便秘・うんち・おしっこ 子どもの病気 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
娘が便秘で、力むたびにミルクを鼻からも口からも出して苦しそうにしてます。吐かない時でも、うんちが途中で止まってしまい泣いています。うんちは、硬くて少し大きめでころっとしてます。時間をかけて頑張ってます。
体重が多いので、ミルクを離乳食の時に120cc2回と180cc2回を1日にあげています。
水分が足りないのですか?白湯もお茶も飲んでくれずに、果汁は太ると思ってあげていませんでした。今は離乳食をやめて、ミルクを薄めて水の量を増やしてあげています。でも硬いうんちです。
子どもが嫌がらずに軟らかいうんちを出す方法を教えて下さい。
いつからなのか記載がありませんが、体重は順調のようですから、先天的な腸の疾患などによる便秘は否定していいと思います。
排便のときの痛みは家族の方が思っている以上に問題をはらんでいます。
乳幼児での硬い便秘は、なにより痛みを避けたがりますから、大人とは逆に、無理やり排便を我慢します。排便を我慢すれば、当然さらに硬く大きな便になってしまいます。
つまり、悪循環となり、学童くらいになると授業も手に付かずクラスで遺糞してしまい、それがきっかけで不登校になるという例もあります。
十分な運動、水分をしっかりとるなど重要です。
お子さんの場合、少し離乳食のペースを速めてみてはどうでしょう。
いわゆる機械的刺激を与える食品としては、繊維の多いもの、ゴボウ、大根、人参、もやし、タケノコ、レンコン、カボチャ、白菜、トマト、キャベツ、白菜、タマネギ、セロリ、ほうれん草、なす、ネギ、、、そして、ほとんどの果物、芋類、豆類さらに、麦飯、オートミール、コーンフレーク、黒パンなど穀類、多くのキノコ類、ほとんどの海藻があります。
化学的刺激を与えるものとしては、砂糖、乳糖、麦芽糖など糖分、酸味の強い果実、酢の物、ヨーグルトなどの有機酸バター、牛乳、ごま油、オリーブオイル、など脂肪分の多いもの。あとは寒冷刺激を与えるものとして、アイスクリーム、冷水、冷たい牛乳などがあります。
塩分、香辛料、炭酸(ビール)なども催便作用がありますが、もちろん子どもは与えられません。それでどうしてもだめなら、昔からこうした際に使われるマルツエキス、漢方薬では防風通聖散がよく効きます。とにかく、便を軟らかくすることを考えてやってください。
医師 小児科:桑折 紀昭
2008年3月18日
1983年より愛媛県宇和島市で小児科クリニックを開業、99年から病院ヘ行くほどではないけれど心配なこと、病院で聞きにくいこと、聞けなかったこと、聞いたけれどよくわからなかったこと、などの質問に答えるHPを開設、2001年からは病児保育施設にも力を注いでいる。
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