産科医療補償制度とは?どの病院もこの制度に加入しているの?
お腹に5ヶ月の赤ちゃんがいます。産科医療補償制度の開始によって、以前よりその分の分娩費用があがったということを聞きました。補償の対象が限られているようですが、どの病院もこの制度に加入しているのですか?
産科医療補償制度は、分娩を取り扱う医療機関が加入する制度です。
通常の妊娠・分娩にも関わらず、分娩に関連して重度脳性まひとなった赤ちゃんを速やかに補償する機能と、重度脳性まひの発症原因を分析し、再発防止に役立てるための機能を併せ持っています。平成21年1月1日から始まりました。
1件のお産につき、病院負担の掛け金が3万円であるため、掛け金相当分を出産費用に上乗せして請求されています。しかし、この制度に合わせて、平成21年1月から出産育児一時金も3万円引き上げられていますので、実際にはパパママの負担増はありません。
出産は絶対に安全なものではなく、産科・小児科・救急の医師が不足している現状では、すぐに高度な医療が受けられるとも限りません。この産科医療補償制度は、産科医療の質の向上と、妊婦さんが安心して赤ちゃんを産むことができる環境の整備を目指しています。
この制度に加入している分娩機関の一覧は下記HPで確認することができます。また、加入している分娩機関では、院内にシンボルマークが掲示されます。
産科医療機能評価機構
その他(専門資格):チーフアドバイザー こうの先生
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