まなび 育児・しつけ 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
息子は「こうだったらいいな」と思うことを、さも現実のことのように話します。先日は「担任の先生誰だった?」と聞くと「○○先生だったよ」と大好きなテレビ番組の登場人物の名前を言いました。これは明らかに嘘であるとわかったため、「本当は?」と聞くとちゃんと名前を言ってくれたのですが、以前は息子の言うことをそのまま信じきっていました。後から、あの時息子は嘘を言ったんだと知ることが何度となくありました。
子どもはそうやって空想の話と現実とをごちゃ混ぜにして話をすることがあると聞いたことがあるのですが、親はどうやって対応したらいいのでしょうか。「真実」を聞き出すよりも、「そうなんだ」と息子の言うことをそのまま受け止めてあげるべきなのか悩んでいます。
自分の子がうそを言うとびっくりしてしまいますよね。ママは、この子はどうなってしまうのかしらときっと心配で心配でと言うお気持ちでしょう。
でも子どもがうそを言うのと大人がうそを言うのは違うのであまり厳しく叱らないであげてくださいね。きっと、「~だったらいいな」とか「~だったらいいのに」と言う願望が強いのではないでしょうか。
心理学では、ママが厳しかったり、強く叱ることが多いと子どもがうそを言ってしまうという例もありますので、怒らないで「あ、そう」と軽く聞き流してみることもお勧めします。
怒られると、それを信じさせようとまたうそをつくこともあるとも言われています。
しかし、人を傷つけたり、迷惑をかけるようなうそを言ったときには、怒るのではなく、「ママは、とっても悲しいよ」とか、「~は、とっても困ったよ」とお話をしてあげて、もし、自分が逆の立場だったらどういう気持ちになるかお話をしてみてはいかがでしょうか。
「~ちゃんだったらどう思う?」と聞いてみてはいかがでしょう。年中さんなら少しずつ分かってくると思いますよ。
先輩ママ:さくら
2006年4月10日
年中になる前から、会話の中にうその部分があるようですが、幼児は「現実と想像の区別がつかず、結果的に」うそをついてしまうことがよくあります。そんな時、「わざとうそをついたでしょう!悪い子ね!」と、ひどく叱ったりしたら、どうなるでしょうか。
どの子もきっと、恐怖心を持ったり、叱られないために又うそをついたりするようになるのではないでしょうか?
お子さんは、そろそろ現実と想像の区別が付き始めていると思います。だから、新しい先生の名前を、テレビの人物で言ったり、本当の名前を言ったりできるのです。
現実と想像の間で、遊んでいるといってもいいのでは?幼児ならではの、楽しい想像をしているのでしょうね。心身ともに成長し、現実で言わなければいけない場合がわかってくれば、徐々にうそも少なくなるのでは、と思います。
一つ気になることは、2才下に妹さんがいることです。下の子ができると、自分に注意を引きつけたり、ほめられようと、うそをつく子もいるのです。
現実との区別がつかない場合も、注意を引きつけたいときも、強く叱るよりは、今はなぜうそを言ったのかしら?と、お子さんの気持ちに近づき、受け入れようとすることが大切だと思います。
許せる楽しいうそなら、「そうだったらいいのにね」と受け止め、うそが原因で実際に困った時は、うそを言ったことを叱るのではなく、困ったことが起きたのは何が原因だったのか気付くように話し合ってみてはいかがでしょう。
幼児教室講師:よっこ
2006年4月10日
幼児教室で1才から2年生までの子どもたちと、毎日楽しく過ごしている、ちょっと先輩ママです。自分が子育て真最中の時には、イライラしたりして上手くわが子と接しられなかった事も、今なら一緒に考えられそうです。
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