ほめ方しかり方 育児・しつけ 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
小3の下の男の子についてです。小さい頃から何かと消極的な性格で、学校へ入っても人前で日直のスピーチや体育で初めてやる競技など「失敗したら」と考えると涙が出てしまうそうです。
先生にも相談し、失敗を恐れず何でもいいから自信がつくようにと考え、習い事を始めました。習字、プールで泣くのでスイミング、跳び箱で泣くので体操教室、英語、上の子の行っていた塾など。最近では上達したので「2~3個辞めてもいいよ」と話していたのですが…。
風邪で体調を崩したこともあるかもしれませんが、「何もかも嫌だ!何が嫌なのかもわからない!」「学校も辞めたい!」と泣いて怒って暴れます。ちなみに、学校では、連絡帳でお母さんから困っていることを伝えてもらうのでははく、自分で言うようにしようね、がプレッシャーかなと思います。
私は親として子供につらい負担を押し付け、ここまで追い詰めていたことに気づかなかった自分がショックでした。習い事は辞め、ゆったりさせてあげればいいと思ってますが、日常会話も、まずどのように接していけばよいのかさえわからなくなってしまいました。どなたかよいアドバイスを宜しくお願いします。
私は幼児教室で講師をしていますが、自信がもてなかったり、自分をうまく表現できない子には、やはり、おけいこで克服していきましょう、という話をしています。理由は、幼稚園や小学校と比べ、子どもの数は少なく、先生の数は多いからです。
では、どうしてお子さんの場合、上手くいかなかったのでしょうか?1つ考えたのは、プールの授業にはスイミング、跳び箱なら体操教室と、対症療法的に進んできたところでしょうか?
自信をつけるには、ただ単に、出来ないところを出来るようにするのではなく、出来るようになる過程を、一緒に悩んだり、練習したり、誉めてもらったり、喜んだりしてくれる人と進むことではないでしょうか?そんな先生にめぐり合えるといいですね。もう出会っているかも…?
自信は心を磨いて育てましょう。技は競技会などに出られるようになったら、欲が出てからで十分でしょう。
ところで、日常会話ですが、普通が一番。失敗談や泣き言が出ても、「ふ~ん」「そうなんだ」「それで?」と、次の言葉が出てきやすいようにしてあげるのが一番だと思います。
嫌な気持ちをママは聞いてくれる!どんな失敗をしても、ママは怒らない!という安心感が一番です。時には、ママの(パパも?)子どもの頃の失敗談もしてあげたらいかがでしょうか?
会話について、思わず怒ったりすることは、母親ならよくあることです。でも、今、お子さんは、SOSを出している状況。ここは、大人が我慢して、子どもの心が解放されるよう努力しましょう。でも、ママが行き詰ったら、又、相談でも愚痴でも、お寄せください。
幼児教室講師:よっこ
2011年8月 9日
あなたは、これまでおそらく10年以上、2人のお子さんの子育てにがんばって来られました。子育ては完璧ではなかったかもしれないけれど、あなたの努力の結果、お子さんたちがここまで成長されたと言えるでしょう。
まずご自身のこれまでのがんばりに、賞賛とねぎらいがあっていいと思うのですが…。ご自分でご自分に言葉をかけてあげてはいかがでしょうか?
そのうえで、坊やにも、「今のままの坊やでいいのだよ」と言ってあげることが大切ではないかと思います。親や学校の先生は、とかく、「消極的は悪い、積極的なのが良い」と考えがちですよね。とくに親は、わが子に対し、積極性があり、集団の中でまわりを引っぱっていくような子どもの姿を望むのかもしれません。でも、それは親の勝手な願望ではないでしょうか。
反対に、感受性が強く、恐がりで、ものごとに慎重であったり、繊細なこころを持っていたりすることは、あながち悪いこととは言えないと思うのです。集団の中で、当人にときどき不便さはあるにしても…。
そこで、提案ですが、坊やには、坊やのそのときどきの気持ちに添った言葉をかけてあげてはいかがでしょうか。「恐いんだね」「がっかりしたね」「くやしいね」「嫌いなんだね」「ムカつくね」「かなしいね」「疲れたね」など。
自分の「負の感情」を認めるような言葉を身近な(大好きな)人から繰り返しかけられると、子どもは徐々に「こんな自分のままでいいんだ」と思えるようになり、自信を持った大人になれるとのことですが。
お子さんに負担を押し付けてきたことに気づかずショックだったとのことでしたが、私はあまりに早く(小3で)問題に気づかれたことに感心しました。
それだけ、坊やにパワーがあり、ご自身にも考え方に柔軟性がある証拠だと思います。ですから、だいじょうぶ、どっしり構えて、これまでと同様、熱心に育児に取り組んでいらしてください。
臨床心理士:もとアリジゴク
2011年8月 9日
幼児教室で1才から2年生までの子どもたちと、毎日楽しく過ごしている、ちょっと先輩ママです。自分が子育て真最中の時には、イライラしたりして上手くわが子と接しられなかった事も、今なら一緒に考えられそうです。
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