母乳 授乳・離乳食 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
右上の親知らずに虫歯が出来てるみたいで、鈍痛があります。子供が8ヶ月で母乳育児をしていて、なかなか治療に行けず、この際だから抜きたいんですが、抜いた後痛み止め等の薬は授乳していても飲めますか?
母乳育児の場合、治療してもらう上で気をつける事は何ですか?
母乳育児中の虫歯治療でお悩みとのこと、お薬の服用で注意は必要だと考えます。抜歯をする場合は、通常痛み止めと抗生剤を服用します。
母乳には少なからずお薬の成分が流れることになりますので、お子さんに移行することはできるだけ避けたいものです。 特に、母乳からお子さまに移行して問題となりやすいのは痛み止めと考えられています。
また、抗生剤の中にもテトラサイクリン系という種類では、お子さんの歯の色や質を変化させることが知られていますので、注意が必要です。
いずれにしても、できれば離乳食が進んで母乳を少量しか飲まない時期まで、抜歯やお薬の服用は延ばした方が無難かと思います。
ただし、どうしてもお薬が必要なときは、お子さんに母乳を飲ませた直後に服用し、それから5時間程度あけて母乳を再度飲ませるという工夫をすれば、お薬の移行を最小限に防ぐことができます。
また、すでに痛みが始まっているのであれば、一度早めに歯科医院を受診し、応急処置で痛みだけでも和らげてもらうことができるかもしれません。
あまり長く放っておくと、薬の使用期間が長くなる恐れがあります。
最近はお子さまを診療中に預かってくれる歯科医院もありますので、お電話で確認してから受診なさってはいかがでしょうか。
医師 歯科:岡本 千春
2006年11月 2日
親知らずに痛みがあるということですね。まだ、お子様が小さいということなのでなかなか治療に通うのも大変ですよね。
授乳中はほとんどの薬が母乳から移行してしまうそうです。ですから、なるべく副作用の少ない鎮痛剤をのまれたほうがよいと思われます。
母乳育児の治療で気をつけることは、薬と、麻酔の影響が多少母乳にでてくると思われますので、担当の先生とよく相談してみて下さい。
通常の治療と投薬ではそれほど神経質にならなくても良いのではないかと思われますが、確認された方が安心できるのではないでしょうか。
医師 歯科:島田 昌也
2006年11月 6日
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