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学資保険への加入を検討しています。夫が糖尿病で投薬治療を受けていますが可能ですか?
ご質問の件ですが、糖尿病の投薬治療の内容を詳細に伺っているわけではないので、なんとも言えませんが、学資保険の契約はかなり難しいと思います。
なぜかというと、学資保険の多くは、「契約者(=大抵はご主人様)に万が一(死亡・高度障害)があった場合は、その後の保険料支払いを免除する」という、契約者の保険の機能がついています。
そのため、学資保険の契約時に、「告知書」という書類に、ご主人様の過去の病歴や現在の体況などを書く必要があります。
そこに「糖尿病の投薬治療中」と書かれると、多くの場合、謝絶(=契約できない)や割り増し保険料などになってしまうからです。
逆に、うそをついて「告知書」にそのことを書かずに保険に入ることはできます。そして、満期まで何もなければ何も起きないのですが、もしご主人様に万が一のことがあった場合、「告知義務違反」として保険会社が保険金の支払いを拒否する(つまり、保険料を払い続けてきたのに、保険金を受け取れない)ということが発生します。それでは、何のための保険か・・ということになり意味が無いですよね。
ただ、学資保険は他の生命保険や医療保険に比べて、各社とも健康状態の診査の基準は緩やかです。
ですので、一度、学資保険の申し込みをしてみて、割り増し保険料などの条件が付くかどうか結果を見るのもいいかもしれません。
ご契約のときに必ず ・どんな薬をどのくらいの頻度で服用しているか ・インスリンの投与の有無 ・頻度・糖代謝に関する数値(空腹時血糖値やHbA1c) ・合併症はあるかどうかを聞かれますので確認しておいてくださいね。
そして、もし学資保険に入れたらラッキーですし、もし割り増し保険料などになったら契約の取り消しをすれば問題ありません。
学資保険だけがお子さんの教育資金づくりの方法ではありませんから、銀行の積立や会社の財形などもチェックして見てくださいね。
ファイナンシャルプランナー:福耳先生
2級ファイナンシャル技能士(国家資格)。日本国内だけではなく香港・スイスの金融事情にも通じる国際派FP。「あなたが人生・いのちの主人公、お金は使うためのもの」がモットー。やさしい言葉でお金の本質を伝えます!
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