を飲ませるのが本当に大変だと思います。それに保育園に入ったばかりで生活も大きく変わってお子さんもついていくのがやっとだと思います。
それに鼻水が出て体調も万全とはいえないとなると「いやいや」は更に↑MAX↑になるでしょう。パッケージを見るだけで逃げてしまうとはかなり手ごわいです…。
粉っぽいのが嫌ならシロップの水薬に変更してみるのもよいかもしれません。しかし水薬に変えられない薬ならば仕方が無いです。
薬をもらったときの説明では飲みやすくする工夫として、アイスクリームやヨーグルトが紹介されたようですが、冷たかったり酸っぱかったりで意外に飲みにくいこともあります。
イチゴにかける練乳、水あめ、ココアが私のお勧めです。練乳や水あめは一口に入る量で1回分の薬を混ぜて飲ませられます。冷たくもなく甘くておいしいです。
しかし薬のつぶつぶは溶けないので混ぜるだけです。苦味の強い抗生剤はココアの苦味で隠されてココア風味が良い感じで飲めます。
市販の「おくすりのめたね」は粉薬を何回かに分けてのせてくるむのがコツです。
それと、よほどでない限り1回分全部きれいに飲ませようとしないことです。お医者さんも容器に残ったりするなど想定して若干多めに粉を調整してくれているので、飲みのこしがあっても神経質にならないことです。1回分全部飲みきらなくてはとママが頑張るとお子さんも嫌がってしまいます。
今はちょっとでも飲めたら褒めてあげてください。がんばれるキッカケがつかめたら、薬だけでなくいろんなことにも向かっていけることでしょう。参考になれば幸いです。
薬剤師:ねこにゃん
2012年5月25日
いまは、専用のゼリーなども薬局で売られているようですので、これを利用されるという手もあります。お薬をゼリーなどにはさんでお口に入れてあげる場合、薬をはさんでいない何か(ゼリーなど)美味しいものを直前にひとくちあげておくと、より良いかもしれません。
ほかに、あまり満腹でないときのほうが飲んでくれる確率が高そうなこと、何かに混ぜるときは早くから練ったり溶かしたりして混ぜておかないこと(薬が変質し効果が薄れてしまう可能性があるので)などが言われています。
ママはきっと真面目なかたなのでしょうね。ものごとをなんでもきちんとやり遂げないと気がすまない。でも、お子さんはまだ小さいので、むしろママが「幼児レベル」になったほうが、うまくいくこともあるのではないでしょうか。
たとえば、お薬入りヨーグルトをのせたスプーンを飛行機に見立てて「○○くんのお口に入っていきますよ~」など。お子さんが気づかず遊んでいるうちにお薬を飲んでしまったというふうに…。
臨床心理士:もとアリジゴク
2012年5月25日
薬剤師で2児のママです。妊婦さんを含めたおかあさんおとうさん、おこさん家族みんなのくすりについてのギモンはもちろん、いろんな育児相談にお答えしています。予防接種についてもお答えしますのでよろしくお願いします。
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