ストレス ママ・家事・家計 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
3才の末っ子のワガママに参っています。とにかくこの娘、何でも人任せ。どこへ行くにも泣いて喚いて抱っこをせがみ、私は抱っこのし過ぎで整骨院通いです。こだわりが強く、ちょっと気に入らないことがあると大絶叫。
週2で近所の託児所に入れて娘との距離をとることで精神的に理性を保ちつつある、という感じです。祖父母たちが遠方なので手伝ってもらったことがなく、出産直前直後も休むことなく動き回ってきました。
が、今年になって体力の衰えを感じ、ヒステリックになってしまい、かといって家事や育児、子供の宿題をチェックしたり、在宅で続けてきた仕事もこなし…とやっているとストレス発散であるはずのお友達との会話時間なんてゼロに等しいです。
幼稚園送迎時に喋ろうもんなら末っ子の雄叫びを抑えることで精一杯。これが毎日続くとさすがにぶちきれそうになってきました。
自分がまず何をすべきか、何をどうやったらこのヒステリックな毎日から少し解放されるのか、冷静に考えられない今、ちょっとした助言をくだされば救いになります。よろしくお願いします。
子どもの行動には必ず理由があります。 年齢が低ければ、「お母さんは私だけのもの」「お母さん、大好き」「私だけを見ていてほしい」──このような思いから、泣いてわめいて、抱っこをせがんで、となることが多いと思います。
子どもは、親の気持ちをとても敏感に読み取ります。お母さんが「娘との距離を取りたい」と考えていることを察し、その不安から叫んでいるのかもしれません。
わがままな行動に対しては、ダメな理由を言って我慢を覚えさせましょう。つい親が根負けすることが多いのですが、それを一度通してしまうと「叫べば通る」と認識してしまいます。
ここだけは親が貫くところでしょう。3才だからわからないではなく、きちんと理由を説明することは忘れないでください。
そしてそのときだけは、しっかりとお子さんを見つめ、スキンシップを心がけましょう。「大好きだ」といったストレートな言葉もかけてあげましょう。それぞれの子との時間をきっちりつくることがポイントです。
日常生活ではお子さんたちに何かお手伝いをしてもらうというのも有効だと思います。手伝ってくれたら、「○○ちゃん、ありがとう。お母さんうれしいな。助かるよ」と、必ず名前を入れたお礼の言葉をかけましょう。
子どもは自分が親に認められていると実感し、さらに何かをして褒められたいと前向きに考えます。そうなると、お母さんもずいぶんと楽になるのではないでしょうか。
心理カウンセラー:番長
2011年7月15日
母親だって体調のすぐれない日もあれば、かなしいとき、泣きわめきたいようなときもあるでしょう。そういうとき、弱くてだめなところのある自分を、まず、しっかり認めてあげることが必要だと思います。
そのうえで、身体を休めたり、お家の中で思いっきり泣いたりして元気をとりもどされてはいかがでしょうか。「あたしはあたしのままでいいのよ。」こう、心の底から思えるようになるといいですね。なかなかむずかしいことですが…。
また、お子さんが何かと手をやかせるときは、お子さん自身、ママに認めてもらいたいという信号を出しているのだということもあるそうです。
認めてあげるというのは、そのときどきのお子さんの感情をママが言葉にして返してあげることです。
たとえば、お子さんがそのとき感じている「くやしい」「痛い」「こわい」などといった負の感情を、その都度、「くやしいね」「痛いよね」「こわいんだね」などと言葉にして返してあげることです。
自分の感情を身近な大人にたくさん認めてもらえばもらうほど、子どもは安心して成長できるのだそうです。
つまり、ママは、自分自身の弱い部分を「今のままのあたしでいいのよ」と認め、日頃から、お子さん一人ひとりの弱い部分も認めてあげるといいのではないかということです。実行するのはなかなか大変ですが…。
すこしだけ肩の力を抜いて、育児をお続けください。お子さんたちはきっといい子に育つと思いますよ。
臨床心理士:もとアリジゴク
2011年7月15日
3人の子どもを育てながら「子どもの自立」をテーマに、教育の技術、カウンセリング、米国のセルフマネジメントなどを学んだのち、上級ケアストレスカウンセラーの資格を取得しました。現在、自立した親子関係構築(Family building)の支援や人事コンサルタントとして、一般個人と企業のサポートに携わっています。みなさん!自立に必要なものはなんだと思いますか?それは夢(ゴール)なのです。
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