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口臭の原因には、歯磨き不足、歯肉炎、虫歯、唾液分泌不足等が考えられます。一般的に、朝起きて直ぐのときは口臭が強くなります。
対策としては、歯磨きを丁寧にする事と、また、もし虫歯がある場合には、早めに治療をして下さい。

口臭がとても強い場合には、殺菌、消臭効果のあるデンタルリンス(うがい剤)もありますので、これを利用してもよいと思います。
全身的な疾患(消化器、呼吸器、鼻咽腔疾患、糖尿病等)や、薬を服用している場合が原因の時もありますので、この場合は、その病気を治すことが大事です。

ご相談の息子さんの場合、アレルギー性鼻炎がある、とのことなので、口を開けたまま寝ている可能性があり、そのため唾液が乾いてしまっていることが考えられます。唾液が少なくなると口臭は強くなる傾向があります。
また、口を開けたまま寝る、という場合には、枕の高さや位置が関係していることもありますので、一度チェックしてみてください。

医師 歯科：篠崎 由香里
2009年12月10日

年齢から考えておそらく歯周病を原因とするものではないと思われます。もしお口の中に神経に達するまで進行した大きなむし歯があるようならにおいの元になる可能性はありますが、いかがですか?
他に考えられるとすれば、鼻炎による鼻腔からのにおい、あるいはアデノイドなどの扁桃腺の慢性的な炎症からの臭いではないかと推察します。
この診察は耳鼻科での相談が適していると思われますので、ご相談なさってみてください。

マウスウォッシュ等は、歯周病の細菌を減らす効果などがありますが、お子さんが頻繁にお使いになるのでしたらできるだけ安全面を重視して、水かお茶でのうがいが良いのではないでしょうか。
特にのど(扁桃腺)の菌を減らすにも、ぶくぶくとガラガラのうがいは効果的であると思われます。もちろん、お口の中の菌を減らすために、丁寧なブラッシングもしてあげてくださいね。

最後に、鼻炎があるとお口で呼吸する癖がつくため、お口が乾燥しやすくなります。唾液には粘膜を保護したり抗菌作用があるので、乾燥した状態ではお口やのどの炎症が強まります。
できるだけ日中はお口を閉じることを心がけてください。(今のシーズンなら、マスクも乾燥を防ぐ手立てになります)

また、唾液がしっかり出る唾液腺に成長するように、ゆっくり良く咬む習慣を意識しましょう。あまり咬むことが得意でないなら、キシリトールなどむし歯を作らないガムを利用して、咬むトレーニングを行うこともオススメです。
できれば鼻での呼吸を習慣にしていただきたいので、やはり耳鼻科でしっかりアレルギー性鼻炎をコントロールできることが必要かと思います。

医師 歯科：岡本 千春
2009年12月 8日