ほめ方しかり方 育児・しつけ 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
4歳になったばかりの男の子の事です。今日、幼稚園の帰りに本屋さんに1人で入っていってしまい、お魚の図鑑をどうしても欲しいと言い出しました。
その本は前に息子が欲しいとは言っていたのですが、今日は買う約束をしていないからやめようと本屋の外で30分以上説得していました。
その間息子はひっくり返って泣いていました。もう知らない!と置いて帰るふりをしようとしても、私の足にしがみついて噛み付いて動くに動けない状況でした。帰るに帰れず図鑑を買ってしまいました。
なんでもすぐに買い与えることは良くないことはよく分かっているのですが、今日のように周りに迷惑をかけることを考えると外に出るのが本当に辛いです。
保育士&2児の母です。我が家にも同じく4歳になったばかりの娘が居ます。同じような状況です!泣きます。我を通します。本当に大変ですよね。更に周りからの一言二言。
分かっているのに!と更に辛い気持ちになりますよね。余りに泣いて暴れて怪我をするのも心配ですよね。外出する時の気の重さ、私も良く感じました。
我が家の場合ですので、全て上手く行くか分かりませんが、参考にやってみた事をお伝えしますね。 我が家の場合、お金を少し管理させるようにしました。
大好きなゲームがあり、1回100円なので、財布に100円玉を入れ、これで1回出来るよ、と伝え、金銭感覚をそれから得てもらおうと思いました。
何かを買うときには「これは~のゲームが数十回出来る(値段)よ。これを買ったらお金がなくなってゲームが出来なくなってしまうね。どうする?」とか、ゲームも「一度に何回もやったら お金が無くなってもう出来なくなってしまうよ。それでも良いのなら一度に使って良いけど…」とか、さらに他にお金を欲しがったら「お父さんが100円(ゲーム一回分)をもらうのには朝○時~夜○時まで働いてその○月のこの日に“良く頑張りました"と1回だけもらえるの。あとは、そのお金を次のその日お金をもらえる日までに大事に使わないといけないの」とか。
同じ100円でも「これは~を買うお金、ゲームをやってもお腹が減ったら元気が無くなり、ゲームもやりに出かけられないし、もっと楽しいことも逃げてしまうよ。だから、これは~に使わせてね。ゲームには あげられないよ」という風に、一つ一つ、自分が家族の事を思ってお金を使っていることやその家族の為に、お父さんが働いてもらっているお金である事を伝えています。
「100円ちょうだい!」という時には「その分お父さんが仕事が多くなって帰りが遅くなる」とか、本当にそのお金が必要なものなのか、良く考えるように伝えています。
また、本も買いたい物をちゃんと前もって話し合い、それ以外は本屋には立ち寄っても読むだけで買いません。頂き物の図書カードを持たせているので今~を買ったらカードのお金はもう無いからね、それで良いのね?と本当にその本が欲しいのか、ちゃんと考えるように伝えています。
お子さんも「こうしたい!」と言う気持ちがしっかりしてらっしゃるので、 前もってそういう自分やお金の事と向き合うことも良いのかな?と思います。
「こうしたい!」と言う気持ちがどうしたら叶えられるのか、どうしてお母さんが叶えられないのか、ちゃんと分かるようになれば、叱らなくてもきっと考えてくれると思います。大事な我が子だからこそ、わがままばかり聞いていられないという母の気持ち、ちゃんと分かってくれると思います。
上手く行くか分かりませんが、我が家の場合これで少し関係が変わってきたので参考までにお伝えしておきますね。少しでも外出が楽しくなりますように。
保育士:かめごん
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