お友だち 育児・しつけ 子育て応援隊のズバリ!アドバイス
娘が公園など行った際、トラブルになり悩んでいます。滑り台で通せんぼして意地悪をしたりします。仕方なく無理やり引きずり下ろすと泣き叫び大変です。また譲り合いが出来ず、お友達を叩いたり噛んだりしてしまいます。仲の良いお友だちともそうなってしまいます。
本人も仲良く遊ぼうと思ってるけど上手く遊べない様子です。どう対処すれば良いでしょうか?
上手に遊ぶにはどうすればいいのでしょう。仲良く遊ぶとは、どういうことなのでしょう。
ようやく公園で、お友だちと遊ぶことが出来始めた2歳のお子さんが、最初から上手に仲良く遊ぶことは、まだまだできません。これから何年もかけて、やっと本当に、その意味を知ることになるのですね。今は、その訓練中なのだ、とお考えくださいね。
通せんぼをしてしまうこと。大人や周囲から見たら、どうしても「意地悪」に見えてしまいますね。ところが多分、これが娘さん流の、今現在の友だちとの関わり方なのでしょうね。
「来ないで」と蹴ったりしてしまうのは、本当に自分が遊具を独り占めしたいわけでなく、そうやって関わっていくことで、相手がどのような行動に出るのか、試している部分もあると思います。そして、「私が使っているのよ」という、主張の表れなのかもしれません。
もしかしたら、心行くまで遊具を独占してみて、気が済めば執着が無くなるのかもしれないのですが、いつも「野望」の途中で大人に引き摺り下ろされてしまい、娘さんの中の「欲求」が満たされきれて居ないのかもしれませんね。
お友だちの誰もいない公園ではきっと、そんなに執着はないのでしょう。お友だちがいるからこそ、自分が一番に登り、独り占めすることで、自分の存在をアピールし、どうにかお友だちに関わっていきたい気持ちがおありなのだと思います。
ただ、そうは言っても好き放題はさせられない状況ですよね。こんな時は、少し気持ちをそこから、そらせてやるのも一案かと思います。
通せんぼをしてお友だちの方ばかり向いているのなら、「早くしなさい!」と言うよりは、滑り台にまたがって、「さあ、トンネルだよ」と誘ってみたり、滑り台の上からボールなど転がして、「ボールが先に行っちゃった」などと、「滑ってきた方が楽しいよ」というような誘い方をしてみる。
娘さんがそれに乗じて楽しそうに降りて来られたら、きっとお友だちも続いて降りてこられるでしょう。そうしたら、「次は○○ちゃんの番ね」と、順番に滑ることも「順番ごっこ」の遊びにできます。活発なお子さんでしたら「はい~次~!どんどん早くなるよ~」と、順番にさっさと滑ること自体が遊びに変わってきます。
まずは、お子さんが「楽しい!」と思える場面を作ってあげてはどうでしょう。悪循環を良い循環に変えていってみてください。
通せんぼをしている時は、友だちの侵入を防ぎ、遊具を独り占めすることだけに執着しているのだと思います。こんな気持ちの時に、大人に無理に下ろされますと、子どもでもやはり悔しいと感じるものです。
また、お友だちの前で叱られることで、子どもなりのプライドも傷つくかもしれませんね。それならば、違うところに気をそらせることで、子どものプライドも傷つけず、何らかの満足を得ながら、上手に気持ちをコントロールさせることができるのではないか、と思います。
こんなことの繰り返しがあってこそ、「仲良く遊ぶって、こういうことなんだ」という、お友だちと遊ぶことの気持ち良さや達成感を知ることになると思うのですね。
まだまだ、「口約束」が実感や実体験と結びつかないのが、2歳のお子さんです。実際に、自分が体験する快感や不快感、達成感、満足感などが、自分の行動を決めていく、大きな糧になるのです。今は、まさにすべてを学んでいる途中なのですね。失敗ばかりで当たり前なのです。
どうもうまくいかない、と思われた時には、そこから執着を外してやることで、違う経験を得、そこから、もともとの問題が解決されることもあります。すぐに答えを出したり求めたりせず、お子さんの成長を待つことも大切ですね。
上手に遊ぶこと。これは、言葉では簡単そうで、実は本当に難しいことです。大人が、子どもといつも上手に遊べるかどうか、これを考えた時に、一緒に遊ぶって難しいなと、気が付かれることでしょう。
まずは、大人が「上手に子どもと遊んでみる」ことにトライしてみましょう。そこから、お子さんも遊びを学んでいかれることでしょう。
先輩ママ:うっちゃん
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