まなび 育児・しつけ 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
3才2ヶ月の長男です。カナダ在住で父親はカナダ人(フランス語圏)です。私は子どもたちに日本語で会話をし、父親はフランス語で会話します。以前から気になっていた事なのですが、長男が「パパ・ママ」と呼んだ事がありません。自分の欲求も言葉にした事はありません。欲求の表示はただ泣くのみで、コミュニケーションの手段としては疎かなものです。
私たちが彼のパパとママである認識はあると思いますが、どうして呼べないのかは謎です。次男の世話とも重なって、イライラして「泣いてても分かんないよ!」と言うこともありますし、放っておく事もあります。そんなこんなでトイレトレーニングもとても難しい状況です。私は無口な方ですが、ずっと黙って過ごすわけではないのでそれが原因とは思えませんが、やはり私に落ち度があったのではないかと悩む毎日です。
日本を離れ、海外での生活のなか、2人のお子さまの育児に本当にがんばっていらっしゃいますね!お兄ちゃんになられたばかりで、赤ちゃん返りされているのか、あるいはお父さまはフランス語で、お母さまは日本語で話しかけられていらっしゃるので、頭の中でどちらのことばで話したらいいか、まだ混乱していらっしゃって、うまく言葉にできないのかもしれませんね。
私の長男も言葉が遅かったので、お気持ちはとてもよくわかります。当時保健婦さんから教えていただいて、実践していた方法をお話しますね。
たとえばジュースが欲しそうなとき、さっとジュースを出してしまうのではなく、待ってみて、それでも伝えられないようでしたら、「何が欲しいのかな?」→(待つ)→「ジュースが欲しいのかな?」→(待つ)→「ジュースください、だね」のように、子どものその時の気持ちや要求をかわりに言葉にしてあげます。
おもちゃを誰かにとられて泣いていたら、「悲しかったんだね」「とられていやだったんだね」「とらないで、だね」という感じです。
そうすると子どもの中で、こういう時はこの言葉を使えばいいんだ、と少しずつ理解してきて、発語につながってくるそうです。
下のお子さまのお世話もあり、お忙しいとは思いますが、いい機会だと思いますので、しっかり上のお子さまと向き合ってみてください。(下の子はミルクとおしめをちゃんとしていれば、手をかけなくても自分でたくましく育っていきます。実感です。)
発語だけにかぎらず、お子さまの普段のご様子はいかがでしょう。「新聞をとってきて」とか、「このごみをゴミ箱に捨ててきて」などというこちらからの指示は伝わって行動なさいますか?こちらからの呼びかけ(○○ちゃん)にふりむきますか?
これらのことができなかったり、難しかったりするときは、もしかしたら耳の聞こえが弱いなど、なかなか気づかないことがあるかもしれません。
日本では3才をすぎると、保健所で「3歳児健診」というものがあり、そこで言葉の遅れやほかの相談にのってもらえるのですが、カナダにもそのような制度はありますか?
相談窓口があれば、お子さまとご一緒にいかれて、気軽に相談されてみてもいいと思います。専門のスタッフがいいアドバイスをしてくれると思いますよ。
先輩ママ:楽チンママ
2009年7月27日
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