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1人目のお子さんが、27週の早産で帝王切開での出産であったとの事ですね。早産(妊娠22週から36週の末までにうまれること)は、一般に数%の率でおこりますが、過去に早産の経験がある人の場合は、再び妊娠したとき、早産になってしまう率が2～3倍増えるようです。
したがって、統計上は、10数%の危険が考えられますが、実際のところは妊娠してみないとわからないですね。

また、前回の帝王切開が27週という、まだ子宮が十分大きくなっていない時期におこなわれていますので、子宮の切り方(切開創)が比較的大きい、又は、子宮を縦に切る方法だった可能性があります。
そのような場合は、次回からの妊娠の時、陣痛が始まる前でも子宮破裂という病気(以前の手術で子宮を切っているとその傷あとが裂けてしまう)が多いと言われており、非常に危険です。

陣痛が始まったあとは、さらに子宮破裂が多くなるので、大部分の病院で、妊娠中期の帝王切開をうけた方は、次回も必ず帝王切開を勧められると思います。
何%の危険性とは、はっきりあらわしにくいのですが、子宮破裂はもし起これば、お母さん、赤ちゃん双方の命をうばうこともある病気ですので注意が必要です。

医師 産婦人科：西川 吉伸
2008年11月 5日