ストレス ママ・家事・家計 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
ふたりの息子から四六時中「ママ」「ママ」と呼ばれ、気が休まりません。食事中、トイレ中、着替え中等何をしていても呼んできます。「○○が終わったら聞くので待っててね」と促しても我慢できずに、自分のやっていることの報告やおもちゃ探しの要求、空想の世界の話など、途切れることなく話しかけてきます。
私自身も、「ふーん」と返事がいい加減になり、「ママママばかり言わないで!うんざりするよ」と怒鳴ってしまうこともあります。子供の心に「不安感」があるので、まとまりついてくるのだと思います。子供にどう接してあげれば「安心感」を持ってくれるのでしょうか。
幼児向けの音楽教室の講師のtorakoと申します。保育士、教育カウンセラーの資格もあり、成人した一男、一女の母でもあります。
6歳と2歳8ヵ月のお子様の育児に毎日大変なご様子ですね。こどもにとって、母親はかけがえのない存在ですが、四六時中、「ママ」を求められると、気が休まる暇がなく、疲れてしまいますよね。
お母様ご自身も、「不安感があるのでまとわりついてくるのだと思います」とおっしゃっているように、よくお子様についてご理解されているようです。
下のお子様はまだ、年齢的にお母様を何度も呼ぶのは、自然なことと思われますが、上のお子様は家庭外での、同年代のお友達とのかかわりも増えていく時期です。
ご家庭において、母親を求めるのは、安心したい気持ちもありますが、兄弟関係の中で自分を認めて欲しいと思う気持ちから起こることも考えられます。 上のお子様を「おにいちゃん」という立場で接してしまうことはないですか。平等にと思っても、どうしても下のこどものほうに手がかかってしまうものです。
お母様もよくおわかりと思いますが、お子様にとって母は「安全基地」です。「○○ちゃんだけのママ」の時間があると、お子様はより安心していくと思われます。
他のご家族やご友人の協力がないと難しいかもしれませんが、二人だけで遊ぶ、出かける、などの「ママとおにいちゃんだけの時間」を作ってあげるのも一つの方法です。
幼児期はいろいろなことに興味を持つ時期です。興味を持つことを子どもは一番身近な親に共感して欲しいとも思われます。
そして、「ママは忙しい・・・少し待とう」という配慮は、これから出てくるかと思います。
多少の個人差はありますが、何よりも自分を優先して欲しい気持ちは、6歳くらいまでの子ども達独特のものです。
上のお子様に対しては、ママが忙しい時間帯を時計を使って具体的に教えてあげて効果があることもあります。ママをおとなしく待っていたら思いっきり誉めて抱きしめてあげてください。
下のお子様は上のお兄ちゃんをよく見ていますから、待てば誉められると、察知します。上のおにいちゃんが、「ママ、ママ」と以前ほど言わなくなると少しづつ、変わっていくかもしれません。
いずれにしても、子どもたちが「ママ」を要求する時期は続く訳ではありませんよ。
私も、かなりの昔に通ってきた道でもあります。寄ってくる子ども達を手で払いのけたくなったこともありました。大変ですが、頑張ってくださいね。
幼児教室講師:torako
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