ママの人間関係 ママ・家事・家計 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
長男の小学校入学に合わせて引越ししてきました。子どもはすぐに馴染み、学校も楽しいと言っています。私はこれといってママ友ができるわけではなくそれに対して不満もありません。いつか自然とできるだろうと思っているので。
ただ、メールアドレスの交換もして家の行き来もさせてもらっているママさんのメールや言動に困っています。メールは一日に十数件を越し、内容は返事に困るようなテレビの感想や情報、他のママの悪口が大半。
実際「返信に困る」と言っても「自己満足で送ってるだけだから」と、言われてしまいました。子どもの悪口も多く自分の子も他のママの前で言われてるのかなと思うとその方のお宅に遊びに行かせるのも怖くなります。
ハッキリとやめてと言えばいいのでしょうが、以前「メールだと伝わりにくいし誤解も招くからあまりやりとりしたくない」と言ったところ、うちの子の悪口、私への攻撃を次々と送信されて、ノイローゼになりそうになりました。
他のママに相談しようとも思いましたが、他のママとの距離もそんなに近くないので単なる悪口と思われるのも嫌です。ぜひアドバイスお願いいたします。
ママ友とのメールは、本当にやっかいな問題です。メールがただの伝達道具として使われるのではなく、個人の生き甲斐にも等しい重要な存在になっている場合があるからです。
便利なはずの「時間を選ばない」ことも、頻繁に送られると受け取る側にはマイナスに働きます。メール利用のマナー、エチケットが守られていないことが残念ですね。
では、どのように対応したらよいのか。まずは「自分の子育てのスタンス」をしっかり持つことです。自分の子どもは、“こういう人間になってほしい”“こういう価値観を持った人間に育ってほしい”“そのために私は子どもにはこういった接し方をするんだ”という自分の行動規範を持つことです。
例えば、「思いやりを持った人間になってほしい」なら、子どもの行動に対して「○○ちゃん、手伝ってくれてありがとう!おかあさん、うれしいな」など、感謝の言葉を多く使うようにする、という具合です。
スタンスがしっかりすると、迷ってもブレずに自分の行動を決めることができますから、とても楽になります。
今回のママ友とのおつきあいも、自分のスタンスを持った上で、どういう付き合い方をしたいのかを、あらためて考えてみたらどうでしょう。一線を引きたいと思うのなら、「ああ、この人はこういう人だから」とご自身が割り切れる“相手との距離感”を見つければ、振り回されずにすむでしょう。
また、ブレない行動を示すことは、周りの人の態度をあなたにとって都合良く方向付けることにもなります。
これからもお母さん同士のおつきあいは、子どもの習い事、塾、進学などを通してまだまだ続きます。おつきあいを無視するわけにもいきません。だからこそ「自分の子育てのスタンス」をしっかり持つことをお薦めします。
しっかりとしたスタンスを持つと、自分や子どもが多少何か言われたとしても、「まあ、いろいろな人がいるから、いろいろあるでしょう」と流せるようになると思います。
一段上に立った目線で、自分や周りの子育てをみるイメージを持つと、さらに余裕が生まれ、つきあいのわずらわしさが薄まっていくでしょう。
心理カウンセラー:番長
3人の子どもを育てながら「子どもの自立」をテーマに、教育の技術、カウンセリング、米国のセルフマネジメントなどを学んだのち、上級ケアストレスカウンセラーの資格を取得しました。現在、自立した親子関係構築(Family building)の支援や人事コンサルタントとして、一般個人と企業のサポートに携わっています。みなさん!自立に必要なものはなんだと思いますか?それは夢(ゴール)なのです。
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